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May 26, 2003

ブリジット・ジョーンズの日記

原題 Bridget Jones's Diary
公開年 2001年
監督【著者】 シャロン・マグワイア
★★★
ブリジット・ジョーンズの日記BRIDGET JONES'S DIARY
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説明
じっくり?軽くのどちらかとおもったけれど、とりあえずじっくりに登録。

笑顔は可愛いものの時々妙にオバサンぽくみえるブリジット・ジョーンズ(レニー・ゼルウィガー)は ふとリ気味の30を少し超えた頃。
ボーイフレンドもなく、親から離れて一人暮らしで会社づとめをしている。
 毎日が寂しくて寂しくてたまらないのだが、必ず親戚が集る頃になると、まだ結婚しないの?とか大きなお世話がはじまることはうっとおしい。
 ところが、どうやら 上司ダニエル( ヒュー・グラント)が彼女にちょっかいを出しているようだ。


感想
ネタバレしてます。

と、ここまでの話であれば、私も結婚が遅かったことだし、(さほど寂しいとは思ってなかったが)
私が共感しても、至極もっともな話だと思うのだが。。。。。

 テーマとして、共感できそうなテーマだっただけに、彼女の魅力がうまく描けていない。
二人がハッピーエンドになるだけの説得力がないのがとても残念。

物を考えない、すぐにベッドにでもどこにでもついてくる 豊満な女性が最高!な男の人と いまや死語となってしまった「3高狙い」の女の人のハッピーエンドの映画。。。
じゃないはずなのに。。。。。

詳しくは 2003年5月26日の 王様の耳はロバの耳を見てください。

May 08, 2003

剣客商売

著者 池波正太郎
★★★★★
剣客商売新潮文庫―剣客商売
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説明
秋山小兵衛というのが、名前の通り小さな爺さんだが、剣の達人。知る人ぞ知る剣客です。
使い手ではない人がみると、だだの気の良い爺さん。
 その息子、大治郎まっすぐなよい青年です。前半はすこしばかり頼りなさの残る
若者ですが、後半はなかなか頼もしく成長してきます。
佐々木三冬 田沼意次の娘だが、これも剣の使い手。美しくてカッコイイ。後に大治郎と
結婚します。
おはる。小兵衛さんの年の離れた奥さん。三冬さんとはちがってのんびりとした暖かな
雰囲気をこの物語に添えています。


感想
池波正太郎の連続物です。時代物を読まれたことがない方にもオススメ。

 この登場人物の妙で一気にとりこになること間違いなし。
話も読みやすいし、この本から時代物にはまる方もいらっしゃると思うけど。。

 ドラマ化もされているようですね。 シリーズで何巻もあるので、園丁に書くにはどうしたら
良いか悩みます。ずっと続けて読んでいたのですが、育児がいそがしくなってからは
読んでいません。 
一旦まとめて書いておいてから、読み直した都度分けてみようかな

マリアのうぬぼれ鏡

監督【著者】 森茉莉
出版社 ちくま文庫
★★★
マリアのうぬぼれ鏡ちくま文庫
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説明
森茉莉の著作の中から、数行の言葉をテーマを分けて早川暢子が編集している。

感想
他の著作を読んでいると 重なるものも多く
語録というのは長すぎるとあきるものだと
思った。

私が語録があまり好きでないだけかも

貧乏サヴァラン

監督【著者】 森茉莉  早川暢子編
出版社 ちくま文庫
★★★★★
貧乏サヴァランちくま文庫
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説明
森茉莉の著作の中から食べ物のことを中心にまとめた著作集

感想
ドッキリチャンネルは悪態も多いので読んでいて疲れてしまうこともありそうだが、
貧乏サバランのほうは、気取りない森茉莉の生活が無理なくかかれていて、
文章も本人が言う「なめくじ」のようにだらだらとは比較的していないので、読みやすい。
この本を読んで、森茉莉のかわいらしさが見えてきたように思う。
(前の書き込みでドッキリチャンネルを読まれた方ごめんなさい。
 あれがイマイチでも、こちらは良いかも。懲りずに再チャレンジしてみてくださいね。)

ひとつひとつココが!というところがあるが、
ネタバレしないくらい書いておこうかと思う

1.森茉莉と母はふたりとも悪妻と呼ばれたらしい。その悪妻と呼ばれるに至った経緯とそれに対しての二人の悪妻の話しあたりなるほど
世の中とはそういうものだろうと思った。

2.私に常識はあるのかというところ。
このひとは本当に正直な人だと思った。
この件は今度ロバミミに書こうと思う。

ベスト・オブ・ドッキリチャンネル

監督【著者】 森茉莉
出版社 筑摩書房
★★★★
ベスト・オブ・ドッキリチャ...ちくま文庫

説明
中野翠により再編成されたエッセイ集
週刊新潮に連載されていたものの抜粋です。
 1979〜1985年連載

感想
売り出し中の田原俊彦を見て「軽薄と狡猾とがいくら出ても尽きぬことのない泉のように、彼の表情に溢れ出ている」
 石野真子と松田聖子を比べて、「石野真子の(自分はかわいらしい)という自信の内容を
推察すると、それはかわいらしい心だ。・略・ それが松田聖子の(あたしは可愛いんだ)という心の裏側はいやらしさに繋がっている 」

等、かなり辛らつな評や、自分のことについて書き綴ったエッセイです。

内容が身の回りのことであることと、一つ一つが短い文のため、読みやすいのですが、ずっと
読んでいると疲れてくることもあるかな?と
★はひとつ少なめにしてみました。

彼女のなかには 尊敬する父への思いやら、評価されない自分への自尊心やら、
昔は裕福であったプライドやら、その生活を懐かしむ思いやらが混在しているようです。

たとえば、最初に読んで「なにもそこまで言わなくとも」と思ったとしても、でも納得してしまうような表現があちこちにちりばめられているのです。

この毒舌?ぶりは先日亡くなった ナンシー関さんにも似ているようでもあります。

鏡をのぞく女

監督【著者】 J.ウォーターハウス
出版社 講談社

鏡をのぞく女講談社文庫
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説明
本の後表紙には、
====
美術館の階段から転げ落ちた彫刻から本物の人間の手が発見される。それは売れっ子彫刻家ブラックムーアの代表作だった。
===
このようなことがかいてありました。
最初の1ページ目を読んで、江戸川乱歩のようだななんておもいながら購入したのですが。

感想
私にはなじめませんでした。
アメリカでは本が置けないほどだという評判があったとのことですが、
私には読むのが苦痛でどうにか読み終えたという状態です。

翻訳者と合わないのかな。。と思いました。

後から知ったのですが、この作者は脚本家から小説家に転進したとのこと。
私は 脚本形式のものはどうも好きでないので、これは脚本形式ではないのですが、その片鱗があるためになじめなかったのかもしれないと思いました。
また、どうもアメリカの性的な表現はあまり好きでないものもありこれはあまりひどくないとは思いますが、低い点数になっているようです。

贅沢貧乏のマリア

監督【著者】 群ようこ
出版社 角川文庫
★★★
贅沢貧乏のマリア角川文庫
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説明
群ようこさんが自分の生活に、森茉莉の生活をおりまぜて書く、エッセイ。

感想
群ようこさんは「群れよう」という名前があまり好きではなく、読んだことのない作家だった。
読んだ感想は、森茉莉紹介部分以外はちょっとつまらない。きっとこれは「未婚の会社員で、少し年齢を重ね、友達の中には結婚した人も多い」人という著者とおなじような境遇の人が同意しながら読むのではないかと思った。

私は職業をもっていて、中年のオバだが、独身ではなく、子供もいることが彼女とは少し感覚がちがう。

いちばん、??と思うのは、結婚、子供、主婦というものを身の回りの人の状況から「つまんないに違いない。不幸にちがいない」と決めつけている姿勢がちょっと?。。。だ。

まるで、葡萄のことをスッパイに違いないと言っているキツネのようだなあと思った。

悪女について

監督【著者】 有吉佐和子
出版社 新潮文庫
★★★★
悪女について新潮文庫

説明
貧乏に生まれた女性が手腕によって大金持ちになるが、謎の死をとげる。
その彼女に関連した人の証言。

感想
何がおもしろいか といわれると説明が難しい。
ある女性について、関わった人たちの証言が次々と載っているだけである。
その証言が一人一人微妙に違う。
それによって、読み手は、彼女はどんな人だったのだろうと想像をめぐらせる。
結末まで読み進み、たぶん、読み手によってその「悪女」の評価が違うであろう。

実社会では、これほどまで極端な人はたぶんいないだろうと思うが。。。
彼女は、とても頭がよい。くるくるとつじつまの合うように嘘をつき分ける。
本を最後まで読んでも、どれが嘘でどれがまことか こちらのほうが目がくらむようだ。
 とっさに、真実をつきつけられ身動きがとれなくなっても、取り乱すこともなく平然と居直る。
その言い訳がまたうまい。小気味のよいほどである。

私には到底できない芸当なので、ある意味尊敬に近い思いも抱きながら読み終えた。
ただし、実際彼女がいたとして、知り合いにはなるのは怖いな。

黒い家

監督【著者】 貴志祐介
出版社 角川ホラー文庫
★★★★★
黒い家角川ホラー文庫
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説明
生命保険会社に勤める主人公は、ふとしたことから 殺人事件とおもわれる事件に巻き込まれる。

感想
台風の前の蒸し暑い、不快指数の高い空気を思ったときに、この本の存在を思い出した。

そんな、ドロドロした気分の悪い話ではある。
たしかに、湿度80%風もなく気温29度という感じの話だ。

 しかし、そういう話でありながら、内容は大変気味のわるいものでありながら、この本の評価が高いのは、ものすごく うまいからではないかと思った。

生命保険という知らない世界の話など、普通にかかれていては興味もなにもない人も多そうに思うが、 そこここに解説あり、小さな事件がすこしずつおこり、読み手の興味をうまく小説に向けていく。 たぶん立ち読みして、2ページくらい読んだら、購入してしまうのではないだろうか。

最後の最後まで このペースで読める本である。

面白いと思う。が、内容がグロテスクなので、好き嫌いは分かれる本だと思う。

May 07, 2003

アクセプタブル・リスク―許容量

監督【著者】 ジェフリー・アーチャー
出版社 ハヤカワ文庫
★★★★
アクセプタブル・リスク―許...ハヤカワ文庫 NV (814)
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説明
話は1692年からはじまる。
ライムギのパンを焼き、魔女裁判にかけられたエリザベス。話は現代に移る。看護婦のキムが魔女裁判について調べ始めることから話がはじまる。

感想
この人にしては珍しい設定で話しが展開していき、魔女裁判など歴史的な記載もおもしろかったです。
四星だったのは結末がもうひとひねりあるともっと良かったという思いから。

着物をめぐる物語

監督【著者】 林 真理子
出版社 新潮文庫
★★★★
着物をめぐる物語新潮文庫
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説明
全部で11話の短編で構成されている。
一人称、独白で語られている。すべて主役は違う人だ。
それぞれが、着物に関係する出来事を語るという形式である。

感想
着物について、私は知識がないのであるが、取材の苦労はいかほどかとと思うほど、詳細に語られている。着物に詳しい方にこの評を聞いてみたい。
それはおいておいたとしても、うまくできている。
 本の主人公は語り手であると同時に、やはりこの本全体としては 着物が主役なのだ。
全体を通してさらっと読める。そうして、さぞ、書いている本人もおもしろかったろうと思えるような本であった。

消えた装身具

監督【著者】 コリン・デクスター
出版社 ハヤカワ文庫
★★

消えた装身具
コリン デクスター Colin Dexter 大庭 忠男

早川書房 1997-04
売り上げランキング : 123,718
おすすめ平均

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説明
大庭忠男訳

ツアーによって、オックスフォードを訪れたメンバーが突然死んでしまい、
 その人が持っていた貴重な装身具がなくなってしまう。 という推理物です。
  最近見ていないですが、昔の火曜サスペンス劇場みたいなもので、その中でも
 ツアーに行った先で殺人。というようなカンジ。

  この物語自体は 「モース主任警部シリーズ」として テレビシリーズになったり
 ビデオ発売されている人気シリーズのようです。

感想
 イギリス文学に詳しい方だったり、イギリスにいかれたことのある方だったら楽しめそうな
 感じはするのですが、あいにく、私は両方とも [no]なので、いまひとつ楽しめませんでした。

 でも、この手の本は基本的には好きなはずなので、どうして?と思い起こしてみると、訳者の
 文体になじめなかったのかもしれません。 最初から本に乗り切れずに、自分で英訳しながら
 読んでいるかのような違和感がありました。きっと好き嫌いがあるのかもしれません。
 (私は、どうも森鴎外の文などは とっつきにくいタイプです)

贅沢貧乏

監督【著者】 森茉莉
出版社 講談社 文芸文庫
★★★★
贅沢貧乏講談社文芸文庫―現代日本の...
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説明
12編のエッセイ集。

====
(欧羅巴にいる間は)人々はどの時間も自分自身のために生きるものだと思っていた。日本の人は
他人のために学校に入り、就職し、結婚し、趣味を選び、着物を選ぶ。「お宅様のご主人は何をあそばして?」「東大の講師をしております。」略・・・・・・。(道徳の栄えより)
====
現代は「贋ものの贅沢」の時代らしい。
略・・
隣の席の人にわかるように自分の身分や贅沢生活いついてしゃべること、それらのいろいろの中に彼女たちの貧寒な貧乏性があらわれているからである。(ほんものの贅沢より)
====

感想
森茉莉の本をやっと読み終えた。 彼女は自分のこのタイプの本を「なめくじ小説」と呼んでいるが、長いものは本当に読みにくい。話がだらだらとつながりながら過ぎていく。
 しかし、短い論点がさだまっているものは私は好きだ。

May 06, 2003

ベクター―媒介

監督【著者】 ロビン・クック
出版社 ハヤカワ文庫
★★★★
ベクター―媒介ハヤカワ文庫NV
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説明
偏った考えを持った人たちがテロを企てる話です。
 思い込みってコワイ。

感想
テロ事件でふたたび思い出しました。
この本になじめなかったところは、犯罪者があまりにも
考えが足らないような書き方をされていたことでした。
 たしかに、一般常識の及ばない行動に出る人が一番
恐ろしいといえば恐ろしいのですが。。。

エリン・ブロコビッチ

原題 Erin Brockovich
公開年 2000
監督【著者】 スティーブン・ソダーバーグ
★★★★
エリン・ブロコビッチ...ERIN BROCKOVICH COLLECTOR'S EDITION
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説明
 ジュリアロバーツ(エリン・ブロコビッチ)は、3人の子持ちで、夫とは別れ、求職中。
だけど職はないし、車は追突されるし、裁判には負けちゃうし、ベビーシッターはいいかげんだし。
お金はないし、まったくついてない。
 そんな彼女が押しかけ社員に。そうして、そこで働くうちに大変な事実をつきとめてしまう。
実話に基づいた話しだそうだ。

そうして、これでアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したそうだ。
おまけに そのバストで 整形か?とも騒がれたらしい。


感想
パワフルで型破りの女性のサクセスストーリー。

ネタバレ含むので ご注意を。

1)興味と仕事
 彼女が最初に仕事について、気づいたのは なぜ不動産物件の資料に他の資料が一緒に入っているのか?ということ。
 職場の人に聞いても答えてくれない。(たぶんそんなこと思っても見なかったのだと思う)
  そういう疑問をもち、ひとつひとつを解決することが仕事の醍醐味だ。
 自分の頭の中で一つ一つの糸を結び付けていく作業は パズルを解くようでとても面白い。
  彼女は学歴も資格もなかったようだが、きちんと「考える」ことのできる人のようだ。
  (しかし。。。あの記憶力。。並の人には真似できない。。私ももちろん エリンにはなれません)

2)仕事と家庭
 仕事が面白く、皆から期待されれば それにこたえたくなる。
 そうして、答えるために 仕事をやると、今度は家がおろそかになってしまうのだ。
 彼女の子供達の状況を見ながら オロオロとしてみたり。ほっとしてみたり。
  ただ、何にせよ、保護者が仕事にのめりこみすぎると子供にしわ寄せがくる。

3)でも?
 でもでも。今ひとつ。これは違う!と思うこともあった。
 軌道に乗った仕事をするにあたり、ちょっとした諍いがあるのだが、その時の彼女の言葉。
 「私は評価されたのがはじめてなの」「みんなが私の言うことをきちんと聞いてくれるの」
 たしかに、ありそうな話だけど。

  だけど、それが子供の世話を他人に押し付けている理由だったら、パチンコが楽しいからといって
 車に子供を置いているお母さんと同じようなきがする。
  世話をしてくれた 人にもねぎらいの言葉も無い。
 (でも、そこが良すぎる人でないところが リアリティがあったのかもしれない)

5)ジュリアの顔
 しかし、病気の時のジュリアの顔。メークでああなったのか。ただのスッピンなのか。鬼気迫るところありました。

 ウエイトレスさん役に、ご本人のエリンブロコビッチが出演しているそうです。名前は ジュリアという名前らしい。

スパイキッズ2 失われた夢の島

原題 Spy Kids 2: The Island of Lost Dreams
公開年 2002
監督【著者】 ロバート・ロドリゲス
★★★★
スパイキッズ 2...SPYKIDS 2:THE ISLAND OF LOST DREAMS
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説明
スパイキッズの続編

 スパイキッズとして活躍した お姉ちゃんと弟にライバル出現。
 それにしても、勝つためには 手段を選ばないなんて、汚いヤツラだ。。うう〜む。
 おまけに嘘も平気でつくし。。。

感想
 1)子供が大好きな不思議な物(小学校の理科で出てくる)が楽しい
 2)あれれ?この武器って ディズニーランドで売ってなかった?
 3)懐かしい映画のシーンを思い出す大人もいるんじゃないかな。
 4)やっぱりメカがすごいけど、メカ以上にすごいものがあるってことだよね。
 5)最後はやっぱり ハッピーエンド。 

 私は2の方が好きでした。 その理由は。。。

 テーマ
  ツールにたよらず 頭をつかえ? ってか???

 問題シーンもなく、安心して小さなお子様から大人まで見ることのできる映画です。
 
 私は両方とも好きだけど 2の方が好きかも。。
 あんな遊園地、行ってみたいけどコワイ。

スパイキッズ

原題 Spy Kids
公開年 2001
監督【著者】 ロバート・ロドリゲス
★★★★
スパイキッズ ―...SPYKIDS
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説明
 昔スパイだったお父(アントニオ・バンデラス)さん、お母さん(カーラ・グギーノ)。現在は引退して、子育て真っ最中。
ところがひょんな事から仕事を請け負うはめになった。
そうして、敵に囚われてしまう。
 
事情を知らなかった子供たちはびっくり。
事情を知って 両親救出へ立ち上がる。

感想
 見所
 1)えっつあの人が?そうなの?
 2)すご〜い。まさかこうなっていたとは。。(メカ)
 3)意外にやるじゃん。
 4)やっぱりアクション?お姉ちゃんの びしっとぶりと弟のへろへろぶりがなかなか。

 こんな感じのハッピーなおこちゃま ミッションインポシブルです。

 テーマ
  やっぱ家族かな? 兄弟、姉妹かも。

May 05, 2003

メダカの花嫁学校

原題 阿川佐和子
★★

メダカの花嫁学校
阿川 佐和子

文芸春秋 2000-10
売り上げランキング : 265,936

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説明
壇ふみさんのこと、みのまわりのことを
書き綴ったエッセイ。

感想
阿川佐和子さんに少し興味があって、購入したが
最初を読んだきりお蔵入りになっていたものをキリをつけようと読み終えた。

う〜ん。熱烈なファンならばもっと評価が高かったでしょうが、本人がどこか自分を出しきれてないっていうところがいまいちの印象なのでしょうか。
 辛目の点で申し訳無い


記入日時 2003/05/05/18:26:25 No.109
記入者 pon2

六番目の小夜子


六番目の小夜子
恩田 陸

新潮社 2001-01
売り上げランキング : 10,682

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説明
NHKでドラマ化されたものを2,3回見て、通勤の暇つぶしにと読んだもの。

感想
う〜ん。私としてはいまいちでした。
期待していた路線がちがっていたのかも。


記入日時 2003/05/05/18:25:14 No.108
記入者 pon2

スリーピング・マーダー

監督【著者】 アガサ・クリスティ
出版社 ハヤカワ文庫
★★★★★

スリーピング・マーダー―ミス・マープル最後の事件
アガサ クリスティー 綾川 梓

早川書房 1990-07
売り上げランキング : 168,523
おすすめ平均

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説明
==内容に触れます=====

新しい家を手に入れるのですが、その家はじめてのはずなのに、以前見たことのあるような感覚に主人公はとらわれます。


感想
さすがミステリーの女王?
最初からすっかりひきこまれ、最後までいっきに読みました。ミス・マープル、最後の事件だそうです。


記入日時 2003/05/05/18:24:34 No.107
記入者 pon2

致死性ソフトウエア  (上・下)

監督【著者】 G・ワトキンス
出版社 新潮文庫 
★★★★★

致死性ソフトウェア〈上〉
グレアム ワトキンス Graham Watkins 大久保 寛

新潮社 1997-05
売り上げランキング :
おすすめ平均

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説明
ことの始まりはパソコンから。
奇妙な事件が起こり、それが少しずつ広がり始めている。


感想
面白くて面白くて読むのを辞めるのがおしいほどで あっという間に読み終えてました。
 たぶん、ソフトウエア関係の仕事をしている人、DOOMというパソコンゲームをしたことがある人は 一段と楽しめると思います。


記入日時 2003/05/05/18:21:47 No.106
記入者 pon2

12の意外な結末

監督【著者】 ジェフリー アーチャー
出版社 新潮文庫
★★★★

十二の意外な結末
ジェフリー アーチャー 永井 淳

新潮社 1988-09
売り上げランキング : 123,791
おすすめ平均

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説明
12編の短編集です。それぞれに楽しめました。

感想
かなり軽いので、通勤電車などでおすすめです。
全部おもしろかったですが特に好きだったのは
「掘りだし物」


記入日時 2003/05/05/18:20:06 No.105
記入者 pon2

レッドオクトーバーを追え

原題THE HUNT FOR RED OCTOBER
監督ジョン・マクティアナン
★★★★★
レッド・オクトーバーを追え!THE HUNT FOR RED OCTOBER
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説明
ソ連の原子力潜水艦 レッドオクトーバーが突然アメリカ東海岸に接近してきた。
すわ、戦争?。という状況で、CIAアナリストのジャック・ライアンがその狙いをさぐることになる。

感想
このショーンコネリーはまるで毛並みのよいシェパードのような、潜水艦の艦長です。
 トム・クランシーシリーズの一作目、
このときは アレック・ボールドウインがジャック・ライアン役をやっていますが、これ以外は ハリソンフォードがジャック・ライアンをやっています。

手に汗握る展開。 ショーンコネリーファンでなくても、十分楽しめると 思います。

ソフィの選択

原題SOPHIE’S CHOICE
監督アラン・J.パクラ
★★★★
ソフィーの選択SOPHIE’S CHOICE

説明
新しい家に下宿することになった主人公は、同じ下宿に住む一組のカップルと仲良くなる。
そのカップルの美しい女性にはなにか秘密があるように見える。最初は彼らの自由さにあこがれる主人公だが、だんだんと彼女の秘密が気になってくる。

感想
これも不思議な魅力の女性(メリルストリ‐プ)の映画です。
 重いテーマですが、見ごたえがあった記憶があります。

======内容に触れます======

以下激しいネタばれです。


ソフィの選択というのが ユダヤ人収容所で、二人の
子供の選択をせまられて、結局どちらか一人を選んで
しまい、それを引きずっているという内容です。

これ。。どこかでみたことありませんか?
そう 某コミックの MONST●R(伏字になってないって。。)最終回あたり。。。偶然でしょうけど。


===

フランス軍中尉の女

原題FRENCH LIEUTENANT'S WOMAN
★★★★
フランス軍中尉の女FRENCH LIEUTENANT'S WOMAN

説明
一人の女性が暗くたれこめた空の下、黒いマントをはおって、荒波を見守っている。
彼女はどこか病的で暗い顔をしている。回りの人はみな彼女を「フランス軍中尉の女」と呼んでいる。

感想
メリル・ストリープ主演の映画です。
虚構の世界と現実の世界が交錯し、対照的に進む物語がとても面白かった覚えがあります。

シャイニング

原題THE SHINING
★★★★
シャイニング 特別版...THE SHINING
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■説明
冬場の、ホテルの管理人を家族で請け負うことになった一家がホテルにつくと、次々に不気味な出来事が起こる

■感想
怖い。すごく怖い。1980年の映画で、CGなどもつかわれていないのですが、画像から冷たい空気が流れ出すかのように怖さがじわじわ伝わってきます

=========内容にふれます=========


怖い映画でありがなら、映像の美しさが記憶に残っています。エレベータホールの整然とした中に流れる赤い血。
庭の迷路。怖いくらいの静けさ。

風の谷のナウシカ

原題 風の谷のナウシカ
公開年 1984年
監督【著者】 宮崎駿
★★★★★
風の谷のナウシカ
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説明
 舞台は未来のたぶん地球。過去の戦争により、文明も一度失われ、人間達も汚染された土壌に苦しみながら生活をしている。 そんな中でも平和に自然に寄り添いながらつつましく生活していた風の谷がある日突然戦争に巻き込まれる。 ナウシカは風の谷の姫。

感想
 ナウシカは、2,3年前までの私が大好きだったキャラクターだ。真剣に彼女のようにすべてのものを愛したいと思っていた。

 今はいろいろなことがあり、現実を知り、少し考えが変わってしまっているが、やはり、ドロドロとした日常を書き連ねた上の本よりも、彼女やこの物語が「大好き」と言ってしまう。

映画も面白いが、アニメージュにのった原作はもう少し後まで書かれている。私は映画も好きだが原作も好き。

 大王くらいの子供には、どのくらい理解できるかはよくわからない。
ささくれ立ってしまった気持ちのときに自分ひとりでじっくり見て、忘れていた気持ちを思い出し、リフレッシュしたいなあと思ったりした。シーンとしては、他の映画にくらべると子供が見ても問題ないレベルだと思う。

グリーンフィンガーズ

原題 Greenfingers
公開年 2000年
監督【著者】 ジョエル・ハーシュマン
■星 ★★★
グリーンフィンガーズGreenfingers

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説明
刑務所に入っていた囚人達が 園芸の楽しさに目覚めていく話です。実話を元にしているそう。

冒頭は クライブ・オーウエンの手紙からはじまります。そうして舞台は刑務所へ。


感想
前評判が高かったので、私の期待が大きすぎたのかもしれません。
また切れ切れに見てしまい、話に入り込めなかったところにも問題があるかも。

最初に作り上げた庭は素晴らしかった。花が咲き乱れていて、まさに百花繚乱。
もっとじっくり庭を見たかったなあ。
また、自然も綺麗だった。やはり一度は行ってみたいと思いました。
 
気になったシーンは、ネタバレになるので、これから見たいと思う方はこれ以降読まないで下さいね。

1)クリスマスにもらったプレゼントは、violaと書いたおなじみのビオラの写真付きの種だった。
  それを蒔いたのに、生えてきたのは、 ビオラ?と思うようなセントポーリアみたいな花。
  (蒔いた種と咲いた花が違うじゃん!造花か?)
  ニオイスミレだといっていたけど、あんな種類のニオイスミレがあるのかな?せめて種袋はニ  オイスミレの種を準備して欲しかった。
2)園芸の楽しさ、植物を植える楽しみを知っている人にしては、生きている植物を自分が気に入らないテーマだからといって バーナーで焼き尽くすっていうのは?本当のことなのかな?
 可愛そうな多肉植物やサボテン。
だいたい、他の場面で、自分の罪を悔い、人の命を奪ってしまったことに対して、生命を慈しむ楽しみをといていた人が、「植物を生命とみなしている」自分の都合で、丸焼けに植物をしてしまうなんて。。

3)コンテストに出した庭のよさが実は私にもわからなかった。
 道端の草にもよく見るとかわいらしさ、よさがあるのに、ただぼうぼうとした草むらのようで。
 全体構成として、見てよさがわからない庭だったとしたら、地味な花のよさは寄ってみないとわからないところもあると思う。
  ただのめちゃくちゃな庭ではなく、こだわった庭であることを映像としても納得させてほしかった。(単に壊れた車や、仲間の像だけじゃね。。。点数は入れられないなあ。
 この庭のよさが映画を見ている人にわからないと、女王の申し入れは単なる女王の自己満足に終わると思う)

一般には高い評価を得た映画のようですが、きっとこの監督は園芸のエの字も知らない人ではないか。興味がない人なのではないか。
感動映画が作りたかっただけなのではないか?
なんて思ってしまった私は。。。。

外科室

原題 外科室
公開年 1992年
監督【著者】 坂東玉三郎
★★★
外科室

■説明
吉永小百合扮する、奥様が胸の病気を手術することになるのですが。。。。
泉鏡花の耽美の世界です

■感想
玉三郎が、言葉遣い、衣装など細部までこだわって当時を再現したという映画。
 映画としては 入り込めない感はいなめなかったが、吉永小百合の美しさを再認識した。
また、大半を費やす植物園の美しさがすばらしく良い雰囲気になっている。

言葉遣いは現代と差がありすぎて違和感が大きかった。


記入日時 2003/05/05/18:07:22 No.98
記入者 pon2

インドシナ

原題 Indochine
公開年 1992年
監督【著者】 レジス・バルニエ
★★★★
インドシナINDOCHINE

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説明
植民地時代の インドシナでの ゴム園を所有する女主人の物語。

■感想
内容はドロドロとした内容だったと思うのですが、まったくそのあたりを忘れてしまっています。
ただただ、カトリーヌドヌーブが美しかった。
みなおしたらまたこれを書き直します。

氷の微笑

原題 Basic Instinct
公開年 1992年
監督【著者】 ポール・バーホーベン
★★★★
氷の微笑BASIC INSTINCT
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説明
ショッキングな殺人事件の場面から映画が始まる。
容疑者として浮かんできたのは、売れている作家(女性:シャロン・ストーン)。
彼女を捜査していくうちに、彼女の妖しい魅力に翻弄されてしまう警官(マイケル・ダグラス )

感想
この映画を「じっくり」に登録するべきかどうかも悩んだのですが、(ちょっとカテゴリが違うような)でも、家族と一緒にはみられないし、軽くみてるとたぶん筋が追えないかもしれないので。。。

性的描写の方で有名になってしまった映画ですが、私はこの映画の性的描写はあまり興味なかったのですっかり忘れてます。もしかしたらかなりえぐかったのかも。
それよりも別の部分が、気に入っている映画のひとつです。 
海辺の別荘?に マイケルダグラスたちが捜査に来るのですが、海辺にたつシャロンストーンがさりげないファッションで美しかったこと。
 記憶で書いているので、詳細は違うかもしれませんが、サンドベージュの色をかさね、寒そうな砂浜の色と彼女の髪の色とよく合っていました。
見ている私たちまで、結局キャサリン(シャロン ストーン)に翻弄されているかのような結末:犯人がわかったようなわかんないような:も良かったと思います。
 (ナイショですが、彼女がとても頭がよくて、ミステリアスな悪女風で、色気シーン抜きの部分でも、捜査陣が翻弄されまくるところなどちょっと好きでした。本当にこんな人が身近にいたら困るけど。) 昔見た感想なので、今見るとまた違うかもしれません。 
怪しい映画は見たくないわ!と思われる方も、そういうシーンは飛ばしてみても、私は楽しめる映画だと思うのですが。
(あ、でも、子供さんと一緒とかはダメです。それと他の人と見る場合もヘンな誤解を呼びそうなので気をつけて。気まずいかもしれません。かといって、こっそり見ても怪しいしなあ。。。)

マイケル ダグラス(顎がわれている?)はなんだかこういう エッチっぽい役柄が多いですね。

誰かに見られてる

原題 Someone to Watch Over Me
公開年 1987年
監督【著者】 リドリー・スコット
★★★★
誰かに見られてるSOMEONE TO WATCH OVER ME
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説明
お金持ちの独身女性( ミミ・ロジャース)が命を狙われ、そのガードにつく警官(トム・ベレンジャー )が、妻帯者でありながらその女性に惹かれてしまうという映画。

感想
公開当時に、おすぎとピー子が 「もう。すばらし〜ぃの」とうっとりとしゃべっていたのを思い出します。たしか、主役の女性が胸につけていたのがシャネルだったとかなんとかそういうことと、家の中の様子や高級アパートの様子など。

誰かに見られている。。。の歌ではじまります。この歌と 夜の摩天楼の映像とがすごく綺麗で、す〜っと映画の世界にひきこまれました。

監督は、ブレードランナーや ブラックレインのリドリースコットです。

主婦の身でありながらこういうことを書くと問題かもしれませんが、たしかに、警官の方にたつと、妻は子供と生活につかれており、豪華で生活感のないそうして、フィアンセがいても不幸せそうな女性につい、ひかれてしまうという気持ちは、物語としては説得力あるかもしれません。

主婦としては、これを反面教師とし、疲れ果てて魅力ナシの妻にならないように努力しよう。

独身の頃に見たので、今みると「このヒト許せない!」と、感想が変わっているかもしれません。

でも、この音楽と摩天楼の映像は何回みても本当に綺麗ですよ。
リドリースコットの映画と知らずにブレードランナーとこの映画が好きになったので、リドリースコットの映像に無意識に引かれる部分が私にあるのではないかと思います。

シャイン

■原題 Shine
■公開年 1996年
■監督【著者】 スコット・ヒックス
■星 ★★★★
シャインSHINE
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■説明
このデビット・ヘルフゴットは、父の英才教育を受けた末に精神の均衡を欠いてしまった人であり実在の人です。ヘルフゴッドもピアノの才能をみとめられていたのですが、演奏後に倒れてしまい、それ以降表舞台から忘れ去られてしまいます。
1997年には主演のジェフリー・ラッシュがアカデミー主演男優賞を受賞しました。


■感想
ネタバレ含みます。
前半のデビットが倒れるあたりまでは緊張の連続です。
 ジャケット写真にのっていたように、幸せになった彼、よき理解者を得た彼の後半の部分は
人によっては退屈と思われる方もいらっしゃるようでした。

私は、この後半、理解者があらわれたことハッピーエンドであることは実話であることですし、とても嬉しく感動して見ました。

アマデウス

原題 Amadeus
公開年 1984年
監督【著者】 ミロス・フォアマン
★★★★
アマデウスAMADEUS
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説明
モーツアルト(トム・ハルス)の死因は、才能に嫉妬したサリエリ(F・マーリー・エイブラハム)が原因!という話。
彼の告白から映画が始まります。


感想
面白いサイトも発見!
">http://www4.plala.or.jp/trillweb/c_amadeus.htmさて、この映画はサリエリの告白という形で見てその筋の斬新さに最初は驚いたよくできた物語という印象が強かったのですが、
 今回見直してみて、サリエリの気持ちが実によく描かれている気がしました。
彼は努力してあそこまでの地位を得た人だった。
しかし、相手のモーツアルトが、自分が昔から「悪い」と教えられ、軽蔑するべき行動ばかりとるような人間だったら。
なのに、まざまざと天才の才能を子供のような無邪気さから悪気なく見せ付けられていたら。

 以前見たときは全体がとても面白かったのですが、今回みなおしてみて、セリフ面のうまさも感じました。
サリエリがモーツアルトの作り出す音楽の美しさを誰よりも理解し賛美していることがそのセリフから伺えます。
そうして、それが理解できるだけに、自分の作り出す音楽との力量の差に悩み苦しむところが。
単に、才能をもっているからというだけの嫉妬ではなく なぜ彼が許せなかったのかというのが分かるような気がしました。
一度目に見たときは、モーツアルトの強烈な性格に流されてしまったのですが、じっくりみるといろいろと感じることのある映画だと思います。

恋におちたシェイクスピア

原題 Shakespeare in Love
公開年 1998年
監督【著者】 ジョン・マッデン
★★★★
恋におちたシェイクスピアSHAKESPEARE IN LOVE COLLECTOR'S EDITION
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説明
ジョセフ・ファインズ(シェイクスピア)は売れない劇作家。演劇好きの(ヴァイオラ)グィネス・パルトロウと 女王陛下の観劇会で初めてで会う。 ヴァイオラは、演劇にでたくてしょうがない。男装して、オーディションを受ける。 

そうして、ロミオとジュリエットと話が交錯しながら進んでいく。


感想
 衣装や町並みがすばらしい。その時代にタイムとリップしそうでした。
 
 グィネス・パルトロウのインタビューの様子はテレビで見たことがあったのですが、さほど印象に残っていませんでした。
 また、シェイクスピア役の俳優においては、ほとんど私は知りませんでした。
  ところが、一歩映画の中で彼女・彼を見るとそれはそれは魅力的に変貌していて驚きました。
 グィネスパルトロウの金髪に合った衣装や表情の美しいこと。
 眉の濃さが気になっていた シェイクスピア役のジョセフ・ファインズも魅力を充分に発揮していました。
 これが役者の役者たるところなんですね。

 ただこの映画、根底のところで私には受け入れがたい描写が多かったのが、いまひとつ乗り切れなかったです。
 グィネスパルトロウが ジョセフファインズと惹かれあうのはわかっても事の展開が急激すぎて
 恥じらいがなさすぎるというか。。。ロマンチックというよりも。。。

 映画を見る自分の境遇によって、評価が変わるものでしょうから今の私の境遇がそれにあわなかったのかもしれないと思いました。
 しかし。全体的には大変面白かった。
 
 DVDには おまけ映像がいろいろついています。
カットされた場面よりも 実物の映画に 使われた場面だけのほうがずっとよくできているのは 監督の力なのだなと納得しました。

※子供さんと一緒に見るには問題のある場面があると思います。

=====少しネタバレ=========
この二人の関係について、期限付きの恋を楽しむと評している人がいたけれど、私はまた
別の意味合いでとらえました。

 そうではなくて、彼女は運命を受け入れながらも前向きの強い女(もしくは、現実的なクールな女)だったのだと思う。


その強さの象徴が、エンディングの映像にあるように思いました。

ドラキュラ

原題 Bram Stoker's Dracula
公開年 1992年
監督【著者】 フランシス・F・コッポラ
★★★★
ドラキュラBRAM STOKER'S DRACULA
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説明
おなじみのドラキュラですが、
怖い化け物物語というより耽美的な映像によるドラキュラのラブストーリーです。
 死んでしまった最愛の王妃にそっくりのミナをみつけたドラキュラは....

感想
  コッポラが監督した作品のドラキュラです。
 印象は、こうもりに変身したドラキュラがあまりにも醜悪で、ちょっとイメージと違う。。でした。
 あくまでも 化け物っぽくて、突然ロマンチックなドラキュラの話から化け物映画になってしまう。
でも、本当に化け物がいたら、こういうものかもしれませんね。
衣装や映像は とても綺麗。
 記憶がさだかではないのですが、多分この映画だったと思うのです。
 赤のドレスが 綺麗に空気になびいて美しかったのが頭にあります。
  でも、ウイノナ・ライダーは 地味な服だったよなあ。この映画ではなかったかな?
 もう一度見てみたいです。
  コウモリ ドラキュラが出てきた時の描写は、ちょっとあからさまで私はあまり好きではなかったです。

 たしか、ドラキュラ伯爵のゲイリー・オールドマンが なんだか田村正和そっくりに見えてしまった
 ような変な記憶もあり。

ハワーズ・エンド

原題 Howards End
公開年 1992年
監督【著者】 ジェームズ・アイボリー
★★★★★
ハワーズ・エンドHowards End
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説明
植物で思い出す映画のひとつ、「ハワーズエンド」
イギリスの郊外の家にまつわる 運命的な不思議なお話です。
明確な起承転結とか勧善懲悪があるわけではないのですが、その家をとりまくエピソードが
続きます。

感想
たんたんとしたエピソードが続くのですが、その不思議な雰囲気に飽きません。
じんわりと好きになり、最後に不思議な運命を感じるような映画です。

 郊外のその家を持つお金持ち(上流階級なのかな?)と、都会の(中産階級かな?)家の違いに驚き、また、線路の下の住まいに驚き、(都会の家のなんと狭いこと。日本の住宅とはりあうような狭さではないでしょうか)
 その郊外の小さな、質素な家と一見草深くみえる庭のよさを認めてくれる人は。。。
などと考えたりしました。

しっかりもののお姉さんにエマ・トンプソン (優しそうだけどちょっと間延びした顔で美人ではなさそうですね。でも、演技力には定評のある人です)
「眺めの良い部屋」に出てきたホームベース型の顔の中心に目鼻とおちょぼ口がついているような
  ヘレナ・ボナム・カーター も惚れっぽい妹の役で出てきます。

七人の侍

原題 七人の侍
公開年 1954年
監督【著者】 黒澤明
★★★★★
七人の侍
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説明
世の中は不景気。農作物もあまりできず、浪人がごろごろしている。
そんな世に、度重なる野武士の襲撃に耐えかねてある村で、侍を雇おうということになった。
そうして、町にでかけ、協力してくれる侍を探す。しかし、村にも金はわずか。米もわずかなのだ。

感想
たらこクチビルの志村喬が思慮深く、剣の達人としてでています。ステキです〜。

有名なところで、三船敏郎が出ています。
私が知っているような、苦味ばしった、渋い三船敏郎ではなく、野ザルのような敏郎です。
彼には彼の秘密があるのです。

そうして、その生い立ちをよみとれるような名演であるように思いました。
最後に、すかっとするような後味の良い映画です。

陰謀のセオリー

原題 Conspiracy Theory
公開年 1997年
監督【著者】 リチャード・ドナー
★★★★
陰謀のセオリーCONSPIRACY THEOR
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説明
メル・ギブソンは、誇大妄想狂っぽいタクシー運転手。いつもお客に自分が想像した国家レベルでしくまれた陰謀をペラペラとしゃべりつづけている。
彼はなぜか、司法省に勤めるジュリア・ロバーツにその内容を伝えようと何度もやってくる。
そうして、彼女の家を見張る。(ストーカーのよう)

感想
導入部からの メル・ギブソンがあまりにも「なんか、この人。。マズイ。アブナイ。」
という空気がうますぎて、最後まで見られないかと思いました。(そういうの、苦手なんです。
タクシードライバー:ロバート・デニーロも名作だったらしいのですが、苦手な部類)

メル・ギブソン自身も 危ない人で、誰が本当に恐い人なのか分からない。
 なにがおこっているのかわからない。何が本当で何がウソなのか。その謎が解けてきたときに
。。という緊張感漂う、面白恐い映画でした。

 メル・ギブソンは 顔は「良い」部類に入るのでしょうか?私はいまひとつ苦手なタイプでは
あるのですが、彼のリーサル・ウエポン シリーズは好きな映画です。
 彼について、苦手な人も多いようですが、この映画で私は彼の演技力というものを実感したように
思います。

 ジュリア・ロバーツは、なぜか美人ですよね。 顔のパーツを一つ一つ見ると
大きな口であまりバランスが良いとは思えないのですが、すごく魅力的。
見ただけで清楚な雰囲気がするのは、どうしてでしょう。 好きな女優の一人です。


ネタバレです。=============


ネット検索すると、メル・ギブソンのアクションシーンでこの話を乗り切っているとか、
演技があまりうまくないように書かれている方もいらしたのですが、

アクションシーンについては、彼は殺し屋の
としての洗脳を受けているわけですから
必要性はあり、すごすぎない程度のアクションはリアリティがあるような気がします。

また、演技については、前半の彼、とラストに
出てくる彼の差を見ると、ラストで自我を取り戻しつつあるところを見事に演じわけているように思えました。

ニュー・シネマ・パラダイス

原題 Nuovo cinema Paradiso
公開年 1988年
監督【著者】 ジュゼッペ・トルナトーレ
★★★★★
ニュー・シネマ・パラダイス...NUOVO CINEMA PARADISO
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説明
映画が大好きな少年トトは、パラディーソという名の映画館に入り浸りです。
映写技師のアルフレードにあこがれています。

子供の頃から映画が大好きで大好きで。。という子が大人になったら..。


感想
 映画館で最初にみてから もう何度も見ました。
 トトの子供の頃が可愛いいと評判になりましたが、ただそれだけの映画ではありません。
イタリアの片田舎の(実際はシチリア島あたりの島で撮影したとか。。)雰囲気もよく、
暖かく、見た後に感動の残る映画でした。

なぜ涙がでるのかわからないままに
画面に映った主人公の微笑みをみながら涙をだしていました。

音楽がやさしくひきたてています。
いろいろなバージョンがでていますが、どれも少しずつ違っていますので、見比べてみても楽しいかもしれません。

愛と哀しみのボレロ

原題 Les uns et les autres
公開年 1981年
監督【著者】 クロード・ルルーシュ
★★★★★
愛と哀しみのボレロ
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説明
ボレロにまつわる小さな個人個人の物語がひとつひとつ描かれ
それが織物のように折り合わされていきます。
随分前にみたものなのですが、モスクワ、パリ、ベルリン、ニューヨークで別々に始まった物語がラベルのボレロの旋律のようにながれはじめ〜 関わりはじめ というような、音楽と映像と物語が一体になっていくような感じをおぼえています。


感想
長編の映画ですが、それぞれの物語にひきこまれて見ました。

ルードウィヒ 神々の黄昏

原題 Ludwig
公開年 1972年
監督【著者】 ルキノ・ビスコンティ
★★★★★
ルートビヒ ― 神々の黄昏...LUDWIG
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説明
ルードヴィッヒ2世(ヘルムート バーガー)が繊細で、純粋だったゆえにたどった人生とは。

感想
ルードヴィッヒ2世は実在の王であり、
地下に洞窟を作った実在のノイシュヴァンシュタイン城などを作りました。

画像が豪華絢爛。目を奪われます。
そうして、繊細なルードヴィッヒ(ヘルムートバーガー)、美しいエリーザベト(ロミーシュナイダー)
の出てくる物語に少しずつ引き込まれていきます。
レンタルビデオですが、何度も見た映画です。

長い映画です。

ブレードランナー

原題 Blade Runner
公開年 1982年
監督【著者】 リドリー・スコット
★★★★★
ブレードランナー 最終版BLADE RUNNER:THE DIRECTOR'S CUT
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説明
 ロサンゼルスは日本語、英語、中国語混沌とした町。廃墟と化した町並みと立派なビルが立ち並ぶ。
 ハリソンフォードは、現在は引退しているが 見かけは人間と見分けがつかず、能力は人間以上の
 レプリカントの処分を行っていた 元「ブレードランナー」だった。
 その彼に、突然仕事の依頼が来る。


感想
ショーンヤングの美しさにくぎ付け。

映画館で見てすっかりとりこになってしまい、
その後何回か映画館で、そうしてビデオでと
もう何十回も見ている映画です。

最初の虹彩に写る炎の色からすっかりとひきこまれ、この映画はひとつの未来の町のプロトタイプとなっているようにもおもいます。

レプリカント役ででていたルトガーハウアーも
人気がありましたね。

つくられて、しばらくしてから感情をもつようになってきたレプリカントの葛藤に感情移入してしまい、美しい映像とその悲しさが印象にのこっています。

12モンキーズ

原題 12 Monkeys
公開年 1995年
監督【著者】 テリー・ギリアム
★★★★★
12モンキーズ12MONKEYS
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説明
 はじまると同時に赤いサルの模様がぐるぐると螺旋階段のように、こまの模様のようにどんどんと
 中心に向かってまわりながら、アコーディオンのアンバランスでギクシャクしている古風なメロディとともに
 印象に残ります。 舞台はウイルスで地上が汚染されてしまい、人類は地下生活をしている未来。
 ダイハードで有名な ブルースウィリスが使命をあたえられ、現代までタイムとリップします。


感想
 この未来像は、汚く雑然としているようなのですが、その中にもひとつのまとまりがあり
 美醜と分けると醜に入るものでしょうが、不思議に私には受け入れやすい映像です。

物語は未来からの謎解きを中心にすすんでいきます。
この映画にはブラッド・ピットも出演しています。彼の演技は、好き嫌いがあるようでしたが、私は通り一遍の二枚目役ばかりでなく
こんな役もできるということで、彼を見直しました。

五月のミル (5月のミル)

原題 Milou En Mai
公開年 1989年
監督【著者】 ルイ・マル
★★★★
五月のミルMIROU EN MAI
説明
場所はフランスの田舎町。
おばあさんのお葬式に親族がぞくぞくと集まってきます。お葬式といっても、なぜか淡々としていて ちょっぴり明るい。

感想
映画館で公開されたものを見ました。
家族のなかの出来事を傍から見ているような感覚の映画です。
印象としては、明るい日差し、美味しそうで楽しそうなピクニックの様子。ミルの無邪気な笑い顔。
そういうどちらかというと 気持ちのよいフランスの田舎の昼下がりのような映画だったと記憶していますが、 ここに書こうと思ってネット検索してみると、どうやら なんだかドロドロしたものもあったようですね。こちらのほうはすっかりと私の頭の中からけしとんでいました。

 相手の振る舞いを傍からみていて くすっとおかしくおもったりあらあら。。と驚いたりという 観客は小さな感情の起伏を感じられるけれども、全体は幸せな映画だったように記憶しています。

 もう一回みてみるとどうだろうかなあ。。。。

薔薇の名前

原題 The Name of the Rose
公開年 1986年
監督【著者】 ジャン・ジャック・アノー
★★★★★
薔薇の名前THE MAME OF THE ROSE

説明
 中世の僧院で、殺人事件が起こります。
そこに偶然居合わせたたびの僧侶(ショーン・
コネリー)がそれの謎解きをしていくミステリー映画です。
 これは筋よりも、なによりも、映画をみなければその魅力はわかりません。


感想
渋くて適度に汚いところが良い味でショーンコネリーが素敵だった映画です。
実は年とってからのショーンコネリーのファンだった頃があります。
肉体派よりも 頭脳派な役どころのほうが好きです。

フィラデルフィア・エクスペリメント

原題 The Philadelphia Experiment
公開年 1984年
監督【著者】 スチュアート・ラフィル
★★★★
フィラデルフィア・エクスペ...THE PHILADELPHIA EXPERIMENT

説明
フィラデルフィアで行われた戦艦を見えなくする実験が発端のSF。
 アメリカで本当にそういう実験があったとかなかったとかいう話もあります。

感想
 もう古くなってしまったので、SFX技術が進んだ今見てみるとつまらないかもしれないが、面白かった記憶がある。
最近はみていないので、見直してみたい。

スクリーマーズ

原題 Screamers
公開年 1996年
監督【著者】 クリスチャン・デュゲイ
★★★★
スクリーマーズSCREAMERS
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説明
兵器として開発された、生物を切り刻んでしまうスクリーマーという機械(ロボット)がこの題になっています。遊星からの物体Xとにたような雰囲気のSF映画です。


■感想
最後のオチが少し不満だったようなきもしますが、途中のハラハラはとても楽しめたと思います。
後からブレードランナーや、トータルリコール等の原作者のフィリップ.k.ディックの原作だということを知りました。
ブレードランナーもトータルリコールも大好き。
以下ネタバレ

もしかして、絶望的な未来をどうにかしようと微力ながら戦っている人間っていうのが好きなのか?

遊星からの物体X

原題 The Thing
公開年 1982年
監督【著者】 ジョン・カーペンター
★★★★★
遊星からの物体X THE THING
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説明
場所は南極基地。
犬を追いかけるヘリから始まる。なぜ犬を追いかけるのか。犬を助け、最寄の基地まで行ってみると人っ子一人いない。


感想
 SFX技術が進んできて、最近では映画で何が起ころうとも驚くことがないようになりましたが、
 この映画を最初に見たときはショックでしたね〜。これはこれなりに、今でもすごく恐いと思います。
 夢にでてきそう。

コピーキャット

原題 Copycat
公開年 1995年
監督【著者】 ジョン・アミエル
★★★★
コピーキャットCOPY CAT
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説明
シガニーウイーバーは犯罪心理分析医。講演で、「犯罪者は、ごく普通のあなたの隣にもいるような人が多い」(数年前に見たので詳細は失念しています。ごめんなさい)と講演する。
そこのトイレで、暴漢におそわれてしまう。そのショックで彼女は外出恐怖症になってしまう。


感想
セブンと一緒の時期に公開されました。
「じっくり」に登録しましたが、あまり真剣にみてなくても筋は追えます。
怖かったです。一回見終わってからもう一度最初の画面を見てみるとまた発見があります。

さらば、わが愛/覇王別姫

原題 Farewell My Concubine
公開年 1993年
監督【著者】 チェン・カイコー
★★★★
さらば、わが愛〜覇王別姫覇王別姫 FAREWELL TO MY CONCUBINE
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説明
京劇が舞台の香港映画。
子供の頃から 訓練して人気俳優と女形として
押しも押されぬ地位についた二人の幼馴染の話。
1993年度カンヌ映画祭パルムドール賞受賞

感想
鮮やかな京劇の世界。蝶衣(レスリーチャン)の思いがまた純粋で泣けます。
 
この映画を見た後、なぜかヒスイの腕輪がほしくなり、探しました。(結局ほとんど使わずに家にあります。高くて緑色のものは購入せず。それはそれでよかったのかも。高いたんすの肥やしになるところだった)

蜘蛛女のキス

■原題 Kiss of the Spider Woman
■公開年 1985年
■監督【著者】 ヘクトール・バベンコ
■星 ★★★★
蜘蛛女のキスKISS OF THE SPIDER WOMAN
■説明
舞台は牢屋の中。二人部屋の住人は一人はゲイだった。繰り返し語る話は夢見がちなストーリの蜘蛛女の話。

■感想
ゲイ役のウイリアムハートの一途な思いがあまりにも純粋で。
 見てから随分たつけれども、何度も挿入される蜘蛛女の映像が印象的。
全体的に 悲惨な話だけれど かぎりなくロマンチックだったような記憶がある。

レオン

原題 The Professional Leon
公開年 1994年
監督【著者】 リュック・ベッソン
★★★★★
レオン 完全版LEON
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説明
主演の女優ナタリー・ポートマン (子役)と ジャンレノで有名な映画です。

ジャンレノは殺し屋。同じアパートの住人の家のトラブルに巻き込まれ、ナタリーポートマン
を助けることになる。

血みどろシーンなどあるので、嫌いな方はダメかも。

感想
ジャンレノがずっと一株の観葉植物を大事にしているのが印象的でした。

この植物がアグラオネマだったというのは、偶然しりました。

====内容にふれます==========

最初にこの映画をみたとき、突然の冒頭の映像の美しさに
息をのみました。それも、美しいものではなくて
たしかそれはシャッターに打ちこまれるマシンガンの弾の
跡から射す日差しでした。
 
 螺旋階段もあったように記憶しています。こちらも美しかったですが、やはり冒頭のシーンはやられた!とおもいました。

 このビデオ。貸したきり帰ってこなかったので、なんだか残念で DVDを購入しました。こちらは完全版。

ところが、、完全版は。。冒頭のシーンの前に場面があり
あの画像の鮮烈さが死んでいました。残念。

冷たい月を抱く女

原題 Malice
公開年 1993年
監督【著者】 ハロルド・ベッカー
★★★★
説明
ニコール・キッドマンとビル・プルマンは夫婦。医者のアレック・ボールドウィンを同居させることになる。
 巷では女子大生連続殺人事件があり、物騒だ。

感想
ニコール・キッドマン。トム・クルーズとわかれる頃からの彼女はすっかりと
 恐い顔になっちゃって(化粧のせいかな)、オジ風オバとしては残念なかぎり。。。
  まあ、良く言えば 今は「オトナの女」ってことかもしれませんが。オジ風としては引きます。
この映画の頃は天使のような、まあ〜カワイイお顔(<=淀川風) ええなあ〜 *^_^* ポッ。(記憶をたどると前歯がカワイかったような)
これは、サスペンスで 内容の一転二転がたのしめないと一気につまらない映画になるので、見るつもりの方は、ネットで筋など検索しちゃうとつまんないからご注意を。

===ネタバレあります=======

ニコールキッドマン。。。本当にカワイイ顔してそこまでえげつないか?っていう役でした。
しかし、この落差がすごくよかった。
 
いや。。実際にそんな人がいたらすごく恐いし。

危険な情事

原題 Fatal Attraction
公開年 1987年
監督【著者】 エイドリアン・ライン
★★★★
危険な情事...Fatal ATTRACTION
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説明
妻子のあるマイケル・ダグラスは、知り合ったグレン・クローズと軽い気持ちで ベットを共にする。
 それだけのつもりだったのだが。。。

感想
 とても有名になった映画ですが怖かったですねえ。。主役のマイケル・ダグラスはそういう顔つきなのか、こんな風な「えっちっぽい」すぐふらふらする役が多いように思います。
 私は「真性オジ」ではなくて「オジ風オバ」なのでこんな風に「ちょっとふらふら」っていうのは理解できないし「いけないのは、アンタです!」と思うのですが、それにしても グレン・クローズが コワカッタぁ〜。
 この人マユが薄いからか怖い役が多いです。

ロシア・ハウス

原題 The Russia House
公開年 1990年
監督【著者】 フレッド・スケピシ
★★★★★
ロシア・ハウスThe Russia House
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説明
ショーン・コネリーとミシェル・ファイファーが主演のロシアが舞台の映画です。

冒頭には有名なキスチョコのような形の屋根の寺院。赤の広場の聖ワシーリイ寺院がすごい迫力でせまり、一気に映画の世界に入り込みます。

感想
内容はスパイ物なんですが、このショーン・コネリーが まったく汚いオヤジで、いい味だしてます。
 お風呂なんか2週間くらい入ってないのではないかと思うほど汚いです。
そのオヤジ(小さな出版社の社長)が諜報活動にまきこまれていく話で、基本的にはジジ恋物です。
が、この「汚い」「ジジ恋」の二つで引かないでぜひ見て欲しい映画です。
この汚さがあるからこそ、感情の純粋さが引き立つ映画だと思う。

このミシェルファイファーがものすごく美しくて
(彼女は決して典型的な美人ではないと思うのですが)音楽がまたちょっと悲哀を感じる音楽で、あっという間に映画の世界に入り込んでいました。

===ネタバレあります=====
映画を見てから読んでくださいね。

酔っ払いの汚いジジイのショーン・コネリーが
はじめて ミシェル・ファイファーを見たときのあの表情。うなりました。まさに一目ぼれ。

彼と一緒に私も一目ぼれしてしまったようです。

惑星ソラリス

原題 Solaris
公開年 1972年
監督【著者】 アンドレイ・タルコフスキー
★★★★★
惑星ソラリス
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説明
映画やSFが好きな方には有名だが、かなり古い映画であることから、ご存知ない方も沢山いらっしゃることかと思う。
私もレンタルビデオではじめてみたのだが、その後何度も見たくなり、とうとう手元に置きたくなりDVDまで頼んでしまった。それほど好きだ。
(DVDってマニア?向け物はちょっと高いのですね。。足もと見られてるみたい。。ぐっすん)

ソラリスという惑星を調査に行っているステーションが音信不通になる。そこで起こっていたことは。。


感想
人間の感情の奥底にあるもの。外には表さない悲しい部分。
なんとも言葉に言い表せない自分の感情が映画を見ることによってあふれてくるようなそんな感想を持った。

もしかすると このソラリスも、見る人により感想が違い、またこの映画自体が 映画の中の惑星ソラリスのように振舞っているのかもしれないと思う。

恋におちて

原題 Falling in Love
公開年 1984年
監督【著者】 ウール・グロスバード
★★★★
恋におちて
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説明
クリスマスの書店で、本の取り違えをしてしまったメリル・ストリープと ロバート・デニーロは次第に会うのが楽しみに感じるようになる。

感想
有名になった 不倫ものの映画です。こちらのメリル・ストリープやロバートデニーロは オジ・オバ でありながら、中学生、高校生のようなかわいらしさがあり、惹かれていく過程が
二人の演技で引き立っています。

随分前にみたままの印象で書いているので間違っているかもしれませんが、人に恋をしてしまう過程とココロの揺らぎがうまく表現されていて、ドロドロとしていないロマンチックな映画だったと記憶しています。 

 また見たい映画です。

マディソン郡の橋

原題 The Bridges of Madison County
公開年 1995年
監督【著者】 クリント・イーストウッド
-(なし)
マディソン郡の橋
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説明
メリル・ストリープと クリント・イーストウッドの不倫物語です。
一目ぼれした二人はたった4日間だけ一緒に過ごします。

感想
私は気持ち悪かったです。
 とりあえず、オジサンとオバサンの一目ぼれの話なんですが、クリント・イーストウッドに惹かれた理由がわからなかったし。
 
 もう一度見たいとは思わない映画でした。
 なぜあんなにヒットしたのかがよくわかりません。

愛と哀しみの果て

原題 Out Of Africa
公開年 1985年
監督【著者】 シドニー・ポラック
★★★★★
愛と哀しみの果てOUT OF AFRICA
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説明
 前に書いた バベットの晩餐の著者 アイザック・ディネーセンの原作です。
 アイザック・ディネーセンの実体験をもとにしているという話と聞いていますが、
 この映画の見所はたくさんあります。

メリル・ストリープはお金持ちの娘。結婚後、夫とともにアフリカへ旅立つ。ところが予想していた結婚生活とは違い、夫は家にいつかない。彼女はひとりで農場を切り盛りしていくことになってしまった。そうして。。。。。

アカデミー作品・監督・脚本・撮影・作曲・美術・音響 の賞をとっているそうです。


感想
見所は他にもたくさんあるのですが、
・ファッション。 メリル・ストリープの演じる主役は お金持ちの
 役ですから、暑いアフリカへ行くのに麻のドレスを沢山着替えます。
 暑さを感じないぱりっとした白のファッションが土の色に映えてとても綺麗です。
・アフリカの自然。 すばらしく綺麗な映像です。
 本当は映画館で見るのが一番堪能できると思います。
 私は 飛行機のシーンで見られるところがものすごく美しくて大好きで、印象に残っています。
 詳しくは書かないことにしましょう。
・ロバート・レッドフォードとの大人の恋愛ものですが、ドロドロせずプラトニックな美しい話です。女性にはオススメの話です。じっくりとハンカチを用意してみてください。
 ロバート・レッドフォードも最近はじい様になってきてまだまだ健在という役を見かけますが
 あの年であの役はちょっとキモイというものもあるように思います。
  この映画の頃は素敵に演じていると思います。

バベットの晩餐会

原題 Babette's Feast
公開年 1987年
監督【著者】 ガブリエル・アクセル
★★★★
バベットの晩餐会BABETTES FEAST
説明
舞台は、北欧。以前テレビで見た、アイルランドの漁村のような、さびれた貧しい信心深い村に、身寄りのない女がやってきた。

年をとるまで独身で通した姉妹の家で家政婦として働くこととなる。

知らなかったのですが、私の大好きな映画
(愛と哀しみの果て:原題 Out of Africa)
の著者と同じ アイザック ディネーセンの原作だったようです。


感想
何も事件のないような平凡な毎日を送る村に
おこった出来事。
これは、まえもってあまり知識をもたずに見たほうが楽しめると思います。

==ネタバレあります===

前半に出てくる、パンをビールにつけて。。とか干した魚(記憶で描いているので、間違っているかも。)のまずそうなこと。
しかし、これがあるから 後半の話が生きてきます。

単に食べ物の話だけでなく、小さなドラマも織り込まれており、このあたりが映画の醍醐味だと思う。

まさに、食べ物は人を幸せにする。

デューン 砂の惑星

原題 Dune
公開年 1984年
監督【著者】 デビッド・リンチ
★★★★
デューン/砂の惑星...DUNE
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説明
西暦10191年というとてつもない未来のお話で、舞台は 複数の惑星(カラダン、デューンなど)での、王家の勢力争いという筋です。

カイル・マクラクラン 主演 ブレードランナーでレプリカントの役をやった ショーンヤングがとても綺麗で印象にのこりました。
 変わったところでは スティングも出演しています。


感想
長い映画でしたが。。はまりました。
眠れない夜に何度もみてたりしたかも。

どちらかというと 重苦しい画像の暗い映画です。

まずは、少し不快感と威圧感を伴う建物のセットに違和感を感じます。(この雰囲気は、ヨーロッパの聖堂をみたときに同じ思いをしたことがあります。)

しかし、この最初の導入部をのりきると一気に不思議な世界の物語に引き込まれていきます。

最初に字幕がでて、背景説明がありますが、そこを読みのがすと筋をとらえにくいかもしれません。

ネット検索をしてみたら、宮崎アニメの風の谷のナウシカの元ネタとかかれていたところもありました。

===ネタバレあります===

たしかに、これの後にナウシカがあったのですが、類似性が気になったことを思い出しました。(しかし、筋としてはまったく別の話になると思います。ナウシカの王蟲は思考感情を伴う生き物として描かれているのに対して、こちらの wormは思考をもたない只の虫としてかかれているように思います。)

タイタニック

原題 Titanic
公開年 1997年
監督【著者】 ジェームズ・キャメロン
★★★★★
タイタニック
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説明
良く知られている、豪華客船タイタニック号の悲劇に、レオナルド・ディカプリオ と ケイト・ウィンスレット 主演の 恋愛物語がからむ。 映画の予告編では 船のへさきで、二人が両手を広げて風にあたっている様子が有名。


感想
予告編を見て、劇場から出た人のインタビューも見て、「よかったです〜」なんて泣いているのを見ると、あまりにクサそうなので見ないかなあ〜とおもっておりましたが、ビデオで見て、その印象に反して、本当に面白かった。
 
そうか、お決まりのラブストーリーこの手があったか。
という設定。それに、やはり豪華絢爛な様子は映画ならでは。 堪能しました。 

恋愛映画、レオナルド・ディカプリオに興味ある方はもちろん。 「恋愛ものはかったるくて。。」という方も一度見てみてもよいかもしれません。

ケイト ウインスレットは ちょっとぽっちゃりしすぎているかなあ。。と思いましたが、
お金持ちのお嬢様なので 違和感はあまりなかったです。

月の輝く夜に

原題 Moonstruck
公開年 1987年
監督【著者】 ノーマン・ジュイソン
★★★★★
月の輝く夜にMoonstruck
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説明
Moonstruck は 気が狂ったという意味らしい。 たしかに、日本語でいうと「どうかしている」ような出来事。

白髪がめだつようになってきたヒロイン(シェール)は プロポーズされる。
結婚相手の弟のところへわけあってでかけていくはめになるが、それからが どうかしちゃってることの連続。


感想
シェールとニコラスケイジ ふたりとも美男美女ではないと思うし、性格派というか。。しかし、この映画、不思議なテンポで 最初から なんとも不思議な設定にひきこまれてしまいました。 イタリア人という設定も、ふ〜ん。イタリアならばさもありなん。なんて。。。

 そうして、いつのまにか オペラにひきこまれるようにこの不思議な話しに引き込まれてしまいました。

大抵、設定に無理がある話を見ているとストレスがつのってくるのだが、このはなし、さりげなさすぎるが「うそ〜」という出来事の連続。

 面白かったです。 音楽も最高。

自分の年を自覚してきて、もう私にはロマンスなんてないのかも?なんて思っているあなたが
さりげな〜く主人公になれてしまうような。
 
 見終わった後、とても幸せで満ち足りた気分になるような、でもどうかしちゃってるような話です。

(記憶を頼りに書いています。)

===ネタバレあります===

お兄さんとの結婚話のときには、疲れた、ただはっきりした、女性だったシェールのオペラの待ち合わせでの 目を見張る変身ぶり。 ニコラスケイジも。ぜんぜん違う。

 
 恋とはこんなものなのね〜。なんて楽しみました。

グリーン カード

原題 Green Card
公開年 1990年
監督【著者】 ピーター・ウィアー
★★★★★
グリーン・カードGreen Card
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説明
がっちりとした体と大きな鼻の ジェラール・ドパルデュー と いつまでも少女の面影のあるアンディ・マクドウエル が主演です。
アンディ マクドウエル は、夫婦者しか住めない 温室付のアパートに惚れ込み、そこに住む資格を
得るために 面識の無い人 (=>グリーンカードを欲していたジェラール・ドパルデュー)と偽装結婚をします。


感想
 衝撃的な事件はありませんが、心に訴えかけるものがあるような、
 きっと好きになる映画だと思います。機会があったらどうぞ。
’91年度にゴールデン・グローブ賞2部門受賞した作品だそうです。

ネタバレも少し======
 

 ジェラールドパルデューは、見た目もあまり一般受けするようでもありませんし、身なりも
 かまいません。もちろんお金もないし。
   でもみていくうちに 役柄の中の彼の良さが しみじみとわかってきて
 そのうちに映画に引き込まれていくような。。。 そんな映画です。

  サロン風な場でのピアノ弾き語りの場も印象的でした。
 (マダムに ジョージ・フォーレ(ジェラール・ドパルデュー)ってあの
  作曲家のフォーレ(家?)なの?<=うろ覚えですが
  なんて いわれちゃうほど 叙情的な弾き語りだったようです。) 
 私もうっかり涙でました。

私の中のもうひとりの私

原題 Another Woman
公開年 1988年
監督【著者】 ウディ・アレン
★★★★★
私の中のもうひとりの私ANOTHER WOMAN
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説明
 老齢に差し掛かる頃の 主人公(ジーナ・ローランズ)は 大学教授。
 彼女には、他の人からうらやまれるようなすべてのものがそろっているようで自分もそのように思っていました。
 人からも完璧だとおもわれるようなキャリア、不自由のない生活。完璧に見える夫。etc.
  彼女は論文を書くために アパートを借ります。隣はセラピストの部屋。
 そこに通う女性(ミア・ファロー)の相談が漏れ聞こえ、それを聞くうちに 自分の人生に
 疑問をもちはじめます。

感想
自分の本当の幸せとはなにか?

非のうちどころのないと人からも見られ、自分もそう思っていたのだけれど。。

感動し、なぜか好きで 繰り返して何度もみました。

最後に見てから随分たつので、もう一度見てみたいと思います。

ディア・ハンター

原題 The Deer Hunter
公開年 1978
監督【著者】 マイケル・チミノ
★★★★★
ディア・ハンターTHE DEER HUNTER
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説明
ベトナム戦争に参加した若者たちを描いた映画です。
 ロシアンルーレットが有名になった映画でした。
 ロバート・デニーロ クリストファー・ウオーケン メリル・ストリープ  


感想
田舎町の美しい自然から一転してショッキングな戦争シーンがあまりにも対象的でした。
 バックに流れている音楽がまた切なく美しい大好きなものです。
泣ける友情の話だと思います。

クッキング・ママの事件簿

監督【著者】 ダイアン・デヴィットソン
出版社 集英社文庫
★★★
クッキング・ママの事件簿集英社文庫
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説明
今回は教会が主流の話なので、キリスト教信者ではない私は毎週どこかの教会にでかけることもなく、なじみが薄い感じだ。教派同士の諍いもいまひとつピンとこない。

 冒頭で出てきたシナモンロールはなんだか美味しそうなレシピなので、取っておこうと思う。

 主人公の30台前半の女性は、男の子のママである。
医者の夫と離婚して ケータリング業を行っている。
(大学では心理学を学んだのだが、とにかく食べていくために得意の料理を仕事にしたとの設定)

 その主人公が この巻の冒頭でとうとう警察官と再婚することに。
ところが、その結婚式の料理は自分がケータリングするわ。結婚相手が誘拐されてしまうわ。。
という筋。

感想
いつもながらに、彼女は 料理も手際よくつくるわ、大変な目にあってもめげないわ という
 パワフルママぶりは 「う〜んすごい」

クッキング・ママの真犯人

監督【著者】 ダイアンデヴィットソン
出版社 集英社文庫
★★★
クッキング・ママの真犯人集英社文庫
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説明
クッキング・ママ シリーズです。

これは8作目だそうですが、かなりおもしろくなってきたと思います。

今回はモデルの撮影現場に関わる殺人事件。なので、若干カロリー控えめな、レシピも乗っています。
 
 少しだけ レシピ集に抜書きしました。


感想
赤川次郎のように だだ〜っと読むのがオススメ。

こだわって読んでいると、
殺人があった現場でなんでそんなに撮影やっちゃうの? とかそこにケータリングしてみんななんで平気に食事するの?

なんていろいろあります。

ネタバレになっちゃうけど、ラストのゴルディが危険にさらされたときも こんなのでいいのか? とも思いますが、気にしない気にしない。

マインドベンド―洗脳

監督【著者】 ロビンクック
出版社 ハヤカワ文庫
★★★★

マインドベンド―洗脳
ロビン・クック

早川書房 1985-12
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説明
いかにも、現代にあってもおかしくない設定。
産婦人科を舞台に起こる事件です。それだけに、身近で怖い。

感想
医者の言うことは、患者はそのまま信じるしかないというのが通常ではないかと思います。
 もし、自分の身の上にこのようなことがおこったら。。と考えると、恐ろしい。

ロビンクックの本は医学会の問題点についてが多いのですが、いかにも
近い将来起こりそうな問題なのが余計に怖いです。

クッキング・ママの捜査網

監督【著者】 ダイアン・デヴィットソン 訳:加藤洋子
出版社 集英社文庫
★★★
クッキング・ママの捜査網集英社文庫
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説明
ゴルディは、夫と別れて息子と暮らす31歳の女性。職業はケータリング。
 またもや、周りを固めるのは、ちょっと変わった人たち。そうして、またもや殺人がおこる。

感想
 話は前の巻と同じように赤川次郎といった感じの軽いテンポの本ですが、彼女の周りにはどうしてこんなに異常なひとばかりなんだろう。
(それは、推理小説だから?)
今回は、最後まで犯人がわからなかったし、トリックもわからなかった。

でも、今回の本の何よりオススメは読んだ後のあとがきです。 
訳者の加藤洋子さんのテンポの良いあとがきがこの本の魅力をなにより伝えていると思います。
日頃元気印だけど、ちょっとブルー入ってきている人も、あとがきだったら 立ち読みできそう。
クッキング・ママシリーズは沢山出ているので、間違えずに「捜査網」のあとがきを読んでくださいね。
 私と同じくらいの年代の人に特にあとがきがオススメです。(<=ヘンなすすめかた)

クッキング・ママは名探偵

監督【著者】 ダイアン・デヴィットソン
出版社 集英社文庫
★★★
クッキング・ママは名探偵集英社文庫
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説明
離婚して、息子と二人で暮らしている女性が主役。彼女は ケータリング業を行っているのだが。。事件に巻き込まれ、営業停止処分をくらってしまう。

感想
原題はCatering to Nobody だそうで、その方がカッコイイなあ
なんて思うのですが、読み終えました。
 これは、某通販で 本の中にレシピがでてきて面白いと書いてあったので注文したもの。
シリーズ最初のこの巻を読んでみての印象は 軽くてまあまあのテンポで気楽に読めます。
 ちょっと「赤川次郎」っぽいかな。そういうマンガの次に読めるような軽い本です。
 
 内容としては、つい、大王の母として感情移入してしまうところはありましたが、まあまあ。
ただ、この事件は。。ちょっと。なんでアメリカの推理物ってこういう展開が多いのだろう。。
(たまたま私が 不快に思って印象に残るからかな。。それとも社会問題だからなのかな)
などと思いました。 この本はシリーズ化されているようですので、今後も同じねたでは書けないでしょうから、次に読んだ本で判断しようと思います。
人気シリーズ物だそうです。

中に出てくるレシピは とても美味しいそうです。(太りそうなので私はつくらないかも。)

陰陽師(付喪神ノ巻)

監督【著者】 夢枕獏
出版社 文春文庫
★★★★★
陰陽師―付喪神ノ巻文春文庫
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説明
陰陽師とは、占い師のようであり、人を呪い殺したり、幻術も使える。
その陰陽師の安部晴明の話。
短い話が7つ入っている。
有名な瓜仙人の話も入っていて親しみやすい。


感想
面白い。巷で流行っているので軽いものでも。。という気持ちで選んだのだが、実際面白かった。
恨みつらみというのがわかりやすくて、安心する(というのも変だけど、現代のわけのわからない犯罪と比べるとなんとわかりやすいことか)
 また、恨みが晴れると消滅するといういさぎの良さも
読後に嫌な後味がなく、淡々とした印象を持つ理由かもしれない。
私は3巻目から読んだのだが、一話一話が完結しているので
どこから読んでもそれなりに楽しめるし、むしろ3巻目くらいになると筆がのってきているようにも思った。

陰陽師(飛天ノ巻)

監督【著者】 夢枕獏
出版社 文春文庫
★★★★★
陰陽師―飛天ノ巻文春文庫
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説明
陰陽師とは、占い師のようであり、人を呪い殺したり、幻術も使える。
その陰陽師の安部晴明の話。
短い話が7つ入っている。

感想
2巻目になると、晴明と博雅の呼吸もぴったりと会い、快い。

本筋とは関係ない話だが、晴明の庭にも訪れてみたい。私の理想の庭のようにも思える。

その庭のありようが、晴明の自然と一体に暮らしている様子をあらわしているようにも思える。

陰陽師

監督【著者】 夢枕獏
出版社 文春文庫
★★★★
陰陽師(おんみょうじ)文春文庫
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説明
陰陽師とは、占い師のようであり、人を呪い殺したり、幻術も使える。
その陰陽師の安部晴明の話。
短い話が6つ入っている。

感想
どの編もおもしろいですが、
私は梔子の女という話が謎解きのようで
好きでした。

寿水というお坊さんが、般若心経を写経していたところに、そこに女のあやかしがでて、悩んでいる。その女のあやかしとは。。と言う話。

今流行りの陰陽師の話ですが、発端なので
2.3巻になるにしたがって筆がのっておもしろくなるように思います。

話はほぼ一話完結なので、どの巻から読んでも楽しめると思います。

May 02, 2003

こんとあき

監督【著者】 林 明子
出版社 福音館書店
★★★★★
こんとあき日本傑作絵本シリーズ
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説明
ぬいぐるみの狐の「こん」と「あき」という女の子が おばあちゃんの家に行く。

感想
字もさほど多くないので、絵本や言葉に興味を持ち始めたころから(3歳前後くらい)読み聞かせできる絵本だと思います。

子供にも男女の好みの差があり、本によってはまったく興味を示さないものもあるのですが、
この本は 主人公は女の子ですが、電車などが出てくることにより、男の子でも楽しめたようです。

子供だけでなく、大人にも人気の高い本のようです。

ロバ耳の2002年7月に書きましたが、この本を
大王に読んでやっていて、私は声がつまって泣いてしまいました。

他の方は別の印象を持たれたように聞いています。

それぞれ、今置かれている立場、昔の記憶などから心うごかされるような良い本だと思います。

続ぼくを探しに ビッグオーとの出会い

監督【著者】 シルヴァスタイン  訳 倉橋由美子
出版社 講談社
★★★★★
The Missing Piece Meets the Big O
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説明
ぼくをさがしに の続編で 
今度は 自分で転がれない かけらの物語です。

感想
こちらも、ぼくを探しにと同じように 大人のほうが感じることが多い絵本だと思えます。

ぼくを探しによりもこちらの本のほうが私は好きかもしれません。

子供にはまだ読んでやってないですが、たぶんこれも、筋よりも絵の面白さや
言葉の楽しさなどを味わうことになると思います。

ぼくを探しに

監督【著者】 シルヴァスタイン (倉橋由美子訳)
出版社 講談社
★★★★★
ぼくを探しに
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説明
「だめな人とだめでない人のために」

自分のかけらを探しに ぼくは旅にでます。


感想
一時かなりブームになった本らしいです。

欠けた円のぼくが 自分のかけらを探しに出た旅の絵本です。

子供にはよんでやっていませんが、どちらかというと大人のほうが 共感する部分が多いと思います。

多分、子供によんでやると筋よりも 言葉のリズムや 形の楽しさを楽しむことになると思います。

ごめんねともだち

監督【著者】 内田麟太郎 /降矢奈々
出版社 偕成社
★★★★★
ごめんねともだち
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説明
おおかみは ともだちのきつねと 些細なことでけんかしてしまいました。
ごめんねのひとことがいえません。

感想
ともだちくるかな と同じシリーズの本で、この2冊が特に私は好きな本でした。

子供には、お友達との接し方というお話なのですが、大人が読むと、身につまされて
じ〜んとしてしまうような そういう話です。

ともだちくるかな

監督【著者】 内田麟太郎 /降矢奈々
出版社 偕成社
★★★★★
ともだちくるかな
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説明
おおかみは きつねと ともだちになりました。
今日はおおかみの誕生日。きっと来ると思っていたきつねが なかなかきません。

感想
大胆な絵と色使いの綺麗さが話をひきたてていると思います。

もちろん内容もオススメです。
子供はこの話を絵の楽しさや、内容については軽々とうけとめて 楽しんでいるようですが、

何歳になっても 大人になっても感じることのある そういう気分をさらっと書いていて
気持ちが安らかになるような気がします。

ロミー&ミッシェル(ロミーとミッシェルの場合)

原題 Romy and Michele's High School Reunion
公開年 1997
監督【著者】 デビッド・マーキン
★★★
ロミー&ミッシェルRomy & Michele's High School Reunion
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説明
ロミーとミッシェルは 高校の同級生。昔から二人は群れることをせず、自分達の価値観にそって
学生生活を送っていた。
 高校卒業後10年経ち、同窓会の案内が飛び込んでくる。
出席しようと決め、アンケートに答えていたら、楽しくやってきたはずの自分達、全然たいしたことない。一旦は同窓会までの短期間で目標をたててクリアしようとするのだが、思ったようには行かず、困った二人は 成功したキャリアウーマンだと嘘をつくことにする。

感想
某通販で、面白くてHAPPYになる映画と紹介があったので、見てみた。

 私は60年代とか80年代とかいまひとつ良くわかってないのだが、トラボルタのサタデイ・ナイト・フィーバーの頃が高校時代だったようだ。

 私の感想は。。。う〜ん。なんだかありきたりの結末で 中途半端かなあ〜。というもの。
ぶっとびならぶっとびで極端にいってほしかったし、オキラクならオキラクでオキラクに徹して欲しかったなあ。

同じような映画で思い出したのが、「ヘアスプレー」こちらは 文句なしに面白い。

地中海殺人事件

原題 Evil Under the Sun
公開年 1982年
監督【著者】 ガイ・ハミルトン
★★★★
地中海殺人事件EVIL UNDER THE SUN
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説明
アガサクリスティの原作の映画化です。いくつかシリーズで作られているもののひとつです。

 例によって、ポアロが行くところ、殺人事件が起こります。場所は地中海の孤島。船で行った先の小さなリゾートホテルです。
殺されたのは、いかにも敵の多そうな女優。そうしてホテルの中には彼女と関わりのある人だらけ。


感想
美しい海、かわいらしいホテル。そうして オシャレな人たち。
 もうひとつの見所?は たしか ポアロの水着。。<かわいかったような記憶があります。
誰が犯人だろう。。という謎解きの楽しさもありますね。導入部からきちんと作られているところが推理ものだなあ〜と思います。(以前テレビで見たときは導入部をカットされていて、んんん?と思ったこともあります。推理ものはそういう細かいところが効くとおもうんですけどね〜。)

さて、ネタバレですが===========


犯人の女性のラストシーンでのあっというような変身ぶり。マイフェアレディをおもうような華麗ないでたちに変身して、性格わるそうで、犯人で当然と思えるような高慢ちきな彼女。
 この変身振りが 気持ちよかったです。

そうして、ラストのラストで、の映像もこれまたウイットが効いていて楽しかった。
(かちほこっていたけど、ありゃ〜っていう感じ)

最初に見たときは 気づかなかったのですが、
変な格好をしていると言われた女性の格好も
よ〜くみるとアースカラーで 意外にオシャレじゃない?なんて見直したときに思いました。

もう一回みてみようかな。

あなただけ今晩は

原題 Irma La Douce
公開年 1963年
監督【著者】 ビリー・ワイルダー
★★★★★
あなただけ今晩はIrma La Douce
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説明
シャリー・マクレーンはかわいくてちょっと変わった娼婦。警察官のジャック・レモンが取り締まりに行き、彼女達を連行。
そうして、なんと上司までを逮捕してしまったことからはじまるドタバタ ラブコメディです。

感想
すごいネーミングと 設定に驚きますが、中は子供用のアニメ以上に問題のないシーンとストーリーが続きます。
 
 絶対にオススメ。家族で見ても問題ないと思いますよ。

見た後はほんわかした 幸せな気持ちになると思います。たぶん。

マックス ヘッドルーム

原題 Max Headroom
★★★★

説明
映画ではなく、イギリスで放映されたテレビものが、日本でもビデオ発売されたものをレンタルビデオ屋でかりたものです。

 MAX HEADROOM は トンネルの入り口などに書いてある高さ制限の意味で、コンピュータ上に再生された人物の名前でもあります。
 20分後の未来という設定ですが、今よりもずっと未来の話です。
 この世界では、テレビに映し出される内容と視聴者のデータが双方向にやりとりされ、放映と同時に支持率などの推移が映し出されます。
  (今でこそ、テレビでも FAXや お電話受け付けという手段で 棒グラフを出したり していますが、それも、もしかすると この番組から発想したものかもしれませんね)

 画像を操作して真実をねじまげて放映して、人の心を操作したりもしてしまいます。

http://homepage2.nifty.com/221b/max/about.html
http://yoritomo.fjct.fit.ac.jp/staff/s9381302/Max/index.html
こんなページがありました。

感想
 テレビ放送版なので、映像自体はNHKのドラマのような雰囲気なのですが、なぜか印象深い番組です。
 かえって、このつくりの甘さ=チープさが、この扱っているテーマとうまくあっているように思いました。
 そうして、この途方もない設定は意外に真実をついていそうな気がします。

  ネットで調べてみたら、今年の3月頃に日テレ系で再放送があったらしい。。。
 ああ。。見逃した。。とても残念。 いまとなっては ビデオを置いてあるレンタルビデオ屋も
 少ないと思う。。

  とても面白いので、レンタルビデオ屋でみつけたら ぜひ借りてみてください。
 (実は、私が当時通っていたレンタルビデオ屋にも途中までしか巻がおいてなくて全部の話は見てないのです。)

記憶があまりさだかではないのですが、たしか内容として、残酷なシーンはあるものの、NHK教育的な雰囲気で、筋が追えるくらいの年齢の子供だったら一緒に見て問題ないかも。。
と思います。

ゼイリブ

原題 They Live
公開年 1988年
監督【著者】 ジョン・カーペンター
★★★★
ゼイリブTHEY LIVE
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説明
サングラスをかけてみたら、なんと、世にある広告などはみんな「買え」だのなんだの意識操作する表現が埋め込まれていた。
肉眼では人間に見えるひとたちもこのサングラスをかけると、エイリアンに見える人もいる。

感想
 サブリミナル効果というので有名になった 映画の間に無関係な意識できないほどの短いコーラの映像を挿入したらコーラの売上が上がった(これは嘘だったという話ですが)という話を思い出すようななんとなく 皮肉な設定が気に入った映画でした。

 もう一度見てみたい。面白かった記憶があります。

ジュラシック・パーク

原題 Jurassic Park
公開年 1993年
監督【著者】 スティーブン・スピルバーグ
★★★★
ジュラシック・パーク...JURASSIC PARK COLLECTOR'S EDITION
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説明
コハクの中に閉じ込められていた 恐竜の血を吸った蚊。その血から恐竜を再生して。。
という話でした。 こういう設定って、その道のプロが見たらどうなんだろう。
 恐竜のCGですごく有名になった映画です。
 本当に恐竜がいるかのような映像はすばらしかった。驚きながら見ました。
 手に汗握るシーンも覚えています。

感想
 思えば90年代は CGの発達が目覚しい年代でしたね。
 映画の中で現実味のない設定も 多少あって。。突っ込みいれながらも 全体的には
 とても楽しんで見た映画です。

 これは映画館で見たほうがきっとずっと楽しいと思います。

子供が見ても平気な映画だとは思うのですが、
もしかしたら 怖がるかなあ〜。
(これも記憶をたよりに書いていますので、
問題場面があったら ご容赦を)

沈黙の戦艦

原題 Under Siege
公開年 1992年
監督【著者】 アンドリュー・デイビス
★★★★
沈黙の戦艦UNDER SIEGE
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説明
戦艦が、テロリストによってシージャックされる。テロリストは用意周到。
 乗組員は、みな動けないように捕まえて閉じ込めてしまうのであるが。。実はこの戦艦には「想像もつかない」人が乗っていたのであった。
 乗組員もしらなかったところがミソ。(味方から欺くのは基本?) とっても 面白かったです。
 
  スティーブン・セガールの代表作で、この後、彼が大ブレイクして、コマーシャルでもよく見かけました。

感想
すとーりー設定の妙にうなる〜。

セガールもはまり役だと思います。

ツインズ

原題 Twins
公開年 1988年
監督【著者】 アイバン・ライトマン
★★★
ツインズTWINS
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説明
アーノルド・シュワルツェネッガー は 遺伝子操作で生まれたのだが、自分は双子だったことを知り、双子の兄 ダニー・デビートに会う。
そうして、二人の母が生きているということで、母を訪ねて旅に出る。

感想
アーノルド・シュワルツネッガー(=>シュワルツェネッガーなのか。。)全盛期の、コメディ。
 ダニー・デビートと似ても似つかない双子を演じています。
 記憶はあまりないのですが、ドタバタコメディで、いまひとつだったかなあ〜。と思う。

永遠に美しく (とわにうつくしく)

原題 Death Becomes Her
公開年 1992年
監督【著者】 ロバート・ゼメキス
★★★
永遠に美しく…DEATH BECOMES HER
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説明
メリルストリープの主演の ちょっとブラックユーモアの混じるコメディです。
メリル・ストリープ と ゴールディホーンは昔からのライバル同士。
 二人とも、皺やたるみが気になり始める年代です。
若さ、美しさを保ちたいがための、涙ぐましいばかりの努力を二人が繰り広げます。

少し弱い立場の旦那さんを、ダイハードで強い男を演じた ブルース・ウィリスが 演じています。

感想
いまほどにCGが発達する前の映画ですが、1992年アカデミー特殊視覚効果賞を受賞しています。
テレビでは、あの当時メリルストリープのバストがぐ〜んと持ち上がるシーンが放映されていました。

 これもメリルストリープ。。よく出演したなあという映画のひとつです。

フーズ・ザット・ガール

原題 Who's That Girl
公開年 1987年
監督【著者】 ジェームズ・フォーリー
★★★★

説明
マドンナが、濡れ衣でつかまってしまい、出所するところから物語は始まります。
 出所したはいいけれど、田舎に帰るバスはすっぽかして、ちょと万引きするわ (−−#)
という子かとおもいきや、
 実は、濡れ衣をはらすために 大活躍しちゃう。というお話。


感想
オープニングがアニメで、これまでの顛末が説明されていて、、、
めちゃくちゃカワイイ。。
上と同じくゲラゲラ笑いの コロコロ太りの、なにを考えているかよくわかんないけど、
悪いことはしない。。というマドンナ。 可愛くて 楽しくて こちらの映画のほうが
私は好みだったなあ。。。

マドンナのスーザンを探して

原題 Desperately Seeking Susan
公開年 1985年
監督【著者】 スーザン・シーデルマン
★★★
マドンナのスーザンを探してDESPERATELY SEEKING SUZAN
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説明
尋ね人欄で、空想をふくらませている ロザンナ・アークウエッドは、主婦。
自分の毎日に不満。ある日、「必死になって(desperately)スーザンを探している」という
新聞の一行にくぎ付けに。。ロマンスを期待して相手を見にでかけていく。
 そこで、みつけた スーザン(マドンナ)のファッション(パンク?)を真似して、
そうこうしているうちに、 スーザンに間違えられてしまうから大変。。。

感想
あまり筋を覚えてないのですが、あの!マドンナがコロコロしていた頃の映画です。
ゲラゲラ笑う、わけわかんない女の子なのですが、なぜか憎めない。

あの頃の彼女はまた別のパワフルな魅力があったように思います。

シーデビル

原題 She-Devil
公開年 1989年
監督【著者】 スーザン・シーデルマン
★★★★
シー・デビルSHE-DEVIL
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説明
ロザンヌ・バーは、小説家の メリルストリープと夫が浮気したのを知る。

  メリルストリープは、独身のロマンス小説家。
  そこそこの年齢なのですが、ピンクとフリフリがふんだんに使われた姿で出てきます。
  印税で稼いだ大豪邸もピンク。。まさに「ちょっと年増のカマトト」振り全開。
   この彼女に、夫がくらくらっと誘惑されてしまったのです。
  デビルになったシー(she)は 奥さんでした。

感想
メリル・ストリープが出演している おふざけ系の映画の中のひとつです。
  (この人演技派で、難しい映画にも出ますが、こういうオフザケ映画も多いですね。
   楽しい人なのかもしれません)

   浮気の話なので、好みが分かれると思いますが、展開もよく、そこそこ楽しめますよ。

ヘアスプレー

原題 Hairspray
公開年 1987年
監督【著者】 ジョン・ウォーターズ
★★★★
ヘアスプレーHAIRSPRAY

説明
白人優位で、黒人差別の残る頃。

ちょっと太めで性格がすごく良い女の子が主役。ダンス大会をめぐっての騒動です。


感想
60年代風って、私はあまり好みではないし、よくわからないのですが、
(プレスリーとかそうなのかな?)それを抜きにしても、主役の女の子の性格の良さと
ニコニコの笑顔&元気のよさに、にっこり笑顔になること請け合い。
チョット、下で紹介するシャル ウイ ダンス? の竹中直人に通じるものがあるような
ワルノリがあるので、ワルノリが嫌いな方はダメかな?

昔に見た記憶しかないのですが、字幕の読める子供さんだったら一緒に見ても平気な
ハッピーな映画だと思います。すっきりしますよ〜。

ドレスがね。。スゴイの。。。これはネタバレだからナイショ。

Shall we ダンス?

原題 Shall we ダンス?
公開年 1995年
監督【著者】 周防正行
★★★★
Shall we ダンス?

説明
生きがいがみつけられないような、疲れたサラリーマン(役所広司)が ふと、会社帰りに駅から見える
ダンス教室を見上げて、そこから空を見上げていた女性に心惹かれる。
そうして、なんとなくダンス教室をたずねてしまう。

そうしてなんとなく、入会してしまう。


感想
ダンスというものを通して、いつのまにか
役所広司に感情移入して、ダンスをおどりたくなってしまうような映画でした。

見た後にちょっとだけ幸せになるような楽しい映画です。

ストリート・オブ・ファイヤー

原題 Streets of Fire
公開年 1984年
監督【著者】 ウォルター・ヒル
★★★★
ストリート・オブ・ファイヤーStreets of Fire
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説明
有名な歌手になった ダイアン・レインは
故郷でコンサートを開くことになった。

ところが、コンサート会場から 暴走族(?)により連れ去られてしまう。

それを見ていた妹が、ダイアン・レインの昔の彼であった、彼女の兄マイケル・パレを電報で
呼び寄せる。


感想
これは、西部劇ではないが、西部劇風の勧善懲悪ストーリーです。
(とは、言っても、私西部劇はなぜか苦手で、ほとんどみたことがないのですが。。)
ダイアンレインが綺麗でしたね。(若かった)
好き嫌いが分かれるとは思うけど、ダイアンレインの(意外に骨太?)美しさと、
ミュージカルみたいな展開は私は好きでした。

シャレード

原題 Charade
公開年 1963年
監督【著者】 スタンリー・ドーネン
★★★★★
シャレードCharede
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説明
サイケ?なのかなそういう色使いのオープニングから、冒頭は最近流行ったようなサングラス姿のオードリーのアップ。
スイスのスキー場に来ている。どうやらお金持ちのようですね。
そうしてファッション雑誌のようなおしゃれな雰囲気。
彼女は夫と離婚を考えているところなのだ。
 
 ところが、帰宅してみると、夫が殺されたらしい。家財道具もない。

 彼女の夫は、実は何者だったおか? 
そうして、近づいてきた ケリーグラントの正体は?彼も偽名なのか?。。。

感想
誰を信じればよいの〜。状態のハラハラドキドキだけど、たのしくておしゃれな映画です。
音楽もピッタリ。ステキですよ。

カテゴリを軽く見られるものに分けましたが
子供が大きくなっていれば、家族で見ることの
できる映画だと思います。(問題場面がない。。と思う。。記憶を頼りに書いているので
自信はないですが。。)

フォーエヴァー ヤング (時を越えた告白)

原題 Forever Young
公開年 1992年
監督【著者】 スティーブ・マイナー
★★★
フォーエヴァー・ヤング【ワ...FOREVER YOUNG
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説明
(フォーエバー ヤング)
メル・ギブソンはパイロット。好きな女性に告白できないまま、凍結保存されて現代にいたる。
そこで、目をさまし、好きだった女性が生きていることを知った。

感想
軽くの中に入れましたが、たぶん、子供が
ある程度ストーリを理解できるようになったら
家族で見られる映画だと思います。

トータル・リコール

原題 Total Recall
公開年 1990年
監督【著者】 ポール・バーホーベン
★★★★★
トータル・リコールTOTAL RECALL
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説明
アーノルドシュワルツネッガーは、美人の奥さん(シャロンストーン)と普通に暮らしていたが
 いつも同じ夢に悩まされていた。 ふとしたきっかけで、社内広告の「仮想旅行」を試すことになった
 すると。。


感想
CGや特殊メイクでも有名になった映画ですが、今みるとどうだろう?
でも、とても楽しめる映画です。
シャロンストーンもまだ若かった。

M:I−2 (ミッション インポッシブル 2)

原題 Mission: Impossible II
公開年 2000年
監督【著者】 ジョン・ウー
★★★
M:I-2...Mission Impossibles:2
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説明
トム・クルーズはスパイ。
今回はキメラというウイルスを奪回する使命を与えられる。

感想
ほとんど筋も追えないくらいしか見られなかったので、なんとも言えないですが、
前作の方がよかったような気がします。
二番煎じの感強し。オートバイにのるシーンやアクショーンシーンが前作よりも派手なので
こちらが好きな方もいらっしゃるでしょう。
私はミッション インポッシブル系は機械とか包囲を破るテクニックとかそっちがワクワクするので 前作の方が好きでした。

ワーキング・ガール

原題 Working Girl
公開年 1988年
監督【著者】 マイク・ニコルズ
★★★★
ワーキング・ガールWORKING GIRL
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説明
メラニー・グリフィスは、学歴はないが仕事に対して前向きな秘書。だが、なかなか世間は甘くない。努力が報われず、軽く扱われることも多い。
他にシガニー・ウイーバー 、ハリソン・フォードが主要の登場人物。アレック・ボールドウインのあの役は。。。


感想
 今は前ほどにはこの映画に共感する思いは少ないですが、でもハッピーで好きな映画です。
ただ、主役のメラニーグリフィスがどうも私の好みではないのです。
前見たときもおばさんでしたが、今みても どうみても「おばさんぽい」。
足はすばらしく綺麗なのですが、スタイルがあまりにも悪い。見ているとなんだか辛くなります。
(私は足も太いですが、スタイルの悪さは他人事ではなくて。。)それなのに、いたるところで下着姿を披露します。

素敵な友達も出てきますね。この映画の友達関係は気持ちよいです。
今みるとあまりの化粧にスーパーカブキとか思い出しそうです。どちらかというとコワイ。。。
ハリソンフォードもまだ若いですね。この映画には少し思いがあるのですが、それはナイショ。

Mr.レディ Mr.マダム

原題 Birds of a Feather La Cage aux folles
公開年 1978年
監督【著者】 エドゥアール・モリナロ
★★★
Mr.レディ Mr.マダムLa Cage Aux Folles
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説明
おかまさんの夫婦の息子に好きなコができて、両親を紹介することに。
 おかまだという現実をかくそうとするのだが、大変なことが。

感想
ドタバタだけれど、お母さんオカマのかわいらしさが良いなあ。
見ていてたのしくなる映画だったと。。
記憶しています。

ビートルジュース

原題 Beetlejuice
公開年 1988年
監督【著者】 ティム・バートン
★★★★
ビートルジュースBEETLEJUICE
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説明
冒頭の町を俯瞰する映像からあっという間に
監督のいたずらに引っかかってしまう映画。
(この映像はもしかしたら あのコワ〜イ映画シャイニングのぱろでぃ?)
楽しいです。
監督はなんと ティムバートン。
ナイトメア・ビフォアクリスマスとかシザーハンズとかの監督ですね。
 主役の夫婦には ジーナデイビス アレックボールドウイン この二人 善人そうで良い味だしてます。
 マイケルキートンが ビートルジュース
このヒト、バットマンやったとは思えないくらいお下品な変身ぶり。。驚き。

そうして、名前はよくわからないけど、芳村真理(だっけ?)の若い頃ににているおばさんといい、その子供のウイノナ・ライダーといい 
良い味だしてますよ〜。楽しいです。


感想
オバケ映画もたのしくなければ。
私はやっぱり パーティの バナナボートがかかるあたりが一番好きです。芳村真理(違)の表情まで思い出しちゃう。

イヴの総て

原題 All About Eve
公開年 1950年
監督【著者】 ジョセフ・L・マンキーウィッツ
★★★★
イヴの総てAll About Eve
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説明
大物女優が失脚していき、そうして新人女優が
誕生する。

アカデミー賞6部門を受賞した作品だそうだ。

感想
1950年の映画なので、シーンなどに過激さがなく安心して見られる映画。

見所は、新人女優がのしあがるための、悪女ぶり。

筋も単純なので 気負わなくても追える。

舞台裏にこういうことがさもありなんと思うような筋なのだが、ネットで検索してみるとどうやらいろいろな本当のエピソードがちりばめられているらしい。

殺したい女

■原題 Ruthless People
■公開年 1986
監督【著者】 デビッド・ザッカー   ジェリー・ザッカー   ジム・エイブラハムズ
★★★★★

説明
 ベッド・ミドラー 扮する強烈な奥さんを誘拐してしまったのは、気弱な夫婦
ジャッジ ラインホールド と ヘレン スレイター。どうみても、誘拐された方が誘拐したほうよりも 強気で 誘拐犯の方がいいひとなの。。

感想
見るからに、アクの強そうな ベッド ミドラー ダニー・デビート の夫婦に対するは
気弱な誘拐犯。
相手役のヘレン スレイター (摩天楼はバラ色にで有名)も困った気弱そうな顔が
 ジャッジ ラインホールドと良くあって かわいらしかったです。

うまい具合にどたばたで ラストまで 楽しくハッピーなお話。 オススメですよ。

バイスバーサ ボクとパパの大逆転

原題 Vice Versa
公開年 1988 年
監督【著者】 ブライアン・ギルバート 
★★★★

説明
タイの山奥からもってこられたドクロは
本当に入れ替わりたいと思う人の心を入れ替える力があった。
 ある日 忙しいパパと ボクがいれかわってしまう。

感想
バイスバーサとは viceversa 逆さまとか 逆もまた同様にという意味らしいです。
日本では劇場公開はされなかったそうです。
私もビデオでみました。

 大人と子供の入れ替わりものは、ビッグ(1988)の方が有名です。これは主役が大物のトム ハンクス です。
同じ年に同じような映画でこちらがネームバリューに負けてしまったのかもしれません。
私はビッグよりも こちらのほうが好きです。

主役の ジャッジ ラインホールド Judge Reinhold が、入れ替わった後の生き生きとした表情は みていて楽しくなります。

配役からみると、トム ハンクスよりも ジャッジ ラインホールドのほうが向いているようにも思いますが、好みの問題かもしれません。

(トム ハンクスを見ていると、子供になっているという設定でもどうもオヤジに見える)

ロング キス グッド ナイト

原題 The Long Kiss Goodnight
公開年 1997年
監督【著者】 レニー・ハーリン
★★★★
ロング・キス・グッドナイトLONG KISS GOODNIGHT
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説明
主演は ジーナ ディビス。スチュワート リトル 2(ネズミがしゃべる〜)の 人間のママ役の人です。
  前作の スチュワート リトル でもママをやっていたのを先日テレビでみました。
   もっと前になると ビートルジュースの 奥さん役もやってますね。彼女のコミカルな映画を私は多く見ています。
  顔は正統派美人というよりは、なぜか 私は ドナルドダックの恋人のデイジーを思い出します。口の感じかな。

  題からみると気恥ずかしくなるようですが、内容はぜんぜんちがいます。
  筋は、平凡な主婦のはずのジーナ。なぜか 命を狙われる。そして強い。めちゃくちゃ強い。
  実は、彼女は記憶喪失で、その強さと命を狙われている原因は その失った記憶に原因があるらしい。
  という話。

感想
  随分前に見たのですが、ウソのような強さが おもしろかった記憶があります。
  記憶を頼りに書いていますが、
  親しみやすい顔で、あまり強そうでない、どちらかというと運動もできなさそうな
  印象をもつ ジーナがあえてこの役をやったことで コミカルな面白さが増えたような気がします。

 主婦の役を 氷の微笑時代の シャロンストーンがやっても、シェイプアップしたてのころの マドンナがやっても 「ちょっとウソっぽいよね」 という気がしますよね。
 
 どこかに生活臭があるような 普通の主婦といわれても
あまり違和感のない ジーナだからこそたのしめたのではないでしょうか。