■原題 SPACE COWBOYS
■監督 クリント・イーストウッド
■星 ★★★★
スペースカウボーイ 特別版 | |
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■説明
若い頃、宇宙飛行士を夢見て過酷なトレーニングを積んでいたチーム。ところが、それは実現せずに皆の夢が破れることとなる。 そのリーダーであったクリントイーストウッドの設計がなぜか旧ソ連製の人工衛星に使われ、今となっては古すぎる技術であるために現在の人たちではまったく理解不能。そのため、イーストウッドに修復の問い合わせが来る。
■感想
最近「年取ったなあ」と思うことが多く、老いというものが妙に身近な今日この頃。そんなときに、「じいちゃんたちが元気で若いもんにはまけないぜ」というこういう映画は 「いいねえー」と見てしまう。
特にイーストウッドはそんなにファンでもないのだけれど、こわもてのトミー・リー・ジョーンズは大好き。彼がいい役をやっているだけで点数も甘くなるというものだ。
もともと 並外れた体力をもった「じいちゃんたち」だけれども、超人じいちゃんというわけでもなく、もちろんそこそこ出来ないところもあるというのがご愛嬌。そうでないと「ありえなーい」で見たくなくなっちゃう。カッコイイと同時に随分とチャーミングなじいちゃんたちで、そこいらのお尻の青い若造なんて目じゃないぜ。こういうじいちゃんがいたら、モテモテだね。と思う。 話がさくさくテンポ良く進むのも、「ありえない話」であり、「娯楽作」だからすごく好ましいと思った。
ラストの音楽も、うー。やるなあ。と。
ただし、私、この映画を見るのは2回目なので大体筋は知っていた。それでももう一回見たいなあと思う映画。面白いです。
そうそう。映画の設定はあながちない話ではないと思った。会社に勤めている頃、COBOLの技術者が不足しているとかいう話があった。 随分前に作ったプログラムがまだ使われているけれど、いまさらCOBOLを学ぶ人がいなくて その時代の人が求められているとかなんとか。 そういえば、デザインの仕事をしていた人も 「今はなんでもコンピューターだけれど」と手作業についてきちんと学んだ話しをしていたなあ。
なんでもコンピューターがなければ出来ない人たちがほとんどになった頃に、私もスペースカウボーイみたいに出番がヤッテクルカモ? なーんてね。