■監督【著者】 林 真理子
■出版社 新潮文庫
■星 ★★★★
着物をめぐる物語新潮文庫
■説明
全部で11話の短編で構成されている。
一人称、独白で語られている。すべて主役は違う人だ。
それぞれが、着物に関係する出来事を語るという形式である。
■感想
着物について、私は知識がないのであるが、取材の苦労はいかほどかとと思うほど、詳細に語られている。着物に詳しい方にこの評を聞いてみたい。
それはおいておいたとしても、うまくできている。
本の主人公は語り手であると同時に、やはりこの本全体としては 着物が主役なのだ。
全体を通してさらっと読める。そうして、さぞ、書いている本人もおもしろかったろうと思えるような本であった。