注意)多少のネタバレ
この記事は ネタバレを含む感想です。映画の冒頭のみ知りたい方は、下の ■説明 の部分のみお読みください。
■原題 Finding Neverland
■監督 マーク・フォスター
■星 ★★★
ネバーランド | |
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■説明
劇作家の ジェームズ・マシュー・バリー(ジョニー・デップ)の新作初演の日。落ち着かない様子の彼を探す妻がいた。そうして演目は始まるが、観客には退屈極まりなかったようだ。ガッカリとしたマシュー・バリーは、妻を散歩に誘うが、どうせ、劇のことしか考えてないのでしょうからとひとりで行くように言われる。
■感想
暖かい気持ちに包まれるという前評判が悪かった。映像は確かに美しいのだけれど、どれも一歩突っ込み不足な感があり、中途半端な思いが残った。 たとえば、友達としてサポートしていたシルビア(ケイト・ウィンスレット)に対して、世間一般でいうような関係は無かったにせよ、彼の中には恋愛から愛情に変わってきた思いがあって、それでも「友情」だと認識しようとする葛藤などが本来あったと思うのだけれど、その辺があまり出てなかったみたいなんだよなあー。と。というか、別にシルビアに対する愛情でなかったとして、息子ピーターに対する愛情(これについては、中で語られているけれど)だけであったのだとしたら、そちらも中途半端。なんだか画面のこちら側に伝わってこない。
ジョニデのファンの方からすると、日ごろのアクの強い役でない役をみることができて満足度は高いかもしれないけれど、その辺がきちんとこちらに伝わらないのは今ひとつだなあと思ったのでした。 私から見ると、ジョニデの出演作の中ではいまひとつではないかという思いが強いです。
※エピソード自体が良い話というのと、映画が良くできているというのは別の問題だと思うので。