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May 31, 2005

チャンス

■原題 Being There
■監督 ハル・アシュビー
■公開年 1979年
■星 ★★★★

感想を見る場合は上で。値段は下が980円

B00005L8OZチャンス
ジャック・ウォーデン,  シャーリー・マクレーン,  ハル・アシュビー,  イエジ・コジンスキ

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B0009H9XGQチャンス
ピーター・セラーズ ハル・アシュビー シャーリー・マクレーン メルビン・ダグラス

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■こんな人にオススメ
 じっくりじんわりと心に残る映画を見たいと思っている人
 シャリー マクレーンのファンの人
 ピーターセラーズのファンの人、彼のクルーゾー警部とは別の演技を見てみたいと思う人

■説明
チャンス(Chance)は庭師だった。ところが屋敷の主人が死んでしまい、屋敷を出て行くことになる。チャンスは生まれてこの方屋敷を出たことがなかった。おまけに、彼の存在自体、記録になかった。屋敷の主人が亡くなってしまった今、彼はどういう素性のものかもわからなくなってしまった。はじめての屋敷の外。見るもの聞くものすべてが珍しいチャンス。

■感想
 チャンスという日本語の題名とパッケージの裏の「チャンスは一躍時の人となるが」という説明でいつものアメリカンサクセスストーリーや 軽い映画だと思って見始めたのだが、なんとも不思議な雰囲気の映画だった。 購入当時みはじめてじっくりと見る時間がなくお蔵入りになっていたもの。

先日、花時間という雑誌の書籍紹介欄に「庭師ただそこにいるだけの人」という本があり、その名前と表紙に引かれて説明を読んでみたところこの映画にゆきついた。映画の原題は Being There. そうか。私がチャンスというイメージに振り回されていたんだな。  

4870316579庭師ただそこにいるだけの人
ジャージ・コジンスキー

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 楽しんでみるというよりも、心配性の私はいつか周りの人が気づいてしまうのではないかとハラハラしながら見ていたので最初のうちはかなりつらかった。
 彼の言葉を比喩として理解する成功者達のよりどころのなさや、政治の世界の滑稽さも描かれているけれども、それはいままで私が見たアメリカ映画のような軽い扱いではなくふしぎにじわじわとした感覚でせまってくる。 そこにいるだけの人。あることをあるがままに言う人。人はものごとを理詰めで考えるとき、あるがままに受け入れることを忘れ勝ちになってしまうのかもしれない。
 物事は、あるがままにあることをそのままに受けとめることが大事なのかもしれないと思ったりした。

ハラハラしながら見た映画だけれども、全体を通して静かな運び。見終わった後はなぜか チャンスと一緒に雪の残る林をあるき、水面を見守り、気持ちがしんと静まっていた映画でした。

主演はピーターセラーズ。 聞いた事があるとおもったら、クルーゾー警部ということ。名演技です。

May 01, 2005

マイ・ビッグ・ファット・ウェディング (マイ・ビッグ・ファット・ウエディング )

■原題 My Big Fat Greek Wedding
■監督 ジョエル ズウィック
■製作年 2002年
■星 ★★★

マイ・ビッグ・ファット・ウェディング
ニア・ヴァルダロス ジョエル・ズウィック ジョン・コーベット レイニー・カザン

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■こんな人にオススメ
家族や親戚が面倒だと感じたことのある人
反対に親戚とあまり付き合いがなく、親身になった親戚づきあいにあこがれている人
なんとなく婚期を逃しそうカモとおもいつつあるひと
ほのぼのした映画を見たいと思っている人


■説明
トゥーラはギリシャ系アメリカ人。30歳を超えて家でやっているギリシャレストランを手伝う身だが、父にまで トシだと日々いわれる生活。 毎日家と店の往復で希望のない日々。美人だった姉はとうに結婚して3人の息子に振り回された毎日を過ごす。
 ギリシャでは女の子は皆 さっさ結婚して子どもをもうけろというのが常識なのだ。

■感想
 実話?らしいけれど、主役トゥーラ役の ニア・ヴァルダロスが強烈すぎて、どうも私の好みでない(ゴメンオヤジ化しています)ごつくて30っていっても無理があるようなオバサン姿。彼女が彼女なりに綺麗になったのは目を疑ったけれど、それでもまだまだゴツイ。。。 相手のイアン(ジョン・コーベット)が旅行店で働く彼女に一目ぼれしたらしいんだけど、 こういうので人目ボレってアリ?と腑に落ちなかった。
 だって、窓の外からのぞいただけで一目ぼれして猛烈にアピールしてしまうほど彼女個性的?魅力的?
 実話ならば、多分見かけで引かれただけでなくなにか別の要因があるでしょ!その辺かいてくれなきゃーとちょっとはがゆい。 

ま、そこは置いておいて、ひとそれぞれ好みがあった。イアンは いつも紹介されるような金髪で細くて綺麗な女の子はアキアキしていた。そうして、実はゴツい女が好みだったんだろうと思うことにする。

 ギリシャの濃い人たちが 面白いといえば面白いかもしれない 見所はソコ。という映画でした。私は田舎でそだって、近所づきあい、親戚づきあいの面倒なところもよく知っているので いまひとつ諸手を上げてステキというほど好きでなかったけれど、 生まれてこの方こういう経験をした事の無い人にはうらやましいものかもしれないなーと思いました。
 それとも日本の親戚づきあい近所づきあいよりももっとからっとしているのかしら。

 今私が独身だったら 「トゥーラの気持ちわかるわー」「彼みたいなひとどこかにいないかしら」と思ったかもねー。それはその場にいないとわからないことだけど。
お化粧も服装も親戚も子どももなんもかも ”too much” な映画っていう感じかも。そのゴチャゴチャ感を楽しむための映画みたいに感じました。

しかし、二人の生活これから問題ないのかしら。。。と心配していたら、なんと、続がテレビで放映されていたのですね。(途中打ち切りになったとか)
アマゾンレビューにある 「彼女の中にもGREEK魂があって」ということだったらちょっと見てみたかったカナ。

マイ・ビッグ・ファット・ライフ !
ニア・ヴァルダロス スティーヴン・エクホルト レイニー・カザン

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2003-12-19
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