■原題 Shakespeare in Love
■公開年 1998年
■監督【著者】 ジョン・マッデン
■星 ★★★★
恋におちたシェイクスピアSHAKESPEARE IN LOVE COLLECTOR'S EDITION
■説明
ジョセフ・ファインズ(シェイクスピア)は売れない劇作家。演劇好きの(ヴァイオラ)グィネス・パルトロウと 女王陛下の観劇会で初めてで会う。 ヴァイオラは、演劇にでたくてしょうがない。男装して、オーディションを受ける。
そうして、ロミオとジュリエットと話が交錯しながら進んでいく。
■感想
衣装や町並みがすばらしい。その時代にタイムとリップしそうでした。
グィネス・パルトロウのインタビューの様子はテレビで見たことがあったのですが、さほど印象に残っていませんでした。
また、シェイクスピア役の俳優においては、ほとんど私は知りませんでした。
ところが、一歩映画の中で彼女・彼を見るとそれはそれは魅力的に変貌していて驚きました。
グィネスパルトロウの金髪に合った衣装や表情の美しいこと。
眉の濃さが気になっていた シェイクスピア役のジョセフ・ファインズも魅力を充分に発揮していました。
これが役者の役者たるところなんですね。
ただこの映画、根底のところで私には受け入れがたい描写が多かったのが、いまひとつ乗り切れなかったです。
グィネスパルトロウが ジョセフファインズと惹かれあうのはわかっても事の展開が急激すぎて
恥じらいがなさすぎるというか。。。ロマンチックというよりも。。。
映画を見る自分の境遇によって、評価が変わるものでしょうから今の私の境遇がそれにあわなかったのかもしれないと思いました。
しかし。全体的には大変面白かった。
DVDには おまけ映像がいろいろついています。
カットされた場面よりも 実物の映画に 使われた場面だけのほうがずっとよくできているのは 監督の力なのだなと納得しました。
※子供さんと一緒に見るには問題のある場面があると思います。
=====少しネタバレ=========
この二人の関係について、期限付きの恋を楽しむと評している人がいたけれど、私はまた
別の意味合いでとらえました。
そうではなくて、彼女は運命を受け入れながらも前向きの強い女(もしくは、現実的なクールな女)だったのだと思う。
その強さの象徴が、エンディングの映像にあるように思いました。