April 2008 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 |
■原題 Mickey Blue Eyes
■監督 ケリー・マキン
■星 ★★★
恋するための3つのルール | |
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■説明
ヒュー・グラントはオークションハウス勤務。3ヶ月前に付き合い始めたジーン・トリプルホーンにプロポーズするが、彼女は「ダメよ」と言う。 二人は愛し合っているはずなのにナゼ? 実は彼女の父親(ジェームズ・カーン)はマフィアの一員だったのだ。
■感想
前半までは「マフィアがらみのコメディ」っぽいコッテコテのコメディ。ヒュー・グラントはここでは気弱でたよりにならない優男を演じている。困った顔やおどおどした顔はいつものパターンながらうまい。 ジーン・トリプルホーンは当初ちょっと違和感があったけれども、ドレスアップしたときに格別綺麗。目と目が離れたジョン・F・ケネディ夫人だったジャクリーンのような雰囲気で、ショートヘアが首の長い彼女に良く似合っている。
でも、「ありがちだよなあ」という印象を逃れきれない。あまりにも類型化しているのかな。。と2回くらい途中でだれて眠くなって中断。 ところが、後半。あることが起こって 「どうなるんだろう」となかなか気になる展開に。 後半はテンポ良く進んでいたと思う。
コメディ映画だからオチが見えてしまうところが難点でもあり、またそこがよいところでもあるのかも。
前半は★★ 後半は ★★★☆ という感想でした。前半眠くても、後半まで辛抱して見てみる価値はあるかも。
テレビでは 恋するための3つの条件という邦題で放映されていたと思う。 元題の Mickey Blue Eyes は この話の中に出てくる人名。 3つの条件はなんだったのか? いまだにわかっていない。(^^;)
■原題 THE TIME MACHINE
■監督 サイモン・ウェルズ
■星 ★★★
タイムマシン 特別版 | |
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■説明
最愛のエマに会い、結婚の申し込みをしたその直後、公園に潜んでいた物取りに金目のものをあさられたアレクサンダー(ガイ・ピアース)とエマ(シエンナ・ギロリー)。エマはもらったばかりの婚約指輪まで出せといわれる。
■感想
有名なタイムマシン。原作は子どもの頃に読んだかどうか記憶がさだかではない。1959年のタイムマシンは未見。
ガイ・ピアースの7・3分けがあまりにも似合わなくて「猿みたいだなあ」と出っ歯ばかりが気になってしまうけれど、前半の時代から時間旅行しはじめたころまでは時代設定、その時代の風俗を楽しみながら見た。後半、ガイ・ピアースがすっかりとアクションになじんで、こっちの方が違和感がない(のは猿みたいだから?<ウソです。ファンの皆様ごめんなさい。)その時代の女性 マーラ(サマンサ・ムンバ )はまるで人気絶頂の頃の安室奈美恵みたい。 映像としては色々楽しめたけれども、ストーリーとしてはやっぱりちょっとムリというか安直に進みすぎるなあーと 彼がその選択をした理由というのが弱いような気がした。
まあ、そうはいっても、長い地球の歴史を映像で見せてくれるというのは映画ならでは。 娯楽大作です。
検索してみたら監督の サイモン・ウェルズさんは H.Gウエルズさんのひ孫だとか。
■原題 Someone Like You
■監督 トニー・ゴールドウィン
■星 ★★☆
恋する遺伝子 | |
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■説明
アシュレイ・ジャッドはテレビ局勤務。同僚には若い女の子ととっかえひっか付き合っているいけすかない ヒュー・ジャックマンがいる。そんなある日、グレッグ・キニアに会い、一目で恋に落ちてしまったのだけれど。。
■感想
アシュレイ・ジャッドがかわいくてすばらしいスタイルで、それに見とれているうちに、あーら映画が終わっちゃったわ。という感じ。まるでバービー人形が動いているかのよう。
恋に落ちた相手のグレッグ・キニアは妙に頬の辺りがもったりしていてひげが濃く、好みではない。 絵面的には やっぱり ヒュー・ジャックマンの小さくまとまった顔とアシュレイ・ジャッドの小顔同士が良くお似合いだよなあーなんてそんなことを考えながら見ていた。(私の好みは映画としてはあまり関係のないことだけれど)
お話としては、メグ・ライアン路線と思える感じ。
上司を演じるエレン・バーキンの下方向にたれた目と口角がすごく対照的だった。
なによりも、そんなことばかり気になるということは話の筋に入り込めてないからこそだと思う。ストーリー展開がなんとなく安直すぎて安っぽく、子どもっぽいからかなあ。 もっと若い頃に見たら違う感想を持ったかもしれない。そう考えてみると、ここでいう年増役の エレン・バーキンやら お姉さん夫婦の言動はもしかしたら若い世代にとってみたら新鮮なものなのかなあ。。と。
old cow の私は思ったのでした。
■原題 Two Weeks Notice
■監督 マーク ローレンス
■星 ★★★☆
トゥー・ウィークス・ノーティス 特別版 | |
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■説明
ハーバード卒のサンドラ・ブロックは父・母ともに法律畑出身のお堅い家柄。正しいという信念のために行動するということを小さい頃から叩き込まれているが、それが邪魔をしてか、お金が儲かる職には恵まれず貧乏暮らし。 ヒュー・グラントは利潤追求で大きくなった会社の社長。その社長に、ひょんなことから雇われることになったサンドラ・ブロック。
■感想
またもや 「トゥー ウイーク ノーティス って何?」特にノーティスって何? とつづりさえも想像できなかった私。英語が苦手だとサッパリ。 つづりを見て ああ、Notice か。とやっと少し落ち着いたりしましたが 邦題は難しいです。
Like movie,nagi styleさんの 映画検索「ト」によると、
解雇するなら2週間前に通達をせよ、もしくは雇い主に通達せよと言うアメリカの職務条件の1つ。
予告完成直前に邦題が変更になった「トゥー・ウイークス・ノーティス」予告編のメインタイトル差し替え作業。とあるので、邦題を決めるというのは難しいのだろうなあとおもいつつ。(この予告屋さんのページはなんだかおもしろそうなので後ほどじっくり見せていただくことにしよう)
さて、ヒュー・グラント お決まりのお金持ちのヤサ男が出る「ラブコメ」の典型という感じのこの映画、肩の力をぬいてラクーにゆるーく見るのが良いと思います。
サンドラ・ブロック、顔がごっついから私は好みではないし、顔からするとライバル役の アリシア・ウィット の方が好みなはずなんだけれど、このアリシアがまー。特に何をしているわけでも、意地悪なわけでもないんだけれど、妙にその無邪気な行動にムカつく女で、「あーわかるぅー」と。彼女には悪気がないだけにサンドラも打つ手ナシ。すごすごと引き下がるしかない気持ち。なんだかスゴークよくわかるぞ! で面白く見ることができました。
ヒューもサンドラも いつもの味という感じ。まあ、「寅さん」を期待して「寅さん」を見るとか 「水戸黄門」を期待して「水戸黄門」を見るとか そういう感じで安心して見ることができる映画かなー。
■著者 E.L.カニグズバーグ
■星 ★★★★
魔女ジェニファとわたし | |
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■説明
転校してきたばかり、ひとりぼっちのわたしは、ハロウイーンの日に木の上に座っているジェニファと出会います。ジェニファは自分は魔女だというのです。
■感想
子どものころ、なにかについて話すときに「ああ、この子は大人だなあ」と尊敬してしまうような子がクラスに1人はいたように思う。それは、別にファッションやら、経験やらそういうものではなくて、何かについて自分が考えもしていなかったような穿った考えをさらりと言う子のような。
小学校6年のとき、禁止されていた「こっくりさん」を学校でやったことがある。おそるおそる二人組になり、指を出した私のコインはまったく動かなくて、相手を別の子に変わった途端 驚くようにスルスルとコインが動き始めた。 そのとき、私は少し気になっている男子がいて、誰にも言っていない秘密だったのに、コックリさんは、その子のクラスや頭の文字などいとも簡単に当ててしまったのだった。
そんなことを懐かしく思い出しながらこの本を読んだ。大人になってみるとわかる少女時代の魔法の思い出。子ども用の本となっているけれど、この本を思い切り味わえるのは大人になってからのような気がする。
■著者 伊藤遊
■星 ★★★★★
鬼の橋 | |
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■説明
貴族の息子小野篁は橋を渡ろうとしたところで、浮浪と思える身なりも汚い女の子に「橋にあやまれ」と頭ごなしに怒鳴られた。丁度1月前になくなった妹と同じ年頃の女の子だ。
橋の向こうは篁のつらい記憶のある場所。そこへ行こうとする途中だった。
■説明
息子の読書記録をつけている子ども用の本のブログlocusにcatseyeさんからコメントいただいた知った本です。すごい本でした。福音館の本で、子ども用の本だけれどこの本は大人用といわれればそれで通用する本です。小学上級以上となっているので、5,6年生から読めるのかな。
最初、数ページの導入部を過ぎてから主要な登場人物が出揃ったあたり。そのあたりから一気に憑かれたように読み進んでしまいました。何がすっきりとわかるわけでもありません。その見え隠れする何かを追い求めるように次へ次へとページをめくってしまいました。すごい本だと思います。
主人公の篁は、迷いの真っ只中。やることなすことうまくいかない思いを抱えています。彼にはそうなる理由があったのです。しかしその橋の上で声をかけた女の子とのかかわりから彼はさまざまなことを体験し考え始めます。 なによりも、私には鬼の存在が大きくてたくさんのことを考えさせられ、そうしてないてしまいました。ただ、感動したことをここで書いてしまっては読む方の楽しみをうばってしまいそうなので書きません。でも、読んで損しないとても面白い本だと思います。息子が小学校高学年になったら必ず読ませたいです。図書館で借りた本だったのですが、新しいものを自宅用に購入しました。
■著者 伊藤遊
■星 ★★★★
つくも神 | |
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■説明
つくも神とは、長い時を経て魂を宿した道具たちのこと。ほのかの住むマンションで放火騒ぎがあった。同じマンションに住む口うるさい井上さんは、最近帰りがおそいほのかのお兄ちゃんが怪しいといわんばかりの言動をする。
■感想
なによりも表紙のカエルに惹かれて手に取ってしまいました。袴をはいているのに、黄色い傘をかかえて走っています。本の内容は小学校5年生くらいから読めるものだと思います。
物に対するいつくしみがあふれた良い本だとは思うのだけれど、表紙絵で私の想像が一人歩きしてしまい、つくも神たちが縦横無尽に活躍する壮大なファンタジーを期待してしまったので 内容にあまり入り込めなかったのが残念。
でも、良く考えてみると、まだ時間や空間を行き来する本に慣れていない子たちが読むには丁度良いくらいの時間旅行・空間旅行かもしれないと思い直しました。
身近なマンションが舞台というのもそういう子どもたちに入り込みやすい設定となっているとおもいます。
■原題 A BEAUTIFUL MIND
■監督 ロン・ハワード
■星 ★★★★
ビューティフル・マインド | |
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■説明
天才と呼ばれた ジョン・ナッシュ(ラッセル・クロウ)は人付き合いが苦手。学生時代から人とうまくやっていけない。そんな彼でも、彼の人柄を認めてくれたのか 彼を理解してくれるルームメイトとめぐりあい、なんとなくこれからうまく人生も進んでいきそうな様子になってきた。
ジョン・ナッシュは実在の数学者で1997年にノーベル経済学賞を受けている人だということです。 彼は30歳のときに統合失調症に悩まされ始めたとのこと。
この映画は彼が数学者として認められる前から、ノーベル賞を受賞するまでを描いています。
■感想
この感想をネタバレせずに書くのはとても難しいです。私は何も知らずにこの映画をみはじめて、あまりの居心地の悪さに、一旦「どういう話なのか」とネット検索をしてしまったほどです。
以降、ネタバレします。
統合失調症(YASU-Qさんのページ) によると、
・統合失調症は胃潰瘍・十二指腸潰瘍を併せた「消化性潰瘍」の有病率と同じくらいよくある病気である。
・この病気の人とは、その症状以外はほとんど普通の人と変わらない様子で話ができる。
・症状は幻聴・幻覚などが現れる陽性症状と、心のなかに通常存在する働きが鈍っている陰性症状の2パターンがある。
(詳しくはリンク先をご覧ください)
この映画は後半にいたるまで見ている人を 現実と非現実の区別のつかないような危うい世界に置きます。見ている本人も少しずつつじつまが合わない世界の住人になり、何が現実で何が非現実なのか迷ってしまう。
見る側にとってみてはナッシュの世界や苦しみを疑似体験するような気がします。
アマゾンの映画評には 実際にはナッシュには幻覚症状は現れていなかったという記載がありましたが、映画の中の医者のせりふ
「この病気は自分の大切にしている思い出さえも、信じられないというつらい病気です」何が本当で何が幻覚なのかわからない、そのつらさを映画を見ているこちらも疑似体験しているかのようです。
ジェニファ・コネリーの芯の強い女性の演技はたしかにすばらしいと思いました。
しかし、女の私からすると、彼女が彼を愛したというきっかけが良く見えない。それが残念でした。たぶん、彼の数学的才能や素直な人格に惹かれたのだと思うのですが。 いや、もしかすると 映画を見る側にジェニファコネリーに愛されているという実感を与えないように、これも何が現実で何が嘘なのかわからないように 緻密に計算された演出だったのかもしれません。
■原題 DR. T & THE WOMEN
■監督 ロバート・アルトマン
■星 ★
Dr.Tと女たち ~スペシャル・エディション~ | |
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■説明
産婦人科医のリチャード・ギアの娘が近々結婚するので、奥さんはその準備に忙しい。彼のクリニックは大変人気があり、ハンサムな彼の周りには、お金持ちの暇でワガママな奥様たちがたくさん。
■感想
私はこれまでいたるところで有能な女性をたくさん見てきています。世の中には「女はバカだ」と十把ひとからげで男女差を語る人も多いですが、だいたい社会に出てそれなりの仕事をしている女性は認められるために、男性以上の働きを必要とするからか、知的な人が多いのです。 仕事をしていない人でも、ネットで出会い、いろいろとお付き合いをさせていただいている方々の思慮深さや知識にはいつも驚かされることが多いのです。ところが、最近 女性である私から見ても 「ああ、コレだから女はバカだと言われるんだよ」という人を多く見るようになりました。これは私の生活環境が変わってしまったからでもあるのですが。
人の噂がどんどん大きくなって伝わる。瑣末なことを気にするわりには重要なことを気にしない。「今・何をするべきか」「ここでは何ができるところか」そういう社会の大きな決まりごとにサッパリ気付かずに、まるで世の中には自分しかいないような傍若無人ぶりでも、いたって本人は「これで正しい」と思っていたりするようです。そういう人を見るにつけて じれったいやらなんやら。
いえ、これは「女がバカ」というよりは、社会に出ていないために、社会生活の規則がわかっていないからこそ発生していることだと思うのですが。悲しいことに私は女性。 男尊女卑の男性だったら「だから女の頭は足りない」のひとことで片付けることが出来ると思うのですが、同じ女性の立場からして、「どうして、ここで個人の都合を持ち出すんだろう」とか「どうして、手順をととのえようとしないんだろう」と思うと同時に、彼女たちが社会の決まりを知らないばかりに 「バカ」扱いされる様子を見ると心穏やかではいられません。
そんなはがゆい経験を最近もしたので、この映画はとても不快でした。なんといっても出てくる女たちがそういう男尊女卑の男たちがとらえているであろう「女」の典型だったから。 このにくたらしくなるほどの皮肉がアルトマン監督の持ち味なんでしょうね。それと、見ていて不快さを感じる場面描写。
実際は、こき下ろされたのは女性だけでなく、リチャードギアが代表する男性もです。
そんなバカな女たちに付き合ってへとへとになった挙句に、結局「こんな生活もう嫌だ」と夢に描いたことは一人相撲だったとわかったり、 伊丹十三 監督の 映画に出てきた 死の床に就きながらも家族のご飯を作るお母さんのように、つい自分の仕事をこなしてしまうような彼も、アルトマン監督の皮肉なのでしょう。
アルトマン監督は有名な人ですが、この映画を見る限りでは彼の人間性が好きになれません。
そんな映画でした。 全編にわたって不快で苦手な映画です。コメディだそうですが笑えませんでした。 (ごめんなさい。あくまでも、私の個人的な感想です。)
■原題 SPACE COWBOYS
■監督 クリント・イーストウッド
■星 ★★★★
スペースカウボーイ 特別版 | |
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■説明
若い頃、宇宙飛行士を夢見て過酷なトレーニングを積んでいたチーム。ところが、それは実現せずに皆の夢が破れることとなる。 そのリーダーであったクリントイーストウッドの設計がなぜか旧ソ連製の人工衛星に使われ、今となっては古すぎる技術であるために現在の人たちではまったく理解不能。そのため、イーストウッドに修復の問い合わせが来る。
■感想
最近「年取ったなあ」と思うことが多く、老いというものが妙に身近な今日この頃。そんなときに、「じいちゃんたちが元気で若いもんにはまけないぜ」というこういう映画は 「いいねえー」と見てしまう。
特にイーストウッドはそんなにファンでもないのだけれど、こわもてのトミー・リー・ジョーンズは大好き。彼がいい役をやっているだけで点数も甘くなるというものだ。
もともと 並外れた体力をもった「じいちゃんたち」だけれども、超人じいちゃんというわけでもなく、もちろんそこそこ出来ないところもあるというのがご愛嬌。そうでないと「ありえなーい」で見たくなくなっちゃう。カッコイイと同時に随分とチャーミングなじいちゃんたちで、そこいらのお尻の青い若造なんて目じゃないぜ。こういうじいちゃんがいたら、モテモテだね。と思う。 話がさくさくテンポ良く進むのも、「ありえない話」であり、「娯楽作」だからすごく好ましいと思った。
ラストの音楽も、うー。やるなあ。と。
ただし、私、この映画を見るのは2回目なので大体筋は知っていた。それでももう一回見たいなあと思う映画。面白いです。
そうそう。映画の設定はあながちない話ではないと思った。会社に勤めている頃、COBOLの技術者が不足しているとかいう話があった。 随分前に作ったプログラムがまだ使われているけれど、いまさらCOBOLを学ぶ人がいなくて その時代の人が求められているとかなんとか。 そういえば、デザインの仕事をしていた人も 「今はなんでもコンピューターだけれど」と手作業についてきちんと学んだ話しをしていたなあ。
なんでもコンピューターがなければ出来ない人たちがほとんどになった頃に、私もスペースカウボーイみたいに出番がヤッテクルカモ? なーんてね。