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January 19, 2004

クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲

公開年 2001年
監督【著者】 原恵一
★★★★
DVD映画 クレヨンちゃん嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲
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 表示されたページで タイトルか 画像を押すと他の人のレビューも見えます。
説明
いつもながらの 野原家。
今日は家族そろってテーマパークで過ごすことになったらしい。ところが。どうも大人たちの様子がおかしい。

感想
クレヨンしんちゃんなんて、子供が産まれる前は ちょっとお下品な子供のマンガくらいしか認識もなく見たことがなかったのですが。この映画は。マジ泣きました。

amazonのページのレビューより抜粋
==
子ども向け作品なのに大人のための見どころ満載で、いい歳した映画ファンがこぞって号泣、映画秘宝誌にいたっては年間第1位にまで選んでしまった大傑作。
==

春日部市で開催された20世紀博は20世紀の町並みや出来事を閉じ込めて、その中で大人も楽しめる博覧会。ところが、帰ってきてからの大人たちの様子がおかしい。
 突然おかあさんのみさえも、お父さんのひろしも しんのすけの相手をしなくなり自分勝手な行動をとりはじめる。どうやら大人たちが子供に戻ってしまっているようなのだ。

20世紀といっても長いので、古い町並みは「う〜ん。ここまで古いとみたことないぞ〜」というものから マスクに×印をつけて長いスカートでブランコに乗る姿までがいっしょくたになった世界。

大王は「あっくん、こんなしんちゃんみたいなぼうけんしてみたい!」とのこと。大人も子供も楽しめます。

ネタバレあります。以下反転させて


まずは映像。どこかノスタルジーを感じるような 町並み、出来事。そういうものが目白押しに出てくるのだが、ああ、なつかしいねえ。と思ったころあいに大人たちの子供化がはじまります。

 思えば、子育てとは究極の滅私奉公。
実際私にも、「ああ、自由気ままに過ごしたい」と思うことなど多々あるわけで、その気持ちに折り合いをつけて子供の笑顔や成長を糧としてやっているところが多いのです。

 たとえば、子供化した大人たちの行動は まさに日ごろの私の気持ちをそのまま映しています。子供の食事の準備もせず、好きな時に遊び、好きな時に寝て、お菓子を貪り食って食事おしまい。
「してはだめだからしない」と思っていることを子供化した大人たちはやってしまいます。

 そうして、実際は見たことのない町並みであっても、小さな商店街が並び、瓦屋根が並び、人々が夕方に行き来している町並みは 温かい。

 ふと気が付くと、昔は夕方もあったのに。今の私の生活には 夜と朝と昼しかありません。「ああ、最後に夕日を意識したのはいつだろう。世の中にはこういう時間もあったのだなあ」などと思ったり。

 この映画のしんのすけは 生命力・行動力に満ち溢れ 本当のヒーロー。
みさえとひろしを正気に戻し、野原家でその陰謀に立ち向かいます。

 しんのすけ、ひろし。の確信に満ちた言葉はとてもかっこよい。
こんなページもありました。
http://fukuro.bird.to/donjuan/movie/m_013.html

涙と一緒に元気をもらった映画でした。

ショコラ

原題 CHOCOLAT
監督【著者】 ラッセ・ハルストレム
★★★★
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ショコラ DTS特別版CHOCOLAT クリック後に出てきたページで タイトルか画像をクリックすると他の人の感想も読めます。
説明
ある、厳格な村に 北風とともに赤いフードをかぶった 母(ジュリエット・ビノシュ)と子がやってくる。母子は店を借りそこでチョコレート屋を開く。
おりしも、その村では昔からの伝統の断食の時期。村人は よそ者の出現をいぶかしむが、次第にそのチョコレートの虜になっていく。そうして...という話。
 人気の ジョニー ディップが出ています。


感想
不思議な映画でした。アカデミー賞にいくつかノミネートされたそうです。

なにより映像としてみるチョコレートの美味しそうなこと。「この映画を見たらチョコレートを食べたくなる」と聞いたのですが、まさに。その後私はチョコレートを買いあさり、(丁度冬に向けて新商品が出ているところですね)手当たり次第に味見をしてしまいました。

さて、この映画を見て思い出すのは、 赤いバラソースの伝説。パベットの晩餐。とか、そういう類の映画。

以下激しくネタバレなので例のごとく反転して読んでください。
これから見ようと思う人は読まないほうがよいかもしれません。

厳格な村で日曜のミサにも出ず、結婚していないのに子供を持っていて、派手な身なりの母は道徳的に疎んじられます。しかし、その母が作ったチョコレートを村人が食べると皆自分の気持ちに正直になり縛られていた規律から自由になるようです。そうして、少しずつ彼女のチョコレートを食べる人たちが増えていきます。  彼女は 古い因習に縛られた人たちを自由にするという設定です。しかし、この映画見方によってはその因習から解き放たれたのは 村人だけではありません。どうやらこの親子は村々を回ってチョコレートを作って食べさせているという昔ながらの運命に縛られた親子らしいのです。  北風とともにやってきて次の村へ移り住む。

 母は魔女のような雰囲気なのかとおもえば、途中自分が受け入れられないことに悩み涙し、この地も去ろうとします。(ああ、普通の人間なんだなあ)しかし、今回ばかりは違ったようです。
彼女は、いつも枕元に置いていた たぶん母親の遺骨を焼いた灰を北風にまくことで自らの縛られた運命を解き放ちました。そうして、この村に落ち着くことにします。

 また、終盤では 船に住み、あちこちの村を渡り歩いているという生活をしているジョニー・ディップが、母子を訪れます。どうやら 母子と一緒にこの地に住むようなニュアンスもあります。
つまり、彼も自由な生活をしているようで、実は船の上に住むという生活から解き放たれるわけです。

そうして、子供は自分の想像上の唯一の友達のカンガルーから解き放たれます。

こういう映画は見る人によっていろいろな見方があり、解釈の仕方があると思います。
これといった大きな事件はありません。 Once upon a time  で始まるこの話は 昔話としてとらえられる。まさにそういう御伽噺のような話。という印象でした。

  ホットチョコレートにチリを入れるとどんな味になるんだろう。

ジャッキーのパンやさん―くまのがっこう

監督【著者】 あいはら ひろゆき
出版社 PICT.BOOK
★★★★
ジャッキーのパンやさん―く...PICT.BOOK
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説明
くまのがっこうシリーズです。
末の妹ジャッキーはお兄さんたちとパンをつくることにしましたが。。。

感想
 カタカナとひらがなまじりの本で思ったよりも文が長かったので一人で読めるかどうか心配したのですが、話の展開がおもしろくて子供が楽しみながら読めるようです。
 (大人も読んでいて楽しかった。)絵もずいぶん可愛くてお母さんもかなり気に入りそう。

くまのがっこう

監督【著者】 あいはら ひろゆき
出版社 PICT.BOOK
★★★★
くまのがっこうPICT.BOOK
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説明
兄弟のくまのこたちと、一番下の妹(一人だけ女の子)ジャッキーの物語。

絵もかわいらしく、細かいところまで書き込まれていて見ても楽しめる。


感想
 言葉の面白さのわかりはじめた子供にこの話の展開が楽しめるようです。

少しだけ字の多めの絵本です。自分で読めるようになったころによさそうです。

BIG FAT CAT AND THE MAGIC PIE SHOP

監督【著者】 向山 貴彦
★★★★
BIG FAT CAT AND THE MAGIC PIE SHOP...BFC BOOKS
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説明
例のビッグファットキャットシリーズ。なんだか読んでいるうちに筋のとりこになってしまって、次を読まずにいられません。話が短いので、次の一年が待ち遠しいです。

感想
 その後、ゴーストアベニューで仲間とパイ屋をひらいたエド。ところが。。。
という話です。
 たぶん、ここをご覧になっている方々には この本は簡単すぎると思うのですが、なんだか大好きになってしまう本なんですよね。 あちこちに遊び心があって、退屈しません。 

 英語嫌いの子供さんがいらっしゃる方にはぜひ1巻からオススメします。
 最初は簡単すぎてつまらないかもしれないけれど、だまされたとおもって2,3巻まで読んでみてねと 子供さんにはお伝えください。(なんちゃって)

仄暗い水の底から

監督【著者】 鈴木光司
出版社 角川ホラー文庫
★★★★
仄暗い水の底から 角川ホラー文庫
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説明
あの「リング」の鈴木光司の本です。「現代の怪談」といえそうなホラー短編集です。

感想
人物の感情描写がうまく、つい引き込まれてしまいます。中の描写にはやはり気持ちの悪いものも多く、苦手な人は読めないかもしれません。(実は私も昨日電車の中で読んでいて電車酔いして気持ち悪くなってしまいました)
 しかし、気持ち悪い話ですが、最後まで読むと読んでよかったと思いました。
プロローグからエピローグまでで全体の話が完結します。
以下ネタバレ


父親が子供にあてた手紙があります。「たとえ出口なしとわかっても、ばくぜんとした出口を求め、進まなければならないときがある」という文章がありました。この言葉を「まさに」と感動しながら読む私はやはり とにかくもがきたい。もがいて現状を変えたいタイプなのだなと自覚しました。

チーズはどこへ消えた

監督【著者】 スペンサー・ジョンソン
-(なし)
 チーズはどこへ消えた?
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説明
いちやく有名になったあの本

感想
あまりにも当然のことを寓話のようにかいているところがこの本をつまらないと思った理由かもしれません。

楊貴妃の亡霊―赤かぶ検事奮戦記

監督【著者】 和久 峻三
出版社 講談社文庫


楊貴妃の亡霊―赤かぶ検事奮...講談社文庫
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説明
 人気の「赤かぶ検事」シリーズということでした。1冊の文庫本の中に別々の3つの事件が入っています。楊貴妃というのは本当の楊貴妃ではなく、山口県下関市の薬の老舗の社長のお妾さんのことでした。このお妾さんが楊貴妃の墓とよばれている墓の横で首をつって死んでしまいます。

感想
訛りがはげしい「赤かぶ」検事と(名古屋のなまりだそうで、赤かぶ検事は転勤で山口にきたそうです。あとがきから)笛吹洞一警部補 対する 妙泉弁護人 の「ああいえばこういう」やりとりが 魅力のひとつなのだろうか。

 ですが、やはり。私。この本読んでいました。そうしてあまり好きではありませんでした。
軽く暇つぶしには良いかもしれません。たしかに検事と弁護人のやり取りは 少し興味を覚えたのですが、ちょっと私には「赤かぶ」検事の「あく」が強すぎたという感じ。また、中に30台くらい?を想定した女性が同僚?として出てくるのですが、この人の一言一言があまりにも 「オヤジ受け」しそうな受け答えで、「げへえ。オヤジってこういうのが好きなのか」とおもってしまった。「オジ系オバ」で「真性オジ」でないことが敗因なのかも。

百万ドルを取り返せ!

監督【著者】 J・アーチャー
出版社 新潮文庫
★★★★★
百万ドルをとり返せ! 新潮文庫

説明
違法・違法スレスレというあくどい手口で大金持ちになったハーヴェイ・メカートフにだまされて財産を巻き上げられた4人の男達。
 知恵を出し合って、自分達が被害にあった金額=百万ドルと取り戻すための経費を足した金額ピッタリをハーヴェイから取り返すための策略を練り、実行する。

感想
 前半4分の一くらいは ハーヴェイがどのように大金持ちになり、どのように4人がだまされるかという話なので、駆け足で少々退屈に過ぎていくが、中盤から後半の盛り上がりは大変面白い。
 ページをめくるごとにワクワクドキドキ。

 まるで、楽しい昔の映画のようだ。
 映画でいうと「マーヴェリック」とかそういう 痛快なものを想像して欲しい。
 
 なによりも ハーヴェイをおとしいれるために4人は いかにもな偶然の状況を作り出すわけだが、実はそれは練りに練られた計画なのだ。当のハーヴェイは、だます側からだまされる側にまわったわけだが、全くそのことには気付かない。結末までとても楽しめる

片目をうしなってみえてきたもの

監督【著者】 ピーコ
出版社 文春文庫PLUS
★★★★

片目を失って見えてきたもの 文春文庫PLUS
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説明
おすぎとピーコのピーコ本人の 癌による眼球摘出にまつわる話。


感想
おすぎとピーコの正直な物言いが気持ちよいと感じる人はこの本はオススメ。「辛らつで嫌い」という人には向いていないかもしれない。

 私には、共感することが沢山な本であった。
ピーコが目を取り出したという話はちらっと聞いていて、ああ、義眼なんだな。というのはどこかで聞いたのだが、 メラノーマという癌が原因だったとのこと。

「縦糸の友達」とは永六輔さんがピーコにおっしゃった言葉だそうで、縦糸は一生の友、横糸は一過性の友というように六輔さんは捕らえているとのこと。
===本文より===
 友達に何かしてもらいたいと思うのは「欲」だということを、私はこのときはっきりと認識したのです。<中略>
その人のためにしてあげたいことを、たくさんしてあげる。その人から、なんの見返りも望まない。
それが本当の友達なのだ...。
====

===本文より===
自分がしにそうなほど悩んでいるときに「そうそう、あなたの言うとおり」といつも言うような友達がいたとしたら、最初はいい気持ちになれるかもしれませんが、<中略>しだいにその人を信じられなくなるかもしれません。
自分にとって居心地のいい人が、自分のことを本当に思ってくれているというわけではないのです。
====

もっともっと書きたいけれど、このへんで。

私は、相手の悩みを真剣に受け取って考えたときに、素のままの自分の考えを言います。
もちろん相手を傷つけようとして言うつもりはなく、「自分だったら」と考えていることそのものです。 でも、これによって、私から離れていく人も居るかもしれない。それはそれでよいと思います。その人が私に求めているのは そういう言葉ではないのでしょう。

それを理解してくれる人もいるし、それを好まない人も世の中にはいると思う。
そんな風に私と似ていると思うところのあるピーコには 物凄く共感したのでした。

 そうして、そういう生き方をしてきたピーコに しっかりとした縦糸の友達ができていることがうれしかった。 私のこの考えを理解してくれる人は きっと私の縦糸の友達になるんだろうな。と思ったのでした。

ゼームス坂から幽霊坂

監督【著者】 吉村 達也
出版社 双葉文庫

ゼームス坂から幽霊坂 双葉文庫

説明
 美人DJを奥さんにして、得意満面な主人公が飲み会から帰宅すると、なぜか妻はウエディングドレスで自殺していた。おもいあたることはほとんどない。
 なのに、次の日。いないはずの妻が子供を幼稚園には迎えに行き、子供は妻の作ったタラコスパゲティを食べているという。

感想
本屋で山積みになっていて、最近流行りの一言が書かれているので、つい購入してしまった本だが。。しまった。つまらない。

 泣かせるというコメントが多い中。どうも私には乗り切れないなにかが。
ちょっと年齢が高すぎたのかも。中高生が読んで感動するような話なのかもなあと思いました。

 恋愛って、結婚って、家族の愛情って いろんな意味で、中・高生時代に考えているようなもんじゃないと私は思う。 早く年取ってみたまえ。はははのは〜。

 というか、なんだか薄っぺらな印象が強い話でした。

因みに裏表紙には
「凍りつく恐怖を乗り越えた先に宮島(主人公)が得たのは夫婦の愛。多くの読者が結末に号泣した感動の作」と、ありましたが、私は泣きませんでした。
ああ。アマゾンの書評みてみたら、評価低いじゃないですか〜。失敗した〜。
今度から本の衝動買いはやめよう。

感動する英語

★★★
感動する英語!
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説明
簡単な原文とそれを声に出した CDがついていて手ごろな値段の ヒアリング教材としてよさそうな本

感想
アマゾンの評価はあまり現在のところよくないようですが、私は「いいな!」と思う本でした。
 たしかに、例文は使えないけれども、その通りに使うのではなくてその中から使えるところを自分で切り出しなさいっていうことだとおもうんですけどね。

エリザベス

原題 Elizabeth
公開年 1998年
監督【著者】 シェカール・カプール
★★★★
エリザベスELIZABETH
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説明
無敵艦隊の頃のエリザベス女王が女王たる存在になるまでには、知られざることがあったのだ。。という歴史映画。


感想
続けてみたことで余計に「マリーアントワネットの首飾り」と対照的な印象の映画でした。首飾りの方は やはり「ハリウッド映画」なのでしょう。

 ケイトブランシェットも、イギリス人らしい雰囲気なのかなあと思ってみました(彼女はオーストラリア出身のようですね。)なんだか、綺麗というよりも 「ちょっと不気味」。

でも、見ごたえある映画でした。月並みですが、彼女の心の動き、内なる変化、決心。
そうして 頼りない姫から、絶対的な権力をもつ女王へというステップが見所です。

マリーアントワネットの首飾り

■原題 AFFAIR OF THE NECKLACE
■公開年 2001年
■監督【著者】 チャールズ・シャイア
■星 ★★★
マリー・アントワネットの首飾りThe Affair of the Necklace
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■説明
有名な首飾り事件(といっても、私は歴史が苦手でよく知らなかった)を題材にした歴史サスペンスとのこと。

衣装が見所

■感想
http://www.necklace.jp/

 ヒラリー・スワンク(ジャンヌ)は、口が大きくて歯が出ているような印象を強調したメイクで 貪欲なジャンヌをあらわしているのだろうか。
ものすごく違和感のあるキャストだった。とても、由緒正しい家柄のお嬢様という雰囲気ではなく品がない。サイモン・ベーカー(レトー)は笑ったときのタレ目が素敵だと思ったのだが、これは、映画の不思議だったようで、特典映像としてついていたインタビューよりも 役柄の方が数段素敵。生きている人間としてインタビューを受けている受け答えではちょっと色あせていてがっかり。

 「首飾り事件」事実はよくしらないのだが、詐欺事件としては「よくこんな詐欺事件が成功しそうになったものだ」というほど稚拙な企てで、事実だからこそなのだろうか。虚構の詐欺事件のほうがずっと現実味があるのが不思議だった。
 閉ざされた世界でのできごとだからだろう。

この映画は、あまりストーリーを期待して購入したものではない。実はドレスが目当てだった。(ドレスや、昔のインテリアを見るのはそれがつくりものでも大好き)
衣装はとても綺麗で見ごたえがあった。 しかし、最初の登場でジャンヌが着ていた赤い衣装(これは意図的に赤にされたそうなのだが)は 品がなくて好きになれなかったなあ。

 ジャンヌの家が焼かれるシーンを見て。フランスに行ったとき、「お城が見られる」と期待していたのに、ほとんどが革命でなくなってしまって、石造りの城本体しか残ってなかったのがとても残念だったことを思い出した。 
(イタリアには沢山のものが残っていたから、余計落差が激しかったのだとおもう)
ベルサイユには行かなかった。今度行けたら行ってみたいなあ。

パイレーツ オブ カリビアン

原題 PIRATES of the CARIBBEAN
公開年 2003年
監督【著者】 ゴア・バービンスキー
★★★★
パイレーツ・オブ・カリビアン PIRATES OF THE CARIBBEAN:THE CURSE OF...
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リンク先の画像か題名をクリックすると ほかの人のレビューがみられます。
説明
船の上で霧が出たときに、海賊の歌を歌うと、のろわれた海賊がやってくる。

 なんていう話から。

のろわれた海賊たちは、人間の姿をしているのだが、月の光を浴びるとその本当の姿が見えてしまうのだった。


感想
面白かった〜。あちこちに ディズニーランドの「カリブの海賊」そのままの映像があり、今となってはちょっとチャチイ感じのカリブの海賊も次に行ったときにもっと楽しめそうです。
 実はお正月に ディズニーランドへ行くという計画もあり、どうかな?記憶の新しいところで、一段と楽しいかな。

 ジョニーディップがめっちゃ濃いですね。あのカマっぽい歩きとかすごすぎ。
人気のオーランド ブルームも おお。正統派という感じでした。
タレ目に弱い私は オーランド・ブルームの方が好きかな。

 盛りだくさんで、子供も大丈夫な ブエナビスタ(ディズニー)の映画なので、お正月などに家族でみるのもオススメです。

 絵はさっぱり似てないですが、その人気の二人のつもりだ〜。
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オーケストラの少女

原題 ONE HUNDRED MEN AND A GIRL
公開年 1937年
監督【著者】 ヘンリー・コスター
★★★★★
オーケストラの少女One Hundred Men and a Girl
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説明
ディアナ・ダービン のお父さんはトロンボーン吹き。ところが、今は職にあぶれています。
 どうにか、有名な指揮者レオポルド・ストコフスキー (本人さんの出演です)に売り込もうとするが、ことごとく失敗して追い出されてしまう。


感想
やっぱり面白かった。
 あの頃の映画は 希望と良識に満ちていて、見ていてすがすがしい思いがする。

 最近の露悪的な映画など、作っている人たちは「これが人間の真の姿なんだ」なんて思っているのかもしれないし、見ている私たちも怖いもの見たさがある。
たとえば、先日来話題のタランティーノなんてそれの最たるものというか。
(もちろん彼の映画も私は見るし、フロムダスク・ティルドーンなどは たしかに彼の個性というかかなりの衝撃を受けた作品ではあるし、予想も付かないめちゃくちゃな展開に翻弄されて 「良い映画」とはいえないが たしかに「面白い」映画だと思う。)

 単純に筋が見える映画は「筋が見えてつまらない」と言われるし、そういう映画は評価されにくい。

でも、世の中の心温まる「善男善女」の映画も やっぱり必要だと思う。
「良い話」を見聞きして「うれしいと思う」「心が休まる気持ちがする」という性質が人から失われていってしまっては やはり人間社会自体の崩壊に繋がると思うのだ。

 思うに、今の世の中「金(カネ)」に対して人が価値を認めすぎているように思う。
金でははかれない価値をもっと評価するべきだ。認めるべきだと思う。

オーケストラの少女One Hundred Men and a Girl
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映画はモノクロです。(当然か〜)

ユー・ガット・メール

原題YOU'VE GOT MAIL
監督ノーラ・エフロン
★★★

ユー・ガット・メールYOU'VE GOT MAIL
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説明
メグ・ライアンは 子供向けの書店経営者。近くに大手の本の安売りショップが進出の兆しで不安を隠せない。


感想
メグ・ライアンとトム・ハンクスの二人が主役の恋愛映画です。
最初に、うううううん。メグ。やっぱりあなたにも年齢は平等に訪れているのね。と。
「恋人たちの予感」の頃からすると、やっぱりそれなりに年をとっているなあ〜という印象。このメグの魅力は 飾らない、かわいらしい雰囲気なので、「いつまでこの路線でいけるだろう」とファンの一人としては ちょっと心配。
恋人たちの予感 特別編When Harry Met Sally こちらのほうがストーリーとしてはずっと面白かった記憶があります。


 というのも、恋人が言いたいことをまくしたてて「行ってくるからね」と出かけた後に ピョンピョンと飛び跳ねて 目をくるりくるりと回す動作がどうにも似合わないような気がしたから。でも、まあ、よ〜く胸に手を当てて考えてみると私なども年齢に合わない幼稚な行動も多いことだし、わざとらしいけれども普通なのかもしれないなあ。

 私のこの映画に対する感想は、「まあ、期待通り」もともと筋は知っていたので期待を裏切らないところが安心して見られる。ハッピーなストーリーです。

 辛口のコメントも下に。でもネタバレっぽいので ちょっと隠しますね
マウスで反転させて読んでください。


冒頭からすぐにわかることですが、トムもメグもお互い恋人と一緒に住みながら、ネットの「30台の部屋」とかで出会った人とメール交換やチャットをしているわけです。
 トムの方は なんとなく今の彼女に「うんざり」という様子が見て取れる部分もあるのですが、メグの方は「わたしたち ぴったりの二人だとおもっていた」なんていうことで、なんでぴったりの二人だと思っていたのに、そうなんだい?

 メールだけの相手にそれほどまでに惹かれてしまうという描写がちょっと甘いようにも思いました。

 ネット検索すると、「メルトモはそんなに甘くない」との感想も多くありました。
最近、スクリプトを公開して思うのは、世の中の性に関する執着っていうのは私が普通に想像していた以上のものだったんだなあと思うのです。
 一応、公序良俗に反するサイトには使わないようにと但し書きを入れているのですが、私が嫌悪感を抱くようなサイトに設置されていて、そこから私のサイトにやってくる人が普通のサイトからやってくるひとよりも格段に多いのです。

 社会的な問題も多数起こっていますし、そういうことからも「彼氏・彼女」が欲しいと恋愛にあこがれている寂しい人たちが出会い系で。。というのはやはり危険が沢山ではないかと思います。自分は恋愛にあこがれていても相手は恋愛が目的でない人も沢山いそう。

 まず、ネットという、顔も名前もなにも公開しないという匿名の世界。自分が匿名であると同時に相手も匿名なわけですから、その相手が公開しているプロフィールがどの程度信用できるかということも、よく考えればわかるはずで、私が「年収3千万の外資系ビジネスマンです」なんていうプロフィールで登録しても分からない世界がこの世界なのです。(そんなこと興味もないし、するほど暇ではないですが)

とにかく、お話はお話。映画は映画。虚構は虚構として楽しみましょう。
ハッピーエンドで 細かいことを気にしなければ 期待通りに楽しめるロマンチックラグコメディ という感じでしょうか。

オズの魔法使

原題 THE WIZARD OF OZ
公開年 1939年
監督【著者】 ヴィクター・フレミング
★★★★
オズの魔法使 特別版THE WIZARD OF OZ
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説明
ドロシー(ジュディ・ガーランド)は農場の娘。
ある日、竜巻に家ごと飛ばされて一人で不思議な国についてしまう。 おまけに、悪い魔女を家の下敷きにしてしまったらしい。


感想
タイトル画面からなぜか 画面がモノクロ。。「この映画ってモノクロだったんだ。。。」と思いながら見ていたのですが、それは演出でした。
 「ジュディガーランド、すご〜くカワイイ。」 でも、背の高さを見るとかなり大きい。声も大人の声です。何歳くらいだったのでしょう。
虹のかなたへ「OVER THE RAINBOW」は映画を知らない人の中でも有名。
 でもこの当時の映画スターは 可愛くて歌も上手でとやっぱり「スタア」だったのだなあとうなずきながら見ました。
 ライオンの生え際が気になる今日この頃。

 お話はよく知られたお話ですが、最近のCGや撮影技術に慣れている目には、こういう「ローテク」な話がとても新鮮です。
 地平線まで続く道を スタジオで実現する方法や、映画の撮り方、「おお、こうやって撮ったのだな」と 目で検証できます。
 動物もあくまで着ぐるみの域を出なくて まるで劇をみているかのようです。
そういう意味で、最近の映画とは別の楽しみがありました。

 影響を受けているのではないかと思われたのが「ネバーエンディングストーリー」です。ところが、ネバーエンディングストーリーは ところどころに CGが入っているためにファンタージエンの人々がとってつけたようにちゃちに見えるときがあり、
「特に女王様のお城に集う人々」というところなど、私は見ていてつらかったです。
 
 
いや、映画だけでなく、ディズニーランドも影響を受けているのではないかと思うような雰囲気でした。本当に影響を受けているかどうかはわかりませんが、オズの魔法使は1939年製作で、ウオルト・ディズニーは 1901年に生まれ、1955年にディズニーランドがオープンしたとか。ミッキーの蒸気船ウイリーの公開が1928年ということですから
たぶん、27才からアニメーション映画の世界で活躍していたディズニーが38歳の頃にこの映画を見ている可能性は高いとおもいますし、なんらかの影響をうけて 1955年にディズニーランドに発展したという可能性もなきにしもあらずだなあ。。なんて勝手な想像を楽しみました。

 古い映画ですが、展開がはやく、6歳の大王は 楽しんでみていたようです。

January 01, 2004

スパイキッズ ゲームオーバー

原題 SPY KIDS 3-D GAME OVER
公開年 2003
監督【著者】 ロバート・ロドリゲス
★★★★
スパイキッズ ゲームオーバー
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説明
スパイキッズ ゲームオーバー。 噂の3Dムービーです。こればっかりは映画館で見ないと楽しさ半減だろうということで、急遽日曜に決めて見に行きました。

 スパイを引退して私立探偵をしている弟のところに、姉の行方不明の連絡が入ります。どうやら新発売のゲームをやっていて意識が戻らないとのこと。
弟は姉をすくうべく、ゲームの世界に入り込みます。
レンタルでDVD見ました。3Dめがねをかけなくても結構立体に見える。家でも楽しめると思います。

感想
3Dは昔ながらの赤と青のめがねをかけるのですが、左の赤側が最初見えにくくて(視力差があるのか)多少違和感。見ているうちに慣れてきました。
目は疲れましたが、3Dが楽しめます。 悪役には シルベスタ・スタローン。コミカルな演技は私は初めて見たかもしれません。

筋は今までの筋をもっと軽くしたような さらっとしたあまり起伏のないもの。
ドラマ性よりも、CGや3Dという映像を楽しむものとして割り切っていくと良いと思うような映画でした。

公式サイトはこちら http://sk3d.jp/index_1.html 
          http://www.spykids.com/

<余談>
子供たちがいろいろな女優・俳優と似ているなあなんて思いながら。
ディミトラ(コートニー・ジャインズCourtney Jines) 
                  ウィノナ・ライダーに似ているぞ。
レッズ(ロバート・ヴィートRobert Vito)
                  顎がわれてきたら トラボルタに似ているぞ。
   http://www.imdb.com/gallery/ss/0338459/pub_still_11.jpg 左から3人目
カルメン・コルテス(アレクサ・ヴェガAlexa Vega) 笑顔が誰かに似てるんだけど。。。 英語の番組をやっていたクリスにもちょっと似てるような気も。
   http://www.imdb.com/gallery/granitz/2026/Events/2026/AlexaVega_Grani_1215752_400.jpg?path=pgallery&path_key=Vega,%20Alexa

 子供たち。あっという間に大きくなるのもびっくり。エンドタイトルの後にオーディションの映像が写ります。