■監督【著者】 鈴木光司
■出版社 角川ホラー文庫
■星 ★★★★
仄暗い水の底から 角川ホラー文庫
■説明
あの「リング」の鈴木光司の本です。「現代の怪談」といえそうなホラー短編集です。
■感想
人物の感情描写がうまく、つい引き込まれてしまいます。中の描写にはやはり気持ちの悪いものも多く、苦手な人は読めないかもしれません。(実は私も昨日電車の中で読んでいて電車酔いして気持ち悪くなってしまいました)
しかし、気持ち悪い話ですが、最後まで読むと読んでよかったと思いました。
プロローグからエピローグまでで全体の話が完結します。
以下ネタバレ
父親が子供にあてた手紙があります。「たとえ出口なしとわかっても、ばくぜんとした出口を求め、進まなければならないときがある」という文章がありました。この言葉を「まさに」と感動しながら読む私はやはり とにかくもがきたい。もがいて現状を変えたいタイプなのだなと自覚しました。 |