■公開年 2001年
■監督【著者】 原恵一
■星 ★★★★
DVD映画 クレヨンちゃん嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲
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■説明
いつもながらの 野原家。
今日は家族そろってテーマパークで過ごすことになったらしい。ところが。どうも大人たちの様子がおかしい。
■感想
クレヨンしんちゃんなんて、子供が産まれる前は ちょっとお下品な子供のマンガくらいしか認識もなく見たことがなかったのですが。この映画は。マジ泣きました。
amazonのページのレビューより抜粋
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子ども向け作品なのに大人のための見どころ満載で、いい歳した映画ファンがこぞって号泣、映画秘宝誌にいたっては年間第1位にまで選んでしまった大傑作。
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春日部市で開催された20世紀博は20世紀の町並みや出来事を閉じ込めて、その中で大人も楽しめる博覧会。ところが、帰ってきてからの大人たちの様子がおかしい。
突然おかあさんのみさえも、お父さんのひろしも しんのすけの相手をしなくなり自分勝手な行動をとりはじめる。どうやら大人たちが子供に戻ってしまっているようなのだ。
20世紀といっても長いので、古い町並みは「う〜ん。ここまで古いとみたことないぞ〜」というものから マスクに×印をつけて長いスカートでブランコに乗る姿までがいっしょくたになった世界。
大王は「あっくん、こんなしんちゃんみたいなぼうけんしてみたい!」とのこと。大人も子供も楽しめます。
ネタバレあります。以下反転させて
まずは映像。どこかノスタルジーを感じるような 町並み、出来事。そういうものが目白押しに出てくるのだが、ああ、なつかしいねえ。と思ったころあいに大人たちの子供化がはじまります。 思えば、子育てとは究極の滅私奉公。 たとえば、子供化した大人たちの行動は まさに日ごろの私の気持ちをそのまま映しています。子供の食事の準備もせず、好きな時に遊び、好きな時に寝て、お菓子を貪り食って食事おしまい。 そうして、実際は見たことのない町並みであっても、小さな商店街が並び、瓦屋根が並び、人々が夕方に行き来している町並みは 温かい。 ふと気が付くと、昔は夕方もあったのに。今の私の生活には 夜と朝と昼しかありません。「ああ、最後に夕日を意識したのはいつだろう。世の中にはこういう時間もあったのだなあ」などと思ったり。 この映画のしんのすけは 生命力・行動力に満ち溢れ 本当のヒーロー。 しんのすけ、ひろし。の確信に満ちた言葉はとてもかっこよい。 |
涙と一緒に元気をもらった映画でした。