■原題 AFFAIR OF THE NECKLACE
■公開年 2001年
■監督【著者】 チャールズ・シャイア
■星 ★★★
マリー・アントワネットの首飾りThe Affair of the Necklace
■説明
有名な首飾り事件(といっても、私は歴史が苦手でよく知らなかった)を題材にした歴史サスペンスとのこと。
衣装が見所
ヒラリー・スワンク(ジャンヌ)は、口が大きくて歯が出ているような印象を強調したメイクで 貪欲なジャンヌをあらわしているのだろうか。
ものすごく違和感のあるキャストだった。とても、由緒正しい家柄のお嬢様という雰囲気ではなく品がない。サイモン・ベーカー(レトー)は笑ったときのタレ目が素敵だと思ったのだが、これは、映画の不思議だったようで、特典映像としてついていたインタビューよりも 役柄の方が数段素敵。生きている人間としてインタビューを受けている受け答えではちょっと色あせていてがっかり。
「首飾り事件」事実はよくしらないのだが、詐欺事件としては「よくこんな詐欺事件が成功しそうになったものだ」というほど稚拙な企てで、事実だからこそなのだろうか。虚構の詐欺事件のほうがずっと現実味があるのが不思議だった。
閉ざされた世界でのできごとだからだろう。
この映画は、あまりストーリーを期待して購入したものではない。実はドレスが目当てだった。(ドレスや、昔のインテリアを見るのはそれがつくりものでも大好き)
衣装はとても綺麗で見ごたえがあった。 しかし、最初の登場でジャンヌが着ていた赤い衣装(これは意図的に赤にされたそうなのだが)は 品がなくて好きになれなかったなあ。
ジャンヌの家が焼かれるシーンを見て。フランスに行ったとき、「お城が見られる」と期待していたのに、ほとんどが革命でなくなってしまって、石造りの城本体しか残ってなかったのがとても残念だったことを思い出した。
(イタリアには沢山のものが残っていたから、余計落差が激しかったのだとおもう)
ベルサイユには行かなかった。今度行けたら行ってみたいなあ。