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April 26, 2005

愛してる、愛してない・・・

■原題 A LA FOLIE...PAS DU TOUT/HE LOVES ME...HE LOVES ME NOT
■監督 レティシア コロンバニ
■星 ★★★★★

愛してる、愛してない・・・
オドレイ・トトゥ

ビデオメーカー 2003-09-26
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■こんな人にオススメ
 コワーイ話が好きな人。
 オドレイ・トトウ(アメリの)が好きなひと。

■説明
アンジエリク(オドレイ トトゥ)は順風満帆。心臓外科医の彼に一輪の薔薇をプレゼントして帰った日に、自分の絵が賞をとったことを知らされる。 ただひとつ障害になるのは、彼には奥さんがいること。
彼は、心臓外科医。奥さんは弁護士。

■感想
私はこの筋を知りながら「おもしろい」と聞いて見たのだけれど、この映画は絶対に何もしらないで見るべきだった。 「アメリ」のときも あちこちに書かれたキャッチフレーズが見てからの映画の楽しみを半減させたような気がしたけれど、こちらもすごく残念。 そういう意味から、見る前に映画の流れを知ったらいやな人は上に貼ってあるアマゾンの評は見ないでーと言いたい(ネタバレ全開のものも多いので)
 ただ、ひとつ書いておくと アマゾンの [DVD NAVIGATOR」データベースよりという記載は「本当に映画みてから書いてます?」 というちょっと筋が違うような気も。これってわざとなのかな?

 このDVDのジャケットにある キュートでこわ〜いラブ・ストーリー というのがピッタリだと思う。
あー。オチを話したいけど、この辺で。 見て損をしたとは思わない映画としてよくできていると思います。 フランスで映画を作るとこんな風になるんだなあーという アメリカ映画とは違う雰囲気も好ましいと思いました。

後半妙に明るい「L-O-V-E」というナット キング コールで有名な歌(BOSSのコマーシャルに使われていたらしいです)たぶん誰もが一度は耳にしている歌がものすごく怖さをまします。これは終盤に向かってどんどん加速する怖さです。

L is for the way you look at me
O is for the only one I see
V is very, very extraordinary
E is even more than anyone that you adore can

どんな歌?という方のために Shiori音ののーと さんの
ピアノ演奏midi ページの好きな曲カテゴリーLにある L-O-V-E です。直リンクはしてませんので 上のリンクから言ってみてくださいね。

LOVEを検索していて見つけたサイト。 前田有一さんという映画評論をされている方のページです。さすがネタバレせずに、すごくスマートに紹介していらっしゃると思います。 超映画批評

以下追記ですフォントの色を変えていますのでマウスで反転してご覧下さい====

以下追記はフォントの色を変えています。筋なんてわかっても構わないと思われる方はどうぞ
誰がどうこわいのかも知らない方が絶対面白いと思うので、文字を隠します。ちょっとだけネタバレです。
 すごく残念だったのは、筋を知っていたので前半の楽しい恋の日々に何が起こったのかわかってしまったから、それで映画の楽しみ半減。(映画のコメントって難しい。これから見る人のための楽しみを十分のこしつつ、こういう映画の魅力を語るというのは至難の業だということですね)
 しかし、この映画、じわじわ怖い。こんなことに自分が巻き込まれたらどうしよう。という本当に怖いです。 オドレイ トトゥの 大人だかこどもだかわからないあの表情がまず怖い。ああ、この人だったらあるかも。。。という気さえしてきます。後半のひっつめ髪にしたときの表情。 くるくる動く黒目がちの目がぼんやりと焦点を失うと、年齢も何歳だかわからないほど老けてしまいすごい。
 危険な情事や、羊達の沈黙、ミザリー ふと思い出しました。 でもこれらの怖さとちょっと違う、「これでもか」というくらい直接的な怖さがこの3つだったら じわじわとした怖さがこの映画。
前半と後半のつなぎ、ハリウッドでつくらなくて、フランスでつくると こんなになるんだなあという。

できれば、 「この映画、おもしろいよ」とだけすすめられたらきっと すごく面白かったと思う。あー詳細知ってから見たのが残念だー。 

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