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January 04, 2008

鴨川ホルモー

■著者 万城目 学
■星   ★★★★★

鴨川ホルモー
鴨川ホルモー万城目 学 産業編集センター 2006-04売り上げランキング : 1135おすすめ平均 starstar京都×大学生×サークル=ホルモー?star読み始めからstar男子学生臭Amazonで詳しく見る by G-Tools

■説明
京大1年の俺は、葵祭のバイトで牛車を引いた。車は牛が勝手にひいてくれるので、俺はその横をゆっくりと歩くだけでよいのだ。そこで会ったのが「高村」。同じバイトをしていて、偶然同じ大学の1年生だった。

■感想
ホルモーって何? 舞台は京都。だいたいこの本がどんなジャンルに入るのかも知らず、「京大生の話か?」と読み始めた。きっかけは、「おもしろいという噂だから」である。そうして、最初の数ページを読んだら最後まで楽しく読んでしまった。
 ああ、これは面白い。好き。私は楠木さん好きだねー。 妖怪アパートや、しゃばけが好きな人はきっとこれも好きだろうとおもいつつ。 次作の「鹿男あをによし」は今季ドラマ化だということ。ドラマを見るまえに読みたい。こちらは、また別の話のようだ。

 ただ、国語に厳しい人は気になる言葉づかいが多いのかも。私は気がつかず読んでしまったが、「汚名を晴らす」という言葉が気になったというのがpon1の言。たしかに。汚名挽回が間違いで汚名返上が正しいという話は有名だけれど、汚名はそそいで、晴らすのは「濡れ衣」だったか。
 前読んだ「陰日向に咲く」の「ら抜き」言葉は気になったけれど、私はこっちはまったく気付かずにさららーと読んでしまっていた。 こういう本ばかり読んでいると、本来の言葉がわからなくなってしまう危険性はありそう。

 ま、それはそれとして、楽しい本だった。
第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。

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