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December 08, 2004

アメリ

■原題 Le Fabuleux destin d'Amelie poulain
■監督 ジャン=ピエール・ジュネ
■星   ☆☆☆
アメリ【期間限定スペシャル...Le Fabuleux Destin d'Amelie Poulain
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■説明
 「見ただけで幸せになる映画」といううわさが流れ、ブームになった映画。
空想好きで内気な少女アメリの 恋の物語と書けば簡単だけれども、実はなんだか不思議な世界。
メルヘンかというと、なんだか猥雑な毒もちょっとだけある。 「見ただけで幸せになる映画」なんてきかないで見ていた方が絶対面白かったと思う。(これから見る人はこのうたい文句は忘れて見るのをオススメ) フランス語はまったく分からないのだが、 原題は「アメリ・プーランの素晴らしい運命」という題だということだった。フランス語の和訳はそうだけど、fabuleux を辞書で引くと、「想像を絶する」とか「途方もない」という単語になるので、「素晴らしい運命」でもあり、かつ 「途方もない運命」っていう題のイメージなんじゃないでしょうか。 どちらかというと 「素晴らしい」というよりはそっちのほうがしっくりくるような気もします。

■感想
 レンタルで見て、おまけに見ないうちに返却期限を迎えてしまったので 急ぎ足で見たけれども、途中寝てしまい(不覚なり)見直すまもなく返却という。 今日コレを書くためにアマゾンを検索したら、期間限定廉価版2500円が出たんですね。 う〜ん。どうしようかな。

 この映画自体がなんとなく現実のようで、現実味のないようで、空想の産物のような雰囲気をかもしだしています。時代も現代のようでもあり、ちょっと昔のようでもあり。 子どもと家のことでこんなに忙しくなる前、まだ独身時代のいろいろと空想をめぐらすことも多いような時代にこの映画を見ていたらもっと楽しめたのではないかなと思いました。
 内容は 変わった生い立ちのアメリがひょんなことからおもいついて、人を少しだけ楽にさせるウイットの効いたちょっとおかしなイタズラをするという筋です。

イタズラの内容を楽しむもヨシ、アメリの不思議な運命をドキドキ一緒に見守るもよし。
随所にちょっと悪趣味なものがちりばめてあったりもするのですが、それはそれで、その空想の恋のゆくえをたどるだけでは単なる大甘のメルヘンになってしまうところを メルヘンでなくすという重要な意味を含んでいるのかもしれません。

 私はアメリのイタズラも面白かったけれど、ラストシーンがとても好きでした。ある映画を思い出したけど、それは これから見る人のためにナイショにしておきます。
 

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