January 2008 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 |
■著者 東野 圭吾
■星 ★★★★
分身 | |
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■説明
「もしかしたら私は母に嫌われているのではないか-」鞠子が、そんな思いを抱くようになったのは小学校高学年のころだった。はっきりとそう思うわけではない。表面上は普通の家族。でも、ふとした母の表情やしぐさに違和感を感じる鞠子。
■感想
1993年に書かれたらしい。私が読んだ中では古い作品に分類される。根っからの東野ファンの中には「これは普通すぎる」と思われる方もありそう。でも、私としては、読後に重苦しいやりきれない気持ちにならずにすんでほっとしたというところ。 てっきり、東野圭吾の作風がそういうものなのだろうと思っていたら、そうではないことにこの本で気がついた。 私にとって読みやすい一冊だった。