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April 28, 2005

フォー・ウエディング (フォー・ウェディング)

■原題 four Weddings and a funeral
■監督 マイク・ニューウェル
■製作年 1994
■星 ★★★★★

フォー・ウェディング
ヒュー・グラント マイク・ニューウェル アンディ・マクドウェル

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005-02-18
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■こんな人にオススメ
結婚はいつかしたいけど、なかなか「この人」という人にめぐり合わないと思うひと。
友だちの結婚式ばかりに出席しているなあーと思う人。
結婚について・友情について考えてみたい人。
ヒュー・グラントが好きな人
アンディ・マクドウェルが好きな人

■説明
友だちの結婚式の招待状ばかり舞い込むチャールズ(ヒュー・グラント)。そこそこもてているんだけれど、決まった相手はいない。遅刻スレスレで出た結婚式で見かけた魅力的な女性(アンディ・マクドウェル)に一目ぼれ。しかし彼女は「大物ばかり相手にするのよ」という噂。いざというときには気弱なチャールズ。
英アカデミー作品賞、セザール賞受賞だそうです。象のロケットより

■感想
 今日みたら、995円!。DVD安いです。買ってみても損はないとおもう。
まず、ブリジット・ジョーンズでは私にはわからなかったヒュー・グラントの魅力を認識。彼、この映画は実に良い。なんとなくハンサムかもしれないけれど、お金持ちでもなく、自信たっぷりでもなく、結構ドジ。人はすごく良いのに、「もっともててもよいのになんでもてないの?でも、彼ならねえーそうかもね」みたいな、「いるいる!」という人をすんなり演じている。
 それから、あの「笑顔」がものすごく魅力的なアンディ・マクドウェル(アンディ・マクダウェル)。グリーンカードで私がメロメロになったあの笑顔は健在。少し気弱さを感じるあんな表情で笑いかけられたら男性はメロメロかも。 その慎み深げな彼女が「大物しか相手にしないという噂」があって。。。という配役の妙。これが、「いかにも」なケバケバな女優だったらドタバタ映画になってしまってこんなに心にのこらなかったかも。ストーリーにもピッタリとはまっていて。 この役の軽さはアメリカ女性に対するイメージなのかしら?イメージに合わない役に最初は驚いたのだけど、ヒューに恋させるにはありきたりでないことが必要かと。(顔のイメージと違って彼女の体型にはびっくり。しっかり中年女性してますねー。もっと華奢なのかと想像。しかし、日頃のなにげなく汚めファッションもよく似合っているし、ついでに家具などへの趣味をみるとなるほど。そうかとうまく落としどころありでこれもウマイ。)

 個性の強い友人達がこれまた良い。皆スゴイ個性がぶつかり合わず調和していてまるで「アダムズファミリー」みたいにすんなり皆を受け入れることができる。

 軽妙な会話が楽しく、それでいて妙にリアリティがある。 うちに来てとまらないか?部屋はあと137?あるから大丈夫 なんて言われたチャールズ。イギリス一の金持ちじゃないのか?(^^)なんて冗談で返したら、相手は悲しそうに「いや。たぶん7番目だ。一番目は女王で・・・」なんて大マジで答える友人。その冗談のわからなさ、生真面目さでなかなか相手がみつからない。 彼がまだ出会わない自分の相手について語る言葉にまたうなる。そうだよなあ。
 とにかく、そんな風にぽんぽんと出てくる言葉が楽しい。

 ひとぞれぞれの結婚・伴侶をテーマにした話ではあるけれど、同時に友情もテーマであるとおもう。
見終わった後に私の心に残ったのは、結婚式よりも仲間たちだった。映画をみながら、中間達を愛してしまっているという感じ。
(まったく毛色の違う映画だけれども、 ディアハンターなどを思い出した)
原題は 4つの結婚式と1つの葬式。
 人の結婚式ばかりに出席していた頃の自分も重ね合わせて見た。将来結婚したいと思っている人も、すでに結婚してしまったひとにも オススメの映画
 
そうそう。バリエーション豊かな結婚式シーンや、イギリスやスコットランドの自然も美しくてそちらも十分楽しめる。 登場人物についておせっかいな説明はまったくないのに、映画をみているうちにそれぞれの関係が「なるほど」とわかってくるところも絶妙。 結婚式や葬式でのスピーチも絶妙。日本人の感覚には少しあわないかもしれないけれど、それぞれがスピーチすることで、その人が皆からどんな風にうけとめられているかがわかる。 ウケルことを言おうと頑張ってもなんだか滑ってしまったり。さらりとうまく落としどころがあり知性を感じさせられたり。くどくど長くてうんざりしたり。細かいところまで気配りがある台本だとおもう。
 
■補足
せりふがいいなあ。流れがいいなあ。役者がいいなあと思っていたら
allcinema(筋ばらしてます 注意)に

カーティスによる脚本である。日記を読み返し、11年の間に65回の結婚式に出席していたことに気づいた彼が、これまでムダにした土曜日への腹いせに一気に書き上げた脚本に、監督のニューウェルがべた惚れ。あとは良い役者さえ揃えば、とそれも叶って、実にリッチな恋物語が誕生した。

とあった。なるほど。

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