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June 14, 2004

クロスファイア

■著者 宮部みゆき
■発行 光文社文庫
■星  ★★★
クロスファイア(上)光文社文庫
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■説明
念じることで、思う場所に発火させることができる「パイロキネシス」という能力を持つ主人公青木淳子は、今まで警察で裁けなかった犯罪者たちに人知れず制裁を加えてきていた。
 この能力の暴走をを抑えるために、時々熱量を放射させるひつようがあるのだが、放射させようとしたときに、たまたま犯罪現場に居合わせてしまう。

■感想
主人公は女性であるけれども、ハードボイルドなイメージをもつようなストーリーで、宮部みゆきの今まで読んだ本とは多少異質な感じがする。
 展開も、どちらかというと、中学生くらいから一生懸命に読みそうな雰囲気の「エスパー能力あり」「恋愛あり」というようなもの。
 どうやら、連載されていたものらしい。上下巻に分かれている長編小説だ。

  他のものに比べて、若年層向けという感と連載という感じで、内容は重苦しいが、軽い仕上がりになっているようだ。
皆が皆そうかどうかはわからないが、子供の頃に「超能力」などにはまった時期があった、その頃に読み漁りそうな本だなあ。という印象が強い。

以下ネタバレ

結末は、悲しい。しかし、勧善懲悪だとはいえ 犯罪者は生き延びてはならないという著者の結論なのだろう。


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