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June 14, 2004

心みだれて

■原題 HEART BURN
■監督 マイク・ニコルズ
■公開年 1986年
■星 ★★
DVDは今日現在でていないみたいです。

■説明
メリル・ストリープは結婚式に出席しようと教会に訪れたところでジャック・ニコルソン と一目ぼれ。
結局結婚することになる。しかし、メリルストリープも ジャックニコルソンも再婚同士。
 うまくいくかどうか、心配になってくるメリルストリープ。

「大統領の陰謀」の著者カール・バーンスタイン記者と、原作者ノーラエフロン(女性監督&脚本家)の実話が基になっているとネット検索して「へえ〜」と思ったのだが、映画を最後まで見たら、コメンテーターがこの話をしていた。(^^)ゞ あらら。

■感想
メリルストリープ、ジャックニコルソンといえば演技派の大物。
中年の男女の再婚物語なんて。と思いながら見ていてもやっぱりうまい。メリルストリープの幸せそうな顔、不幸せそうな顔。不安げな顔。何気ない日常をなにげなく演じることができる彼女はやはりすごいなあとおもいつつ。
 ジャックニコルソン。なにをやっても悪そうにしか見えない。 彼をみて一目ぼれしちゃったというメリルストリープ。「ありえな〜い」と思ってしまったせいか、どうも話にはいりこめなかった。

 淡々と、結婚生活と友人達との付き合いが出てきて、テレビのコメンテータ曰く「アメリカの中流インテリの生活がよくわかるでしょう」とのこと。

 しかし、メリルストリープの綺麗な時のファッションは良く似合っている。ウエディングドレス。色はオフホワイトでアンティークな雰囲気のするすとんとした繊細なレースのついたもので、ごてごてしていない。
 短い髪にマダガスカルジャスミンのような形の花をぽつぽつと散らして、小さめのブーケ。綺麗。

 パーティによく二人で出かけていくときの服装も、彼女に良く似合っている。(全身オフホワイトというのが多かったなあ) 幸せなときはとても綺麗。不幸せなときはとても疲れたおばさん。という二つをみごとに演じ分けている彼女はさすがに演技派だなあと思った。

以下強烈ネタバレ

たしかに、実話といわれてやっと「あ、そうなのね」と映画の内容も納得がいったという次第。
それまでは、何が言いたいんだろう。何が起こるんだろう。とチョット消化不良な感じが否めない。

 ある意味、いい年した中年が日常生活で意外と子どもっぽいことをやっているというようなこともあったり(でもそれは結構普通なことだと思うし)淡々と書いてあるということなのかもしれないけれど。

 最後まで見て、ああ、そうだったのか。と思った。
後半何回も出てくる 「インシー ウィンシー スパイダー(Incy Wincy Spider)」という有名な子どもの歌がエンドタイトルまで引っ張っていかれる。(少しだけ 静かな湖畔の森の陰から.. というカッコーの歌に節が似ている歌)
日本で言う「シャボン玉とばそ。屋根までとばそ」のような意味だ。

そう。失敗しても、また頑張りたい。あきらめないと思っているのよね。そういいたかったのよね。
と思ったのだった。

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