■著者 東野 圭吾
■星 ★★★★
秘密 (文春文庫) | |
東野 圭吾 文藝春秋 2001-05売り上げランキング : 821おすすめ平均 比類のないほど劇的かつ人間的究極の愛気が狂いそうになりますAmazonで詳しく見る by G-Tools |
■説明
妻の実家で葬式があるけれど、私は仕事で出られない。もともとそろそろ亡くなるであろうという人の葬式だったので、妻も心の準備もできていたし、ついでにスキーするという娘と妻二人で帰ることになったのだが。
■感想
東野圭吾の本はいくつか読んだけれど、やりきれない思いが残ったり、シビアすぎるほどのに現実を見据えたものも多く「だいたい、こういう作風の人なんだな。」。と先入観を持って読み始めた。最初の数ページ読んで「あれ?」と私の先入観がまちがっていたことを思い知らされた。こういう展開になるとは思わなかった。 それからずっと 「どうなるんだろう?」という思いでページを繰り、ラストまで一気に読んで、甘えをゆるさないところがやっぱり東野圭吾だなあと思ってしまった。この本で、私の東野圭吾に対するイメージが少し変わってきたと思う。