May 2009 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 |
■著者 宮部 みゆき
■星 ★★★★
名もなき毒 | |
宮部 みゆき 幻冬舎 2006-08 売り上げランキング : 17854 おすすめ平均 なんとなく爽やかな読後感 『毒』をめぐって展開されるヒューマンドラマ 理不尽 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■説明
1つ前の本の続編。杉村三郎はある企業の会長の娘の婿。婿とはいっても、会社経営にはまったく参加することなく、社内報を作っている広報室に勤務している。
■感想
実は、最初の数ページを読んで、「このシチュエーション、どこかで読んだことがある。。もしや、以前読んだことがある本をまた借りてきてしまったか。。」と焦った。実際、このブログをつけはじめたのも、同じ本を何冊も買ってしまったりということが多いから備忘のためにもつけておこうとおもったという理由もあるからなのだけれど。 「久々にやってしまったようだけれど、どうもこの展開には覚えがないんだけれどなあ。とうとうトシのせいでここまできたか。」と思ったりした。
検索してみるとシリーズものだったようで、ホッとした。
前回の「誰か」は途中でなんとなく犯人が見え隠れした時点でいま一つ盛り上がらなかったのだけれど、今回はいくつかの毒がうまく組み合わされて最後まで犯人を捜しながら読むことができ面白かった。
■著者 宮部 みゆき
■星 ★★★
誰か Somebody (カッパノベルス) | |
宮部 みゆき 光文社 2005-08-20売り上げランキング : 68270おすすめ平均 自分以外の誰かが必要なのだミステリーだけどミステリーっぽくない日常を舞台にした推理小説だからこそ感じられる教訓。Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■説明
会社の広報室に勤める杉村三郎は、会長の娘の婿殿。とはいっても、部署も気楽な部署だし、会社経営にはほとんど関係することのない毎日を過ごしている。
■感想
ずいぶん前に読んだきり、感想を書くのを忘れていた本。おもしろかったんだけれど、読後感が悪かったんだよなあ。だから「書かなくてよいかな?」と思ったような記憶もある。たしかに、今までの宮部みゆきの本と同じく、大きなハズレというわけではないのだけれど。 途中で「アレっ?」とラストへの展開が見えちゃったのもマイナスポイントだったのかもしれない。
■著者 東野 圭吾
■星 ★★★★
秘密 (文春文庫) | |
東野 圭吾 文藝春秋 2001-05売り上げランキング : 821おすすめ平均 比類のないほど劇的かつ人間的究極の愛気が狂いそうになりますAmazonで詳しく見る by G-Tools |
■説明
妻の実家で葬式があるけれど、私は仕事で出られない。もともとそろそろ亡くなるであろうという人の葬式だったので、妻も心の準備もできていたし、ついでにスキーするという娘と妻二人で帰ることになったのだが。
■感想
東野圭吾の本はいくつか読んだけれど、やりきれない思いが残ったり、シビアすぎるほどのに現実を見据えたものも多く「だいたい、こういう作風の人なんだな。」。と先入観を持って読み始めた。最初の数ページ読んで「あれ?」と私の先入観がまちがっていたことを思い知らされた。こういう展開になるとは思わなかった。 それからずっと 「どうなるんだろう?」という思いでページを繰り、ラストまで一気に読んで、甘えをゆるさないところがやっぱり東野圭吾だなあと思ってしまった。この本で、私の東野圭吾に対するイメージが少し変わってきたと思う。