注意)多少のネタバレ
この記事は ネタバレを含む感想です。物語の概要のみ知りたい方は、下の ■説明 の部分のみお読みください。
■原題 BUGSY
■監督 バリー・レヴィンソン
■星 ★★
バグジー | |
バリー・レヴィンソン ウォーレン・ベイティ アネット・ベニング ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2004-11-26売り上げランキング : 52571おすすめ平均 エンニオ・モリコーネの音楽で泣かされましたダンディーな魅力のウォーレン・ベイティフラミンゴAmazonで詳しく見る by G-Tools |
■説明
バグジーという呼び名はベン・シーゲルのこと。バグ(虫)からきている蔑んだ呼び名のようだ。ぶちきれたときには何をするかわからないようなギャング。その彼が出先で出会った女優に一目ぼれをしてしまった。 ベン・シーゲル(ウォーレン・ベイティ)には妻と二人の娘がいるが、その女優のことで一生懸命になるが、彼女は相手にしない。 ベン・シーゲルが バージニア・ヒル(亜ネット・ベニング)のあだ名であるフラミンゴ を名前とするホテルをラスベガスに建てるお話。
ベン・シーゲル、バージニア・ヒルは実在の人物だが、映画は虚構の部分も多いようだ。
■感想
アカデミー賞のノミネートが随分多かったことで記憶に残っている映画。予備知識なしで見始めたのだけれど、私としては中途半端な思いが残った。
セットなどを見るかぎりでは大作だと思えるのだが、「バグジーとバージニアの純愛物語」というのが、なんだかうそ臭い感じがしたのではないかと思う。映画の中で バグジーがなぜバージニアにそれだけ惹かれるのかという部分がきちんと語られていないからではないだろうか。
バージニアにしても、最後の最後あたりで、以下ネタバレ
マウス反転して読んでください。
資金を自分の口座に大量にストックしていたことがばれてしまい、それがもとで物語のラストへとつながっていくのだけれど、バグジーに問いただされても 知らぬ、存ぜぬで、誠意が感じられないところにもってきて、ラストでは 「ヤッパリ好きでした」という感じ、なんだか理解できないなあ。
映像的にはとても美しいし、興味深い話ではあるけれど、物語としてうまくつじつまが合っていないような気がしました。
以下チョットネタバレです。
もう一点、気になるところ。ラストが尻切れトンボなんです。
最後にその後どうなりました。。というのが出てくるわけですが、自分のちょっとした気の迷いが引き起こした結果について、バージニアの放心した表情は良い。しかし、その後、文字で泣かせるのはちょっと。。映画としては残念な気がします。
恋愛映画を目指すのであれば、その辺を描ききってほしかったし、ラスベガスを描きたいのであればラスベガスに焦点をしぼってほしかった。
検索していたら、面白いページにヒットしました。もちろん、映画は映画、本当はどうだったかということと、映画の出来は無関係です。
みみちゃんねる・<ラスベガス発展の歴史的背景と、ベンジャミン・シーゲル(通称バグジー)>