■著者 川上 弘美
■星 ★★★★★
センセイの鞄 | |
川上 弘美 文藝春秋 2004-09-03売り上げランキング : 18070おすすめ平均 リアルでした。映画も見てみたい。書棚の一冊として久々の感動Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■説明
第37回谷崎潤一郎賞受賞作。高校のときの国語の先生と、ばったり居酒屋で出会った月子はそろそろ40になろうかという年。お互いの持つ空気に同じものを感じるかのように時々一緒にその店で飲むようになるが、示し合わせてくるわけではない。たまたま出会ったら一緒に飲むという微妙な距離を置いた付き合いだった。
■感想
なんとなく構えて読み始めたけれど、ドラマを見る前に本を読めたのは幸いだった。ドラマになるときっとこの淡い感じは出すのが難しく恋愛中心に描写されてしまうのじゃないかなと思ったので。(実際はどんな感じだかは見てないのでわからないけれど)
月子さんの不器用な点、人との間に距離を感じる点など、結婚前に読んでいたらずいぶんと共感を感じることも多かったろうと思えた。
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