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September 27, 2006

【多少のネタバレ】 オペラ座の怪人

注意)多少のネタバレ
この記事は ネタバレを含む感想です。物語の冒頭のみ知りたい方は、下の ■説明 の部分のみお読みください。

■原題 THE PHANTOM OF THE OPERA
■監督 ジョエル・シューマカー
■星  ★★★★

オペラ座の怪人 通常版
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■説明
廃墟のように崩れ去っているオペラ座跡、オークションが開催されている。次の商品は サルのオルゴール。入札者は二人。一人は年老いた紳士、もうひとりも年配の女性。紳士は「彼女の言っていた通りのオルゴールだ」とつぶやく。落札したのは紳士。そうして、次の商品は シャンデリア。。。シャンデリアが上がり、時(記憶)はオペラ座の怪人の時代にさかのぼる。

■感想
劇団四季のオペラ座の怪人をずっと前に見たことがあって、よくポスターにもなっている船のシーンなどは思い出すのだけれど、映画はまた違うダイナミックさがあるというのが第一印象。
 まずは、しょっぱなの回想シーンから一気に過去へさかのぼるところ。こういう目に見える変化は舞台では難しい。それに、オペラ座セットや衣装の豪華絢爛さ。これも四季ではなかなかここまで予算がかけられないところだろう。見所の一つだと思う。それに、クリスティーヌ(エミー ロッサム)もとても綺麗だし、登場人物も申し分ない。

 ところが、中盤からなんとなく気持ちが落ち着かなくなってくる。「こんな話だったっけ?」という思いが強い。主役のクリスティーヌ(エミーロッサム)の役どころがいまひとつつかみきれない。天使のように純真と思いきや、セリフや衣装、化粧などで「ん???」と思うことも多くまったく性格がさだまってこない。なんでだろう?? と思っていると、どうやらその原因のひとつは字幕にもあるらしいことがわかりました。

 戸田さんは明るくてとても素敵で私は好感を持っている方だけれど、この訳はたしかにイケテナイと思います。

特に、後半、皆さんの指摘も多くある 「情熱のプレイ」は度肝をぬかれました。 ここまで観たときに 私の「こんな話だったっけ??感」は最高値を記録しました。 たしかに厳密にいえばそういうことを含ませた言葉かもしれないけれど、それだけを前面に出したらなんだか 先ほどまでの 「音楽のエンジェルを信じていた純粋な女性」が いつのまにかアバズレになっていたかのような言葉。この耳を疑います。
 
参考リンク
「オペラ座の怪人」字幕改善委員会
「オペラ座の怪人」の字幕 珍訳集

以下ネタバレです。

 ※たしかに、この上のリンクにあるように、くず鉄屋、スクラップメタルです。。あたりかなり混乱しました。
情熱のプレイ(passion-play)
あなたに惹かれていた(you are not alone) あたり、混乱の元だと私も思います。
 そうそう。
Your chains are still mine. You belong to me!
のとこは「私の贈り物!お前は私のもの!」
クリスティーヌが鎖に通した指輪をつけているのです。その場面の出来事で、意味不明だったのですが、上のページをみてやっと理解できました。
(お前はまだ私につながれている。お前は私の物だ!)
と叫ぶ。
指輪の鎖と拘束の鎖を引っかけているダブルミーニング。
だそうで。。。なるほど。

 

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