注意)少しネタバレ
この記事は ネタバレを含む感想です。物語の冒頭のみ知りたい方は、下の ■説明 の部分のみお読みください。
■原題 FINAL DESTINATION 2
■監督 デヴィッド・リチャード・エリス
■星 ★★
デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2 | |
J・マッキー・グルーバー デヴィッド・エリス A・J・クック エスピーオー 2003-11-28売り上げランキング : 1524おすすめ平均 迫りくる死神の魔手…逃れられない!?大嫌い。オススメしません。でもこれ、ある意味スゴイ?ホラーエンターテイメント。Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■説明
クラスメイトのひとりが飛行機事故を予知したおかげで、飛行機にのらず命が助かった人たちが次々に死んでいくという前作(私は未見)から一年。一年後にその話題を取り上げたニュースから始まる。ニュースがついているのは クレア( アリ・ラーター)の部屋。クレアは今日から友達と一緒に車で旅行に出かけるのだ。
■感想
以前はオカルト物だったり未知の生物物だったりした「怖い映画」だったが、「見えない何か」の怖さを描き出した映画。同じように 目に見えない何かの怖さを描こうとした ダークネスが多少生き物っぽいものの片鱗がみえたり、オカルトっぽいものが見えたり、その思いに取り付かれる人間の不気味さを描いていたのに対して、こちらは、まったくその対極ともいえるであろうような印象の映画。 まるでゲームでも見ているかのように簡単にあっけなく、そうして情け容赦なく人間がグロテスクな死に方をする。
見終わらないとすっきりしない思いがして最後まで見ようと思ったのだが、< ラストシーンについてのネタバレなので色を変えます マウス反転してみてください。>
ラストシーンまでグロで、救いがなくて後味が悪い。この辺の手法は、以前はやったゾンビ映画の、最後の最後まで救いがなくて。。とか終わったと思ったら最悪のことが起こって映画は終わりというパターンに似ている。
エアチェックしたものだったのだけれど、全部見たあとに 即消すことにしたのはこの映画くらいのものだ。
感想を検索していたら、うまく一言で表現しているサイトにヒットした。
いやあ、とてつもなく悪趣味な映画である。これほどのホラー映画は、そうそうお目にかかれまい。
まさに悪趣味。
以下は、私の個人的な環境に依存する感想だけれど、こういう感想もネットだからこそ書いておいても良いのではないかと思い書いてみることにした。
私には小学校中学年の息子がいるけれども、子供には絶対に見せたくない映画の筆頭に当たると思う。見せたくないのではなくて見せてはいけないと思う。
少し反省したのだが、冒頭の事故シーンは 息子が持っているゲーム、バーンアウト3 を思い出した。
EA BEST HITS バーンアウト3:テイクダウン | |
エレクトロニック・アーツ 2005-05-19売り上げランキング : 1845おすすめ平均 どっかーんと微妙なかなかAmazonで詳しく見る by G-Tools |
自分がコントロールする車を突っ込んでいかに大事故にするかというゲーム。 倫理的?に息子にはギリギリかなあ?とおもいつつも、買い与えたゲームだ。物を壊すことが楽しいのも子供の常で、 カービィのエアライドでも、地面や建物にぶつかって壊すことが楽しくてしょうがないようだし、自分で作った砂山や川を踏みつけて壊す楽しさを思い出せる大人もたくさんいることだと思う。
ただ、あれは人が傷つく様子は描かれていないけれど、あのゲームが現実に起こると こんな風になってしまうんだな。と「ゲームだから。ウソのことだから」という感覚でこのゲームを買い与えた自分が軽率であったと反省してしまった。
カービィのエアライド | |
任天堂 2003-07-11売り上げランキング : 506おすすめ平均 レースゲームとしてはちょっと・・・みんなであそぼうレースよりもAmazonで詳しく見る by G-Tools |
話は、ゲームにそれてしまったけれど、この映画、子供を持つ大人の気持ちとしては分別のある人以外には見せられない映画だと思った。 また、大変な嫌悪感を抱く方も多い映画だと思う。