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September 12, 2006

【ネタバレ】 アダムス ファミリー 2

注意)ネタバレ

この記事は ネタバレを含む感想です。物語の冒頭のみ知りたい方は、下の ■説明 の部分のみお読みください。

■原題 ADDAMS FAMILY VALUES
■監督  バリー・ソネンフェルド
■星  ★★★★

アダムス・ファミリー2
アダムス・ファミリー2バリー・ソネンフェルド アンジェリカ・ヒューストン ラウル・ジュリア パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 2003-12-05売り上げランキング : 54693おすすめ平均 starstar「まともさ」の基準starウェンズデーの脚本批判が最高!star最強コメディーAmazonで詳しく見る by G-Tools

■説明
 相変わらず個性的路線を突っ走っているアダムス一家に突然赤ちゃんが生まれることになった。それも今日。ウエンズディ(クリスティナ・リッチ)とバグズリー(ジミー・ワークマン)はあの手この手で赤ちゃんと遊ぼう?と(邪魔者に)する。 ベビーシッターを雇おうということになり、面接をするが、二人のワルガキぶりに決まらない。。そこへやってきたのはファッションからしてアダムス一家に似合わない明るい雰囲気の新しいベビーシッター(ジョーン・キューザック)がやってくる。

■感想
 私は以前1と2を観たことがあるはずなんだけれど、例のごとくすっかり内容を忘れていた。昔観たときは悪ふざけとキャラクターの不気味さが面白いと思っていたのだけれど、今回あらためて見てみるとこの映画、アメリカを代表とする社会への皮肉がききまくっていてとても面白かった。

 世から不気味でヘンといわれるアダムスファミリーの方が、正常で正しいといわれる人々よりもずっと善良で、その善良なアダムス家が抜け目ない世の人々に翻弄される物語だったのだなあ。でも、さすがアダムス家。そんなことはものともせずに戦わずして勝利しちゃうところがまた面白い。

 これは、この映画の中のゴメス(スキンヘッドのパンダ化粧のあの人)に全て集約されているように思った。

以下大幅ネタバレ。一応色を変えておくので読む方はマウス反転してください。

 今回、ゴメスの財産目的でベビーシッターを装った連続殺人鬼がやってきて、見事純情なゴメスのハートを手中にする。
 結婚した彼女はあの手この手とゴメスを殺そうとするのだけれど、ことごとく失敗。ゴメスは見た目に似合わぬ天使のような純真さで彼女の悪巧みに気づきもしない。
 何をやっても死なないゴメスに業を煮やしたベビーシッターは、時限爆弾をプレゼントの箱に入れゴメスに渡し、自分ひとり外出し、外出中にゴメスを殺そうとする。 ベビーシッターのもくろみをよそに瓦礫の中から無傷で登場するゴメスは何度見ても面白い。

 一方ウエンズデイたちのサマーキャンプでの活躍もわくわくする。偽善に満ちた人々とウエンズディのからみは本当に面白い。 
 サマーキャンプは、七面鳥が歌って踊る。
「今日は感謝祭。どうぞ、ぼくらを食べて。お好きに料理して。死んでるから逃げないよ」「おいしいよ。食べちゃって」「保存はきかないからはやいところ食べてくれ」となんと都合の良い解釈で始まるけれど、ウエンズデイのポカホンタスの活躍で めちゃくちゃに。。。<ここがすごく楽しい。

 ひとつひとつ書ききれないほど、コレデモカというてんこ盛りのエピソードを見ながら、 この映画こんなに面白かったっけ?と再認識しました。

 続きの3はあるのかな?と探したら残念、2までしかないんですね。
 
 ベビーシッター役のあのいかにもという作り笑いが印象的な ジョーン・キューザックは ワーキングガールの友人のあの人。
クリスティナ・リッチは、恋する人魚たちで素晴らしい泳ぎをみせてからこれを経て、つい先日見た モンスターでこれまた不思議な魅力をみせつけていましたね。 単なるオフザケ映画のようにおもっていましたが、久々に見直してみると、実力派の出演者がさりげなく?大胆に?出演している面白い映画でした。

 しかし。。。。あらららら。。恋する人魚たち、ワーキングガール両方とも記事を書いてなかったとは。。。

恋する人魚たち
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 お母さんがシェール。娘がウィノナ ライダーとクリスティナ・リッチそれにからむのがボブ・ホスキンスというキャラクターだったら なんとなく「普通の映画と違う」という予感もしようというもの。 しかし、記録を残していなかったのでいまひとつどこがどうだったかという記憶が消え去っているのだけれど、この映画、コメディではなくて、筋がおもしろくて、感動ものとして好きだった映画です。 アマゾンの評にはコメディと書いてあるものがあったけれど、これってコメディだったかな?というのが私の感想。登場人物ほとんどが普通ではないヘンな人たちだけれど、それぞれの不器用さや一生懸命さに心打たれたような記憶があり。

ワーキング・ガール
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 ワーキングガール。これはもう、痛快な映画。ノリよくサクサクーっと見てああ、面白かった!で終わると良いように思います。 私としては テス役のメラニーグリフィスが、あまりに太めで私としては んんんんんー? でしたが、展開を楽しんでみることができました。 いや、テスがあまり美しくないところがこの映画のよさかもしれない。あれで美しかったらウソっぽいかも。
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