■原題 STEEL MAGNOLIAS
■監督 ハーバート・ロス
■星 ★★★★
マグノリアの花たち コレクターズ・エディション | |
ジュリア・ロバーツ ロバート・ハーリング ハーバート・ロス ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2005-09-28 売り上げランキング : 6,160 おすすめ平均 私にはどうも・・・ 泣けて笑える 涙、涙・・。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■説明
田舎町のある朝、ふらりとやってきたさえない風貌の女性(ダリル・ハナ)は地元の美容院に雇われることになる。おりしもその日は シェルビー(ジュリア・ロバーツ)の結婚式。式の髪をセットするために、シェルビーと母マリン(サリー・フィールド)や近所の面々は美容院に集まり、わくわくと式のしたくをする。ところが...
■感想
まったく前知識なしで見始めたこの映画、頻繁に出てくる美容院でセットされた頭はふわふわとどれも大きすぎて なんとなく田舎っぽい。家も田舎のごちゃごちゃした雰囲気をよくあらわしていて 退屈かな?とおもいつつ見ていた。 ジュリア・ロバーツはまだ無名時代だそうで、熱演しているという感想。一度前半で眠くなってしまったので、しきりなおしてもう一度見なおした。
もしかすると、この田舎町の中に入り込めないととてつもなく退屈な映画かもしれない。
この映画は、ジュリア・ロバーツを見ようと思って見るととんでもなくまじめすぎて眠くなる映画ではないかな?と思った。でも、
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後半、シェルビーを心配する母マリンの気持ちが痛いほど伝わってきて、私は泣いてしまった。
常々、うちでは夫にお願いしていることがあって、もし私の身になにかあっても、臓器移植などはしなくて良いからそのまま寿命を迎えさせてくださいということ。その代わり、大変申し訳ないけれど、もし植物状態になったとしても、脳死だと伝えられても寿命を迎えるまでそっとして置いてくださいということ。
でも、本当に夫や息子や身内が病院に運ばれて生命維持装置つきで面会することになったとき、もう望みがないと言い渡されても私はそのスイッチを切ることに同意できるだろうか。
見始めたときには 「大食い選手権の赤坂さんに似ているなあ」程度にしか見ていなかった サリーフィールドの熱演にはすっかりとひきこまれてしまいました。
昔のかわいらしいイメージはすっかりと払拭したシャリー・マクレーンの一癖あるおばあさんぶりが見どころのひとつかと思います。
相手を知り尽くしているからこその毒舌。究極のご近所づきあい。芯のある強い女性たち。うっとおしいようで、うらやましいような街のあたたかさも感じた映画でした。