■監督 ポール・ウェイツ クリス・ウェイツ
■原題 about a boy
■星 ★★★★★
アバウト・ア・ボーイ | |
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■説明
それなりに都会的で相変わらずの軽い生活をしているウィル・フリーマン(ヒュー・グラント)は、もう40間近なのに、定職についたこともなく、恋愛も長続きしたことがないという自他共に認める「中身のない男」妹からは人生を考えるようにと諭されるがどこ吹く風
■感想
そんなに期待せずに軽いものを見たいと買い置きしてあったDVDを物色してみたら、面白かったー。
ヒューグラントが出演した映画の中で一番好きかもしれません。
主役の男の子の雰囲気がなんとなく 「ああ、だからいじめられるんだな」という雰囲気をうまく出していて、なのに、映画を見すすめるにつれて、彼がずいぶんけなげに見えたり、頼りがいがあるように見えたり、そうしてずいぶんかわいく見えてくる。うまいなあと思いました。
あちこちに期待を裏切らないおかしさがありながら、テーマは深く、そうして全体に暖かい。とてもよい映画だったと思います。
見終わった後、 about a boy という題についてふと、(ほんの少しだけネタバレなのでフォントの色を変えます。反転してみてください) これは、 a boy =マーカスとおもわせておいて、実は ちょっとトシを食っているけれども ウィルのことでもあるんじゃないかなーと思っていたら、特典映像で、監督たちが この映画には 二人のboys が出てきます なんていっているのでビンゴ!とうれしくなりました。
いつもの ちょっと長めの髪のヒューグラントよりも、短くてつんつん立った髪のヒューグラントは、皺がたくさんの笑顔も若々しくて 好きでした。 彼は長髪・スーツよりも、こんな風な彼の方がステキだなあ。なんて、役柄に惚れる私の悪い癖です。
11歳の子どもが中心人物として出てくる映画で、家族で見ることができますが、セ が頭に付く言葉くらいは会話に出てきますので、それさえも知らない「セ×××」ッテナニ?という ナニナニ世代の子どもと一緒にみると説明に困るかもしれません。
ちょっと 子ども関係で心配ごとがあって、落ち込んだ気分をすっきりと明るくしてくれた映画です。