■原題 The apartment
■監督 ビリーワイルダー
■公開年 1960年
■星 ★★★
アパートの鍵貸しますThe Apartment
■説明
ジャックレモンはサラリーマン。しかし、彼は同僚の知らない秘密を持っている。彼の出世の鍵だ。
彼は就業時間が終わってからの数時間、数人の上司に予約制で彼のアパートを貸し出しているのだった。彼には片思いの女性がいる。エレベーターガールの シャーリーマクレーンだ。でも、彼女は、彼は眼中にないようだ。勇気を振り絞って彼女をさそってみるが。。。
■感想
以前みたときには、お人よしの男性のかわいらしい映画だと思っていたのですが、サラリーマンをやっていたからか、今回見直してみると ジャックレモン。とんでもない!イヤなやつだなあ〜。そんなことで出世しようなんて。。とどうもそちらが気になってしまいました。
小ネタバレ
(実際窓付き絨毯付きの個室のある管理職に、映画が始まってからすぐはやばやと抜擢されてしまうのです)
それに、上司が女性を連れ込むのを黙認して自分のアパートを貸しているっていうのは主婦としても今ひとつ受け入れがたいシチュエーションだし。。。。
こういう映画だったとは。。。
まあ、そういうシチュエーションを抜きにすると、やっぱりお人よしの男性の恋愛コメディ映画ということになります。そうして、やはり昔の映画らしくほのぼの系ではあって楽しめます。
残念なのはシャーリーマクレーンがどうも私には美人に見えない。でも、これはジャックレモンというちょっと風采があがらない男性とシャーリーマクレーンという親しみやすい普通の女の子の映画だからこれほど支持されるのかもしれませんね。
そうして、そういうえげつないことをしていながらも、お人よしすぎるほどお人よしのジャックレモン(持ち味)がしっかりと出ています。 ほのぼのとした気持ちを味わえる映画だと思います。
中でジャックレモンがスパゲティをゆでるシーンがあります。水を切るのにテニスラケットを使っていました。このテニスラケットの小物シーン。別の映画でつかわれていませんでしたっけ。
記憶違いかもしれませんが、クレイマークレイマーでやっていたような気がします。もしそうならこれがネタ元かもしれませんね。