■原題 The Cotton Club
■製作年 1984年
■監督 フランシス・フォード・コッポラ
■星 ★★★★
コットンクラブ
■説明
1920年代?禁酒法とギャングたちの時代のアメリカ。トランペット奏者のリチャードギアは ひょんなことから、この辺で幅をきかせている ギャング?の親分、ジェームズレマーの襲撃現場に居合わせて関わりをもつようになる。 この当時、黒人差別の横行している時代。
トランペット奏者リチャードギアと歌手ダイアンレインの物語と並行して黒人のタップダンサーグレゴリーハインズの物語が語られていく。
舞台はその当時の伝説的なクラブだったというコットンクラブ。
■感想
映画の楽しみの一つに、自分が経験できない場面を疑似体験できるということがあると思う。
まさに、コットンクラブはその楽しみを満喫できる映画。
禁酒法時代のアメリカのクラブ。どこか退廃的で、ギャング達が金にものを言わせて贅沢三昧な幅をきかせるきらびやかな面と、どこで命を落としてしまうかわからないような暗い残酷な面。どうにかなりあがろうとしている若者達。
それにしても、ダイアンレインはとても綺麗で魅力的。リチャードギアは若い!最初はだれだかわからない。綺麗な弓のような眉のグレゴリーハインズのタップダンスも見所。
映画の中でくりひろげられるショーはとても素晴らしくて、きらびやかな衣装を身に着けて、私もこういうショーを見てみたい!。お酒を飲みながら。
ファッションはアールデコなのでしょうか。すとーんとした 長いシルエットにぴったり頭に沿った帽子やビーズ細工が綺麗。(スタイルと顔がよくないと似合わない?)
もちろん、全体にちりばめられた音楽も素敵。
ミニー ザ ムーチャ 最高!
たとえば、筋を追ってじっくり見るのも魅力な映画ですが、雰囲気もたっぷりなので、ウイスキーやバーボン片手にゆっくり飲むときにこういう映像が流れていても雰囲気があるなあ。。と思います。
ところで、アールデコのファッションってどんな?と思われる方に
ぴったりのものが見つからなかったのですが、
http://www.antique-decoupage.com/etc/paper.htmlこんな雰囲気でしょうか。
ドレスはこんな感じ
http://www.s-russia.co.jp/catalog-p/deco-dress.html
ここで、ちょっとだけ興ざめしそうなことも書いてしまおう。
年代的には ミッキーマウスが育った時代とつながっているようで、オコチャマと一緒にディズニーに毒されてしまった頭には 素晴らしいショウをみながら、「なんだかディズニーランドに似ているなあ」なんて思ってしまうところが (TT)
頭をぶんぶん振ってディズニーキャラクターは追い出して、素晴らしくおしゃれなあの時代のきらびやかなドレスを身にまとった人間になったと想像をふくらませて見たい映画です。