■監督【著者】 坂東眞砂子
■出版社 角川文庫
■星 ★★
■死国 角川文庫
■説明
四国は死国。 なんていう言葉が出てくる。
舞台は四国。
久しぶりに故郷を訪ねた比奈子は、会いたいと思っていた幼馴染の莎代里が事故死していたことを知る
■感想
ホラーなのか。本の裏表紙には 伝奇ロマンとなっていました。
手に取ったのは映画の予告編をテレビで見たから。
私はあまり神話などには詳しくないのだが、そういう言い伝えがあってもよさそうな。いかにもありそうな設定はよく調べられているなあと思った。
(巻末に参考図書が15ほど書かれている)
また、長年ふるさとを離れていた主人公が帰ってきたときの感覚などは現実味がある。莎代里に対する子供の頃の比奈子側からの思いと 彼女の思いの食い違いなどもああ、そういったことはあるかもしれないと思うような ちりばめられた 現実味のある描写に 才能を感じた。
全体的には★★。 映画にするには格好の素材だったかもしれないと思った。