■著者 畠中 恵
■星 ★★★
ねこのばば | |
畠中 恵 新潮社 2004-07-23売り上げランキング : 89152おすすめ平均 とにかく可愛い、ほんわかしますいちばん怖いのは人間だったりして。暖かいだけじゃない話Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■説明
虚弱体質で病気がちな若旦那には妖怪の血が混じっているので、他の人には見えない妖たちがまわりにはうじゃうじゃ。もちろん普通の人たちにはそれは見えないのだけれど。そうして、その妖怪たちの若旦那思いのこと。手足となって働いたり、若旦那の身を案じたり。怖い妖怪ではなく、かわいらしい家来たちとしての妖怪がどどんと出る時代物
■感想
んんんんんんんん。期待が大きかったので、残念。
時代物+妖怪+謎解き とくれば私のツボではないかと思ったのだけれど、この分野、好きだからこそ辛めの点数になってしまうのかもしれない。
妖怪との関係とくれば 夢枕獏の「陰陽師」、「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」このあたりがものスゴーク面白かったなあ。とか、わけのわからない事件の謎解きならば、都筑 道夫 の「なめくじ長屋シリーズ」じゃないかしらとか。ついつい好きな本と比較してしまって残念でした。
たしかに、身の回りにマスコットのような妖怪がきゃわきゃわとついていたら可愛いだろうなあと思いつつも、やっぱりこればっかりは。。