■監督 ティム バートン
■公開年 2004年
■星 ★★★★★
■公式サイト ビッグ フィッシュ
ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション ティム・バートン ユアン・マクレガー ヘレナ・ボナム・カーター おすすめ平均 ティム好きには是非、そうじゃなくても是非。 父親になる人に… すぅっとしみ込む柑橘系の香りがする作品。 身近なファンタジー 「どこまでが、本当の話だったのだろうか?」 |
■こんな人にオススメ
ティムバートンが好きな人。なんとなく、じんわりと心に訴えかける映画を見たいと思う人。
■説明
子どもの頃は面白いと思っていた父の半生についての話は途方もないものばかりだった。成長した息子は 本当の父の半生の話を聞きたいと思い、まるでほら男爵の冒険のような途方もない話ばかりする父と心を通わせることができないでいた。若い頃の父をユアンマクレガーが演じています。
■感想
なにがどう好きと言葉にならないのだけれど、見終わった後に「ああ、私はこの話が好きだ」とじんわりと思った映画だった。 自分の人生を途方もない冒険談にして面白く語る父。どこからどこまでが本当なのか。 その父に自然によりそっている母。寄りかかるでもなく、突き放すでもなく、そのまま彼を理解し受け入れて愛している。
「お父さんにとって、女は二種類しかいなかったのよ。お母さんか、そのほかか」と語るヘレン ボナム カーター (わあ。年取ったなあ) 「お父さんが目を覚ましたときに、私がいないと」と語る母 ジェシカ・ラング(静かな笑顔がとても魅力的だった)。 年をとったときにこんな夫婦でいられたらいいなと心から思った。
好きなティムバートン監督映画だと気負って見始めたけれど、今まで見た彼の映画とは少し違っていて、彼の新しい面を発見したような気がした。