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March 07, 2005

しあわせいっぱい荘にやってきたワニ

■作者 アーシュラ・ウイリアムズ
■絵 堀川理万子
■訳 吉上恭太
■星 ★★★★

しあわせいっぱい荘にやってきたワニ
アーシュラ・ウィリアムズ

福音館書店 2004-01
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■説明
ふなのりのジョリーゴライトリーさんの下宿は しあわせいっぱい荘。大家さんはミネアポリスさん。
ミネアポリスさんはそれは親切で素敵な大家さんです。ジョリーゴライトリーさんは色々な国のおみやげを買ってくるのですが、ヘンテコなものが多くて。。。。

■感想
「へびのクリクター」の路線と似ているかもしれない、ちょっとヘンテコでほのぼの のんびりした話。
私は結構好き。息子も興味しんしんで聞いていました(読み聞かせしました)。
小学校低学年向きとなっています。 ヘビのクリクターよりも若干ページも文字も多いので自力で読むには小学校1年生は、本好きの子。平均的には小学校2年生くらいからが良いかも。
全部のページに挿絵がありますので、絵本の延長のように読むことができます。
 
 ストーリーののんびり平和な雰囲気も魅力ですが、絵も魅力的!この感想を書くまでは日本人が挿絵を描いているとは気がつきませんでした。
色合いがとても綺麗です。 緑色の椅子にこしかけた深い赤色や、渋いオレンジ色のミネアポリスさんの洋服の色。 青いオウムと消防士たちの黄色い帽子、グレーの洋服。絶妙の色あわせがこれまたここちいいです。

 なによりも嬉しいのは、挿絵がきちんと物語にそって描かれている事。ときどき、本の内容と挿絵が違うものもあるんですよね。 たとえばミネアポリスさんへ買ったお土産のビーズの腕輪とか 小物がきちんと描き込まれているところもとても嬉しい。
 しあわせいっぱい荘があまりにも気持ちよさそうな下宿やなので、読み終わるとああ、住んでみたいなあなどと想像を膨らませるのも楽しい本です。
 
 

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