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October 21, 2004

アイ ロボット

■原題 i,Robot
■監督 アレックス プロヤス
■公開年 2004
■星 ☆☆☆☆

■説明
2035年シカゴ。世は、今のパソコンのように、一家に一台ロボットがあるような時代になっていた。
そのロボットも過渡期になったようで、新機能を自動更新(まるで、今のウインドウズを思い出すような)機能を持つ新モデルの発表を控えていた。
 そんな中、ロボット研究の第一人者の博士が自殺をするが、人間の力ではその状況はありえないものだった。 そうして、ウィル・スミスに博士からのメッセージが届くが。。。
アシモフ原作(私は原作は未読)

■感想
ロボットのいる未来図はよくできているものの、CG慣れしてしまっていて 多少のことには驚かなくなってきた。それだけCGの技術も全体的に上がってきて違和感がないということだろう。
 ロボットが動いたり未来の車がどう走ろうと、「ふ〜ん」という状態である場合、やはり一番重要なのはストーリーという基本に戻ると思う。
(個人的には、駐車場のシステムが面白い絵だったと思いました)

 では、そのストーリーはどうだ?と聞かれると、うーん。平均点かな?と思ってしまう(ほかの映画に比べて辛口かもしれないけれど) 特に今回ネックだったのは息子と一緒だったため日本語吹き替えをみてしまったところ。
 この映画の見せ所のひとつである「謎解き部分」で、「なあるほど」というところが 日本語でしっくりとこなかったのがよくなかったのだろう。 ふきかえた場合、下に英語字幕がほしくなるのはDVDに慣れすぎかしら?

どこが?と思われる方は 下に
一番の鍵になるはずのロボット三原則。これが謎解きに絶対必要なんだけど、日本語でしゃべられると 「ああ、なるほど」ということがしっくりこないのです。
多分、もとのロボット三原則を日本語訳し謎解きの場面を日本語訳したところで そういうニュアンスが抜け落ちてしまったのだとおもうけれど。 (翻訳者は戸田さんだったのかな。第一人者だけれど、頭の中でラクラクと英語のニュアンスが理解できるからこそ、日本語にないニュアンスをもりこめなかったのかもしれないと思ったりしました)いや、日本人である私は日本語を聞いたとたんに私の頭のなかでそれは概念化されてしまうので、そのせりふを一言一句きちんと覚えているわけではないし、こうやって日々すごしているうちに、ますますぼんやりとしてくるので、もしかすると翻訳はきちんとしていたけれども、私が自分の概念として取り込むときにそれを失敗してしまっただけかもしれないとも思ったりしているわけです。

 3原則を検索してみると
A robot may not injure a human being, or, through inaction, allow a human being to come to harm

A robot must obey orders given it by human beings, except where such orders would conflict with the First Law.

A robot must protect its own existence as long as such protection does not conflict with the First or Second Law.

ということです。

推理ものだけに、最後にすっきり「なあるほどね」とならないと気持ち悪いので、ストーリーとしては単純だけれども もう一度 字幕版か、シナリオを読んでみたいなあと思うのでした。(理解できるかどうかは次の課題として。。。(^^)
i,Robotのサイトはこちら

最後の最後にストーリーを明かすことに近いほどのネタばれだけど、書かずにはいられないことを書かせてください。色変えてますので反転してくださいね。

ストーリー的には 新奇性のないものだったけれども、最後の最後まで「う〜んどっちかなあ」という楽しみはありました。ブリジット・モイナハンのスーザン・カルビン博士。
 あちこちに、引っ掛けのせりふが多くて、最後の最後まで 彼女もロボットだと思っていましたよ。
結構そういう人多かったのではないかしら。 でも、ストーリーは小手先の引っ掛けでは評価できないなあと思ったり。 アシモフの原作はどんな感じなんでしょうね。

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