August 2007 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

July 12, 2004

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ

■監督 水島努
■公開 2004年
■星 ★★★★

■説明
 いつものように、友達(カスカベ防衛隊)と遊ぶしんのすけたちが迷い込んだところには、今まで気づかなかった廃れた映画館があった。探究心を抑えきれず中に入った子ども達。廃墟のような映画館の中では砂嵐のように荒れた画像の映画が上映されており、観客は誰もいない状態だった。
 とりあえず、映画を見ることにして座ったしんのすけたち。ところが、トイレに行って戻ってみるとしんのすけの隣にすわっていた友達はみないなくなっていた。

■感想
 大人帝国で感動し、ヤキニクロードで、くだらないノリだなあ(だけど、このくだらなさ脱力具合はわりと好き)と思った私なのだが、息子は大人のようには毒されていない目でヤキニクロードを見ていた。 息子が一番好きな場面は、ヤキニクロードの自転車にのって追っ手をふりきるしんのすけだったらしい。たしかに、そういわれるまで気にも留めなかった場面だが、しんのすけに感情移入してみると、あのシーンはスリル満点でかっこいい場面だと気づいた。

 さて、夕陽のカスカベボーイズ。予告編をみながら、多分軽いノリの映画だろうと期待せずに行ったのだけれども、実は自分もシッカリ随所で感動し、おもしろかった。。といえる映画でした。

映画となると、野原家の人々のたくましく、素晴らしいこと。 いつもぐうたら文句ばかり言うひろしも俄然頼りになるお父さんぶりを発揮。 みさえも夫を子どもをしっかりと守ります。どんな場面に遭遇しても自分を失わず前向きなしんちゃん。 相手にされなくても、くじけることなく説得を続けます。

 もちろんオコチャマ向けの映画ですから、かわいらしいおふざけも沢山ありますし、ギャグだかなんだかという場面も多いですが、素直な子どもの心にもどって楽しんでしまうのが吉だと私は思います。
以下ネタバレ。残念だったこと。
ですが、最後のロボットや封印については んんんんと今ひとつ。
あそこまでもりあげておきながら放り出す手法がそれはそれで ギャグなのかもしれないのですが、あそこできちんと悪役と対決してほしかった。 自分の手で勝ち取ってほしかったぞ!と思うわけです。
 予告編で流れていた場面が本編でなかったのも?もしかしたら対決の場は最初はあったのか?

 しんちゃんの魅力のひとつには、大人たちの縮図ともいえるしんちゃんの周りの子ども達もあります。
子ども達それぞれの個性を生かして 「さもありなん」というようなエピソードの積み重ねもうまい。楽しい。

 でも、やっぱりなによりも 野原家の家族皆のいざという時火事場の馬鹿力的な団結力が共感を産みます。  楽しんでみることができました。

コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?