■原題 The HAUNTING
■監督 ヤン・デ・ボン
■公開年 1999年
■星 ☆☆☆
ホーンティングThe Haunting
■説明
長年介護していた母が亡くなった。夜中に何度も母に起される生活からやっと開放された リリ テイラーはアパートを売って残りを山分けしろと持ちかける姉夫婦の訪問を受ける。アパートを売ると住む場所がなくなってしまう。そう主張すると姉はうちに来て忙しい私の替わりに掃除洗濯などの身の回りのことと 子供の面倒を見ればよいではないか と家政婦まがいの提案をするのであった。
そのリリテイラーに電話がかかってくる。新聞に載っている不眠症のためのプログラム参加しないかとの電話だった。 しかし、その不眠症のためのプログラムとは本当は 恐怖が人間にもたらす影響を研究する目的のプログラムだったのだ。
謝礼金目当てで参加した彼女は、指定された場所へ行って驚いてしまう。広大な城といえるほどの大邸宅だったのだ。
■感想
この映画を知ったのは、ディスカバリーチャンネルの 映画のメイキングから。
そのメイキングに引かれて映画評を検索してみると どうやら面白くないとのこと。
ホラーのはずなのに怖くないのだそうだ。 しかし、メイキングに興味を持った私なので、ストーリーはおいておいても、やっぱり見てみたい。
おまけに キャサリン・ゼタ=ジョーンズ も出ているということ。(実は私は美人女優が好き)
映画は、ホラーとしてはまったく怖くないといえるほど。子供と一緒にみてもあまり怖くない。ディズニー映画とほぼ同じくらいの怖さだと思った。(丁度、ホーンテッドマンションをみたばかり)
問題になりそうな残虐シーンは1箇所ある程度ですが、画像が不鮮明だったので、多分6歳の息子にはよくわからなかったと思う。
しかし、私はこの映画好きです。なんと言ってもこの屋敷。魅力的!。
重厚なインテリア。バチカンの寺院のような重々しさがある。
そう。この映画の主役は実は「屋敷」だそう。
そういわれてみると、なによりも存在感がある屋敷。ほれぼれします。行ってみたい!。
メイキングを見るとセットだそうで、そのテクニックに驚嘆してしまう。メイキングではどう見てもセットなのになぜ映画になったらこんなに重厚な建物にみえるのだろう。
ホラーとしては筋も描き方も中途半端で、屋敷に懲りすぎた感を否めません。
でも、メイキングにあわせて あの重厚なインテリアを見るだけで 「見たなあ」という満足感があった映画でした。 (そういう満足は邪道かも)
主役はキャサリンゼタジョーンズではなくて、たぶんリリテイラーだと思うのですが、大抵キャサリンしか書いてないなんて。。気の毒だなあ。(ケースにもキャサリンのほうが上に書いてある。。。)
家族で気楽に見られます。