■原題 Swordfish
■公開年 2001年
■監督【著者】 ドミニク・セナ
■星 ★★★★
ソード・フィッシュ 特別版SWORDFISH
■説明
すっかりふくよかになってしまった トラボルタが映画を語るアップから始まる。
にこやかに、自分の論を展開する 画像が引いていって聞き手が2人いるようだ。
悦に入って主張するトラボルタの説に対して二人は弱弱しく反論をはさむ。
そうして。。。
■なにがなくてもトラボルタ。
トラボルタは顎がわれていたり、あまり好きな顔でないために よく考えてみたら一度も彼の映画をみたことがなかったことに気がついた。
この映画をみて、すばらしい!あのあやしげな風貌・人懐こさを感じる笑顔で、映画を語るただのオタクかとおもいきや!。
カオは好みでないし、悪いことも暴力も流血もキライなのに、なぜか トラボルタの虜になってしまいそうだ。
■わきをかためる綺麗どころ
トラボルタの脇を固めるのは ヒュー・ジャックマン(二枚目タイプ?) ハル・ベリー (可愛い&スタイル抜群。綺麗だねえ〜〜。)少年のような、ファッションモデルのような姿は女性ファンも多くつきそうなフェロモン系は少なめの綺麗さ。彼女はショートヘアの方が似合う。
ヒュー・ジャックマンの キーボードとディスプレイを見ながらワインあけてノリノリのあの場面。
わかるよなあ。そうだよなあ。ノってるときはそういう楽しいきもちなんだよなあと思ったり。
■映像も面白い
話題になったシーンもあるようで、DVDの地味なジャケット写真(っていうのかな?)からは全く違う展開に驚く。(なんといっても ソードフィッシュ だし、ジャケットモノクロだし。地味目の釣りかなんかの話しかな〜とおもっていたのだった)
■感想
■総評
面白かった! もちろん、いろいろと例のごとく不満はあるにはあるけど。。。自発的にそれを大目に見たいような映画。 あのアヤシイトラボルタのはまり役がすべてを帳消しにしているのかも。
映画というものの楽しみ方のひとつは「いかにウソッコの世界を体験するか」ということにあって、推理小説などの延長にあるものだと思う。
たとえば、よくたとえられるように 「ジェットコースター」とか 「鏡の迷路」とかのように。
これは、自分が選択して「迷いたい。ドキドキしたい」という欲求を満足させるものであって、ウソッコの世界だと認識したうえで、いつでもそういうもののない世界に自分で「や〜めた」と戻ることができる。
だれしも、現実の世界で 道には迷いたくないものであって、だれしも死の瀬戸際のような目には現実では遭遇したくないだろうと思う。そういうもので、この映画はとてもおもしろくてよくできているけれども、この思考や行為を容認するものではない。だから、それを子供が区別して理解できるような年になるまでは あまり見せたくないと思うのだった。
とにかく、「映画だってばさ」ということで、全部水に流したい。いえ、流させてください。といいたくなるような トラボルタ。あなたの存在感はすごい。でした。
以下ネタバレ。例のごとくじっくり見てないので、勘違いがあったらごめんなさい。
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・だって。ウイルスって。オイ!なんでこれがウイルスなの? 視覚的に形として見せたかったのだろうけど。 ・昔の忘れられたコンピュータってものすごく性能悪いよ。そんなところに残っていたウイルス。 改造するより新規に作ったほうが良くないか? ・そこまではいりこめてるんだったら そんな手間なことしなくても。。。 ・電子送金だったらばれた途端に 口座ストップされればそれでオシマイじゃないのかな。 ・もくもくと 100倍返しの自分なりの正義をつらぬくトラボルタ。この役はトラボルタだからこそ現実味を増すと思う。 ・しかし。。。この映画って、私からみると、トラボルタは現実のアメリカの化身のように見えるのだが。アメリかの人からみたらどういう風に見えるのだろう。 彼のやっていることを果たして正義と見るのだろうか。 |