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March 27, 2006

黄昏

■原題 ON GOLDEN POND
■監督  マーク・ライデル 
■星  ★★★★

黄昏
黄昏ヘンリー・フォンダ アーネスト・トンプソン マーク・ライデル

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2005-11-25
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おすすめ平均 star
star夫婦の晩年もかくありたい。C.ヘプバーンが名演。安い!
starフォンダ親子とキャサリン・ヘップバーンの競演を美しい自然が見守る・・・

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■説明
 湖の近くの別荘ににやってきたのは老齢の夫婦。夫の方はかなり偏屈。奥さんは楽天家。あしたは夫の誕生日。長く連絡をとっていない娘がフィアンセをつれてくるという。

■感想
 同じように男女が主人公でありながら一つ前のトゥルーロマンスとは真反対に位置づけられるだろうなあーと思うストーリー。 両親の老いも感じつつ、もうそろそろ自分が老いたらとか、自分が寿命を迎えたらとおもうこともあるようになった私だけれど、なによりこんな風に夫婦で年がとれたらいいなあと思うような映画でした。
 若い頃には死というのは恐ろしいものでしかなかったのだけれど、生きているものはいつかは死んでしまうという自然の摂理を、ある程度年をとった今はそのまますんなりと受け入れることができるようになってきたと感じます。 そういう「近い将来自分のことになるであろう老い」というもの「私もいつかは迎えることになるであろう死」というものを、今の私くらいの年齢になったら自然なこととして受け入れられるものだなあとおもいつつ映画を見ました。
  夫と二人で見たのですが、老齢を迎えた人の行動は危うくて見ていられないような感じです。
でも、二人で暮らすしかなければ、お互いできるだけのことで補いあって生きていくしかないんだなあとおもいつつも、人生の終わりに向かうひとときをこんな風に迎えられたらいいなあと思ってみました。
 いつもは、映画の題が「しっくりこない」と思うことが多いのですが、この邦題はすばらしいと思いました。

 老いてもなお美しいキャサリーンヘップバーンが輝くようです。
ケース裏の説明では、
 

実生活でも確執が伝えられたフォンだ父娘の競演、長年アカデミー賞に縁のなかった父、ヘンリーが初の主演男優賞を受賞したことでも話題となった

とありました。

allcinema on line では

J・フォンダが不仲だった実父ヘンリーのために用意した作品で、スクリーンの裏側でも映画同様の葛藤が行われていた。念願かない、父と娘の絆は現実でも虚構でも復活し、ヘンリーはオスカーを受けて永眠。
とあります。
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