■著者 いわさ ゆうこ 大滝玲子
■出版 文化出版局
■星 ☆☆☆☆☆
どんぐりノート―ひろってうれしい 知ってたのしい 文化出版局
秋といえばどんぐり。ところが、どんぐりって身の回りに良く知っている人がいないとつきつめて「何の実か」というのがわからなくありませんか? 小さい頃から すっきりしたのはただのどんぐり。ころんとしたのは「くぬぎかなあ」と思っていても、本当の名前はわからず終い。
そのどんぐりの見分け方・どんぐりでの遊び方など幅ひろく子どもにもわかりやすい記載がすばらしいと思うのです。
特に似通ったどんぐりについてそれぞれの葉が実物大で写真としてのっており、見分け方が載っています。子ども用の絵本だと侮ることなかれ。まず最初のページはそれぞれの属から説明してある、とてもきちんと知識を整理した本なのです。
たとえば、クヌギとアベマキの見分け方。コナラとミズナラの見分け方。 写真や絵でわかりやすく説明してあります。
ドングリの工作や豆知識、食べ方まで載った本なのです。絵を見ているだけでも楽しいし、隅々まで読んでドングリ博士になるのも良いかも。