■監督 伊丹十三
■公開年 1996年
■星 ★★★★
■説明
妻をなくしてだらだらとした生活をしている津川雅彦は スーパーの経営者。ある日、近所に「安売り大魔王」というスーパーがやってきた。
相手はつわもの。 津川の「正直屋」は風前の灯火。
心配になった津川は相手のスーパーを偵察に行っていたところで幼なじみの宮本信子に出会う。彼女と話をしているうちに、津川はだんだんと彼女の鋭い視点に舌をまく。
■感想
亡くなった伊丹監督の代表的映画のひとつ。テンポがよく、見ていて胸がすく。
主役の宮本信子は今回は、特別な職業の女性ではなく、普通の主婦。 普通の主婦の鋭い観点でばっさばっさとスーパーの不正を暴いて改善していく。
これは、時代劇にも通じるようなお茶の間映画ではないかとおもう。
最近いろいろとスーパーで発覚した不正など。まったくこの通りの内容というのも 監督の目のつけどころと取材力を感じさせる。