■原題 千と千尋の神隠し
■公開年 2001年
■監督【著者】 宮崎駿
■星 ★★★★★
千と千尋の神隠し (通常版)
■説明
千尋は両親と一緒に引越しの途中。
車での移動をしている。途中、立ち寄った場所で不思議な世界に、父、母とともにまよいこんでしまう。
■感想
いろいろ解釈があるようですが、私は面白かった。
まず、最初からドキドキします。大王は冒頭からもう画面にくぎ付け。
あんなに長い映画なのに、最後までずっと一生懸命みていました。
最後まで見ることができないかもと映画館には行かなかったのですが、連れて行けばよかったなあ。
不思議に宮崎駿の映画は、子供の心を捉えるのです。
(子供が何に興味を示すかということを良く知っているのでしょうか。
これは、簡単なようで難しいのです。よく子供を観察しないとできないことだと思います)
筋の面白さはもう語り尽くされているでしょうが、この人のアニメの植物などに対する
リアリズムもいつも驚かされます。
油屋の庭は架空の庭ですから、いろんな季節の花が一緒くたに綺麗に咲き乱れています。
椿、しゃくなげ。。 これが一層現実感の無さをかもし出します。
一歩離れた現実の世界では、ノカンゾウ、畑にはトウモロコシ夏の風景がひろがります。
一つ一つの植物まできちんと書き分けるアニメ作家はあまりいません。
それだけ自然に対する愛着を感じます。