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December 10, 2007

空中ブランコ

■著者 奥田 英朗
■星   ★★★★

空中ブランコ
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■説明
伊良部総合病院の跡取りらしい医師伊良部は見かけも性格もちょっと異常?な精神科。でも突飛な言動と妙な癒し効果?で患者たちを救っているのか。。。な?

■感想
伊良部医師の話は町長選挙から2冊目。こちらの方が実際は古い巻のようだ。 町長選挙よりも毒がなくて伊良部のいたずらも無邪気といえば無邪気な感じ。
 前回の印象は「パタリロ」だと書いたけれど、この巻の印象は「笑ゥせぇるすまん」という感じだったなあ。

プリズンホテル

■著者 浅田 次郎
■星   ★★★★

プリズンホテル
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■説明
父の七回忌。よりにもよって、オヤジの遺言で「あいつとだけは付き合うな」と言われていたヤクザの仲叔父がやってきた。

■感想
「どこかで聞いたことあるな。」と思ったら、テレビドラマ化されていたそうだ。読んでいるときからテレビドラマを見ているかのような印象を受けたので、ああ、なるほどと思った。 ドタバタコメディだが、ちらりと人情がみえてくるところが浅田次郎の持ち味だろうか。
 けれど、なかには主人公の女性に対する言動を不快に感じる人もいるかもしれない。(この主人公の言動にも屈折した心理があるということにはなっているのだけれど。)

 最後まで軽くさっさと読めるような本だった。読書記録を書こうとして検索したら、人気シリーズだったのか、この後も 春・夏・秋・冬と巻が続いているようだった。

 プリズンホテル。たしかに、あったら怖いもの見たさで一度泊まってみたい。しかし、流血騒ぎは勘弁だなあ。