先週だったかアエラの見出しを中吊りで読むと、 {大人になるためのコツ いつまでも子どもな時代に「背伸ぴせず、人と比べず」} やっぱり今は、いつまでも子供な時代なのだろうか。
私もこの年にしてなかなか大人になりきれてないなあと感ずることも多い。 しかし、ある意味すべてを悟った「大人」という存在が本当にあるのかと考えると 自分を振り返ってもなんだか疑わしく感じてしまう今日この頃で、 「意外と誰もが多少子供の部分を残して大人になっているのではないだろうか」 などと思うことも多い。
しかし、最近のニュースから聞く幼児のような振る舞いには驚くことも多い。 たとえば、禁煙車で喫煙していた男を車掌が注意したところ、男が逆上し、車掌を殴って 怪我をさせたとか、 日頃から生活態度を注意されていた少年が、一家全員を殺害しようと考えたとか、 あまりにも自分勝手で、まるで幼児のような振る舞いが目につくように思う。
そういう報道をからは、善悪のすべてが「自分中心の快不快」で判断している点でまるで「だだっこ」との類似点を見るように思う。 そういえば「大人気ない」という言葉。最近あまり聞かないような気がするなあ。
■無業者
日経の8月16日の報道では 「大学、短大、高校を今春卒業後、進学や就職をしない「無業者」は約28万人に達し、大卒者の5人に1人が働く場を持たずにいる。」とのこと。新卒で俗に言う「プー太郎」がこんなにいるという。 驚いた。
景気が悪い悪いといっても、戦後の生活を経験していらっしゃる方々から比べると日本人全体の 生活は底上げされて、「プチ金持ち」の国になっているように思う。 私が学校を卒業した頃は、女性についての雇用がいろいろとニュースになり始めた頃だったが、 大人=自立という式の延長で、就職したことを覚えている。
しかし、プチ金持ちの親を持つ子供は自立しないほうがラクなのだろう。 ゲゲゲの鬼太郎のように「学校も試験もなんにもない」状態でプラプラと 遊ぶお金を小遣いと してもらって生きていければ確かにラクである。
ただ、オバとしては、「それから将来どうするつもりなの?」「いつまでもあると思うな親と金」 なんていうカビの生えかけた言葉が頭をよぎる。 確かに、会社側が不況により新卒採用枠を狭めたということもあるかもしれないが。。
■パラサイト・シングル
などと原因を予測していたら、ありました。 http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/4102/eiga/eiga1.html 福島瑞穂さんが書いている「千と千尋の神隠し」の感想の中にも。 =================== 現在は、パラサイトシングルという言葉もある通り、私の年上の友人・知り合いたちはプラプラしている成人の子どもたちで頭が痛い人たちが少なからずいる。 芸能界・弁護士や政治家の世界・実業家の世界など共通点は親が裕福で、子どもに「働かなくちゃ、食べていけない」という切実感がうすいことである。 今は別に親が特別に裕福でなくても何とか生きていけるという面もある。 =================== あ、そうか。「親のスネかじり」−>「パラサイト シングル」なるほど。。今はこう言うのですね。
■夢がない
最近私は、DNAにプチっと凝っています。面白いです。 どうしても知りたくて、最近知り合いになった方に恥をしのんで尋ねてみた。(DNAの大家だそうなのです 注:オオヤ でなくて タイカ) すると、植物のめしべおしべをつくるの遺伝子は動物では血液関係などの他の場所で 使われているのですって。 そういう話を聞くと、一気に系統図っていうか分類が身近になってきて、 「おお!植物も動物もDNA仲間じゃないか〜。」という気になるではないですか。 子供の頃、まだ自分の進路を決められる頃。「高校」=「受験勉強」っていう図式にどうも 馴染めなかったのですが、この頃にもっと沢山のことを知りたかったと思いました。
今の世の若い人たち。「お金もって」「よい洋服きて」「美味しいものたべて」「あそびたい」 っていうなんだか目的がなくて夢がない人たち多いのですね。 お父さんお母さんの姿を見て、ちっとも楽しそうでないから 働く気が失せるのかも。
そういえば数年前に 通勤電車で 授業をさぼっているらしい高校生が 「サラリーマン。人に使われて何がオモシレエノカトオモウヨナ。。」みたいなことを うそぶいていたのを思い出しました。 私は、毎日の仕事がとても面白かった。「サラリーマンになったことないのに なんでわかるの?」と心の中で 返事してました。 大きな体をして、「ああ、彼はまだ子供なんだな」と実感した瞬間でした。
■ニューシネマパラダイス
子供の頃から映画が大好きで大好きで。。という子の大人になるまでの映画です。 映画館で最初にみてから もう何度も見ました。 子供の頃も可愛かったのですが、ラストは感動してしまった。わけもないのに。 やられたって感じでした。
これも園丁に後で書いておきますね。 |