私の通う事務所は、東京といってもほとんど山の方面で、気候が良くなるこの季節は遠足の子供達でにぎわう。 低年齢の子供達は 昭和記念公園へ。そうして高学年の子供達は 終点まで行って川でバーベキューをしたりするようだ。 子供達は大はしゃぎ。そういえば、小学校の頃は遠足となると待ち遠しくて嬉しくて落ち着かなかったなあなんて遠い昔のことを思い出しながら眺めている。
今日は、立川から小さめの子供達が乗ってきて 昭和記念公園で降りていったのでほっとしたのも束の間。入れ替わりに途中から 高学年の子供達が乗り込んできて、あっという間に車両は一杯になった。立っている子も座っている子も うるさいことうるさいこと。 私の隣にギュウギュウに座っては座席を次々に替わっていてひとときも落ち着かない。 まるで巣のなかでギュウギュウ詰に群れているミツバチのようだった。 大王は私のハリポタを楽しみにしている。 ノルマを朝にこなしているのだがなかなか集中できないので、私は気合を入れて集中しようとした。 右隣はビジネスマン。彼もチラチラと子供をみながら新聞を読んでいたし、向かいの読書中の恰幅の良い男性も時々目があったので、大人は皆同じ思いだったのだろう。
少し本の中に入り込めた頃に 左に座っている子供の「あれは学校だよね」なんて言っている声が現実に私を引き戻した。 私の事務所の直前には学校が見える。「もうそろそろだな」と 思ったときに気がついた。 子供が学校と言っていたのは 私の会社のことだったようだ。 気づいたときにはすでに遅く、電車は駅を出発したところだった。
ほぼ同じタイミングで右隣のビジネスマンもそわそわしはじめた。 もしや?と思った。 田舎なので、このあたりまで来るビジネスマンの行き先は私と同じことが多い。 とにかく次の駅で降りて今度は上りに乗り換えて戻る。 やはり、そうだったようだ。彼は私と同じく 上り電車に乗り換えていた。 「失敗したな。。」と思いながらも、隣の人が私と同じことになってしまったことをおもしろく思った。 ■英語の早期学習
今朝は少し遅くなったので、ほとんどその特集は見られなかったのだが、加熱する英語の早期学習をテレビでとりあげていたようだ。 そういえば、大王にも数え切れないくらいの教材の勧誘がきた。
その特集が終わり、ゲストにコメントを求めていたところを丁度家を出るときに見た。 ピーター・フランク?さんだか、何ヶ国語も話せる方がコメントしていた。 知り合いも早期教育を受けさせたが無駄だったとのこと。 子供は覚えるのも早いが忘れるのも早い。一番良いのは本を読むことだ。との事だった。
納得納得。私は小学校就学前にあちこちに転園したのだが、親によると 大阪にいたときは大阪弁をつかいこなしていたそうだ。 しかし、その話を聞いた小学生のときには 大阪弁の オの字もわからなくなっていた。
また、小学生の頃に 祖父から英語の教材をもらったことがある。 表面に絵が書いてあり、裏に磁気で声が記録してあるものだ。 当分面白いので遊んでいた。しかし、結局はこの調子である。
思うに、apple ,orange, How are you ? I'm fine thank you. なんていうところから先へどうつなぐか?というところが重要なのではないかと思う。
■日本語が聞き取れない
最近私は、マイブーム<もう死語かな? が英語のこともあって、英語に割く時間を多く取っている。 まず、通勤電車の中では ハリポタを読む。時々辞書を引く。 それから、日記をつける暇があるときは日記をつける。(今はチェックをお願いしている方がお忙しいそうでちょっとupが滞っている) たまに、先日みつけた外国のフォーラムを覗く。 読み書きそろばんと良く言うが。読み&書きというのは本当に大事だと痛感した。 というのも日記で使った単語は、良く覚えていたりするのだった。
そうして、今とても不思議な現象の真っ只中に私は居る。
私は、ヒアリングは自分からはしていないのだが、しらずしらずに英語を聞こうとしているようだ。 電車に母子が乗ってきてしゃべっていると、知らないうちに耳がその言葉に反応している。 ああ、おもちゃをさがしているな。とか パパと電話のつもりなんだな。 以前だったらまったく電車の騒音とまぎれて聞こうとしなかったものだ。
また、困ったことがある。発音が特殊だったり聞き取れない言語は英語として当初聞いてしまうのだ。 先日、電車を待っていたら、騒音の中 前に立っている男性達が何かしゃべっていた。 私には英語のようにも聞こえて 良く耳を澄ますと方言だった。 今朝も テレビで音声を変えただけの日本語を途切れ途切れに聞き、当初英語と取り違えた。
友人がご夫婦で海外旅行をした時の話を思い出す。ご主人の方が英語が得意だったので、ほとんどご主人に「なんて言ってるの?」と 通訳をまかせていたそうだ。 あるとき、日本語をしゃべっている人がいて、「なんていってるの?」とご主人に聞いてしまってあきれられたそうだ。 その時は相手の言葉が理解できなかったということ。
今のこの私の状態は、まるで ブラウザの言語の自動判別みたいだなと思う。 皆さんの中で、ネットサーフィンしていたら文字化けしているページに行き着いた経験がある方は多いだろう。 私のページも時々文字化けを起こす。
これは、ページを表示する際、EUC ,シフトJIS というような文字コードをブラウザが判別し間違えてしまうからだ。 これを避けるために、META タグというのを書いて ここに書いてある内容は EUCで書いてあるよと指定したり、そのコード体系にしか存在しない文字コードをコメントとして HTMLの頭に埋め込むというテクニックがあるらしい。
私の頭は 現在英語と日本語の区別をするタグを認識する力が不十分ということのようだ。 |