■ディズニーリゾートの楽しみ
ディズニーランドは、ミッキーやミニーに会いに行くだけではない。絶叫アトラクションも楽しいけどこんな楽しみもあります。
私は、キャラクター物には執着がないので、パレードを見たとしても「どんな山車が出るか」「どういう仕組みで動いているか」などに興味が向くたち。 ミッキーがあるいていても「この中にはどんな人が入っているんだろう」なんて考えながら見ているヤツです。
OL時代に妹とディズニーランドに行ったときに、ピョンピョン飛び跳ねるウサギがやってきてとりあえず、記念に写真を撮ろうとしたら、手をつながれて妹たちの前からそのまま連れ去られそうにってしまった経験あり。
後から考えると 通りすがりの人に手をつながれて連れて行かれるなんてすっごく怖いですね。今はオバサンなのでそういうことはまったくありません。
私が思うディズニーランドのすごいところは「ケチってない。こまやかなところまで気を使ってある」ところ。
昨日の景観についても似たことが書いてありますが、普通の遊園地などでは、景観に注意したとしても一つ一つのアトラクション同士がつながりを持ってテーマ性を維持しながら孤立していない作りなど。
これは普通人はあまり気にかけないところだと思うのですが、コレによって作り出されるムードというのはさりげなく遊びに来た人の気分に影響していると思われます。
以前書いた「オズの魔法使い」の世界に迷い込んだような。そういう気分を味わえるのは目に触れるものすべてをディズニー仕様に変えてしまうようなそういう配慮があるからではないでしょうか。
以前、友人としゃべっていて 国内旅行と海外旅行だとリフレッシュ度に格段の差があるということで意見が一致したことがあります。
国内旅行も脱日常ではあるのですが、周りの景色も、住んでいる人も、習慣も、言語も、自分が生活しているコミュニティとは多少ちがうけれども、それは結局日本の中のバリエーションのひとつだから、脱日常度が低いのではないかと、私は思うのです。
海外に行くことによって 景色も、人の顔も、習慣も、言語も 全く違う世界にぽんと入り込みます。適応しようとして意識は外へ外へと向かいます。
国内旅行をしたときと海外旅行をしたときに 自分の日常の雑事を考える度合いは 海外旅行の方が絶対的に少ない。それは、自分の日常につながる刺激が少ないからではないかとおもうのです。
そういう意味合いで、「東京ディズニーランド・ディズニーシー」はまぎれもなく日本の国の中にあるけれども、あそこは「日本」ではなく 「ディズニーランド」であり 「ディズニーシー」であると思うのです。
外国からのお客さんも多いので、言語面でも海外のような体験をすることも多くそれもまた 「脱日本」感覚を増していると思います。
私が、ディズニーシー が好きなのは、その景観の作りこみによって「脱日常」度合いが高いからかもしれません。
■ディズニーリゾートの植物
ディズニーリゾートは、植物や庭に興味のある人にもよく見ると興味深い事が沢山あると思います。
ディズニーランドの花壇はデザイン面で中途半端でないきちんと作りこんだデザインが堪能できます。
よく見かける「とりあえず花でも植えとけば」という他人任せの印象ではなく、たぶん、ガーデンデザインをするプロに任せていると思われます。
各所に置かれた寄せ植えもよく見るといろいろなヒントをもらうことができます。 植えたっきり手入れされていない寄せ植えをよく行楽地でみかけますがここの寄せ植えはいつもきちんとしているように思えます。
樹木をパーテションに使っている場合、その刈り込みも見事に妥協のない形になっています。
たとえば、ビックサンダーーマウンテンやスターツアーズのあるトゥもローランドの大型の木は 多分5〜6メートルの樹高があると思うのですが、方形に刈り込みされていてそれが景観をひきたてています。
ファンタジーランドのクインオブハートのバンケットホール横トイレの前は 山茶花の植え込みですが、この季節咲いている山茶花が赤い薔薇のようにも見えます。ここは目隠しをかねているから+薔薇だと棘が避けられないのでわざと常緑で棘がない山茶花を選択したのではないかと私は思いました。ここも綺麗に波型の板状にかりこみされていて、トランプ兵が待ち受けた迷路を歩いているような気になります。
もし、ここが 薔薇の垣根だったら今頃は 枝だけでトイレ方面が丸見えですし、棘に引っかかって怪我をしたり衣服を傷めたりする人もいるでしょう。
ディズニーシーに至ってはダイナミックな植栽で「庭」というよりも 「景観」と行って良いほどのつくりになっています。私はシーにはこの2月のシーズンしか行ったことがないのですが、マーメイドラグーンからアラビアンコーストあたりに抜けるところの植物を別のシーズンに見てみたいと思ったりしています。
たぶん、夏場あたりが楽しそうな気がします。
シーのアメリカンウオーターフロントから ポートディスカバリー方面も興味があります。
かなり棘の激しい薔薇が植えてあったので原種薔薇でしょうか。どんな花がさくのだろう(もちろん植えてあるのは花壇の後方で、歩行者から手の届くところには棘の無いものが植わっているのです。
■■■写真はどれも携帯で通りすがりにとったもので、家族とあるいていたためにピントがあうまで取り直しがききませんでした。ピンボケも多いですがご容赦ください。
■寄せ植え
魅力的な寄席植えはあちこちでみかけたのですが、あいにく写真に収めることができませんでした。
一つはビジターセンターのもの。この形はオーソドックスなものだと思うのですが、いざ植えようとすると器とのバランスがとりにくくて以外に難しいと思います。銅葉がうつくしくシックなものでした。
もう一つはミラコスタのバルコニーにおいてあったものです。ひとかかえもあるような大きな鉢でしたが、こういうものがあるとないとで大違い。これによって、この「うそっこ」の世界がいかにも「本物」のように見えてくると思います。
■ハンギング
ディズニーランドのほうにはハンギングも多用されています。
その中から葉牡丹のハンギングをピックアップしてみました。
葉牡丹は最近見直されていますが、なかなか「モダン」に作ろうとすると難しいと思えます。
植え込んだ瞬間から「マンネリ」とか「正月」とか「ダサ」といった雰囲気になりがち。
昨年もあったようにも思うのですが、このハンギングは潔く葉牡丹だけという選択でモダンに仕上がっていて綺麗だなあとおもったものです。葉牡丹ならば管理もラクですし、良い考えですよね。
葉牡丹の葉っぱのタイプによってこんなに印象が違います。
■伝統植物
伝統的な植物の知識は乏しいのですが、ディズニーランドには「お!」と思う植物も植わっています。
たとえばツワブキ。花はかわいらしい黄色で、ご近所で見かけることも多いと思われる植物です。
よく駅前花壇などをご覧になっているとわかるのですが、花壇の花というのは花期が終わると抜き捨てて新しい季節に似合った花に総入れ替えされていることも多いと思います。
もちろんディズニーランドにもそういう花壇もあるのですが、こういう植えっぱなしにして毎年花を咲かせる花を、それもこの季節に咲く花を選択しているというところ、花の知識がない人では難しい仕事だと思います。
ツワブキ。私の乏しい知識ですが、普通にあるツワブキのほかに趣味家の間では葉の芸を楽しむという楽しみ方のある植物です。 普通にあちこちで見かけるツワブキは 葉が丸く斑の入ってないものが多いですが、葉に斑がはいっていたり、葉の縁にフリルが入ったりしたもので、銘品には私のような素人が驚くような値段で売られているということも多いです。
ここに植わっているのは銘品ではないと思いますが、獅子葉(葉の縁にフリルのあるもの)や斑のはいったものが選択してあります。
銘品でなくてもこういう葉に芸のあるものは一般のものよりも価格は高めに設定されているのが通常です。
通常品だけが植わっているよりも見た目がのっぺりとせずリズムが出てきます。
こういう芸のあるものは花が咲きにくいことも多いので、いろいろと取り混ぜて植えた担当の方の選択眼とその予算(通常そこまで予算取できなかったりしそう)を考えるとすごいなあと思うのです。
同じく伝統植物と言って良いと思うのが ハランです。こちらも通常品と混じって斑入りのものが植わっていました。

■そのほかの植物たち
ディズニーランドは極寒の2月という時期でも暖かいようで、花が早く見られるようでした。
そのほか見かけた花をスナップしてきましたのでならべてみます。

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沈丁花。たしか紅白両方植わっていたと思います。ミラコスタ前
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ヒイラギナンテン
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エリカ?かな花盛りでした。プーさんのハニーハント前
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ソシンロウバイ?
最初はロウバイだ!と思って近寄って 写真を撮った後に「違った?レンギョウだ」と思ったのです。 ロウバイもソシンロウバイ(これは写真のみでみたことあり)レンギョウも見たことあるのでなんでレンギョウと思ったかはナゾなんですが、掲示板で指摘をいただいてやっぱりソシンロウバイに見えるということでとりあえず ソシンロウバイ?
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桜(品種不明)シーにありました。ミラコスタからミステリアスアイランド方面の坂を上ったところあたりにありました。
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ギョリュウバイ |

なぜか斑入りツルニチニチソウがあちこちで花盛りでした。(そんなに花付きが良い花ではないと思うのだけど)
■うその植物
そうそう。植物を楽しんだのですが、ディズニーシーで、みるからに本物だと思っていた植物が造花だったものも発見。 場所が場所だけに手入れの面から考えても本物の植物を植えられないという選択かもしれません。
植物が生きていないと思うだけで、景観のみずみずしさが失われたようでちょっとがっかり。でも、場合によってはこういう本物ととりまぜて造花を利用するというアプローチもあるかもしれないなあと思うのです。
以前聞いたことですが、「そこに植物がある」と人間が意識するだけで良い影響がもたらされる場合もあるそうで、そういう効果は見込めると思うから。